福岡市南区で日々小心翼々と生きる久留仁譲二です。今回珍しく、飲食店の紹介をします。
最初にお断りしますが、お店のオーナーシェフ・吉田光史(よしだこうじ)さんは、私のお友だちです。ここまで堂々と名乗れば、これは悪名高き「ステマ(ステルスマーケティング)」では絶対ありません。知人ではありますが、もちろん1円もいただいてないし、「ブログ書いてよ」と頼まれたわけでもありません。こちらから勝手に「書くよ」と宣言、当たり前ですが、きょうのお代の1,890円もちゃんと支払いました。
ただただ、おいしいスイーツ、おいしい食事が味わえるお店だから、「福岡の人は、(そうじゃなくても)知らんと損するぞ」という気持ちで書いてるだけです。
そもそも、自分は有名人じゃないし、このブログもそんな沢山の方が読んでるわけでもない。ステマならもっと人気のインフルエンサーがやるところでしょう。
たまたま読んでいただいた方が興味を持っていただければ、くらいのシロモノです。
吉田さんのお店は、「Gateau-Lien」、ガトーリアンと読みます。「Lien」はフランス語で「絆(きずな)」。ちょいちょい屋号にも使われますね。
お店の前には、小型車なら3台くらい停められそうなスペースがあります。きょうは車停まってません。車で来て埋まっていたら、近所にコインパーキング、けっこう沢山あります。
きょうの私は自転車で乗りつけました。左の方に写ってます。自宅から15分ほどです。
オープンは、先月9月13日。西鉄高宮駅の東口(なぜか北口とも言うようです。高宮通りとかボンラパスとは逆の側です)から歩いて3分ほど平尾方面に進み、セブンイレブンを越えるとまもなく、左手に見えてきます。お医者さんなども目につく静かな住宅地です。余談ですが、うちの息子ふたりは近くの渋谷レディースクリニックで産まれました。
お店の前には食欲に訴える看板が。左下の写真は多分噂に聞いたことのあるオマール海老ですね。私は食べたことはもちろん、見たこともありません。
そうなんです。元々北九州の黒崎でレストランをされていました。5年ほど前、営業でそちらにおじゃまして以来のお付き合いです。
レジ横に立つオーナーの吉田さん。午前中、TNCの「ももち浜ストア」の生取材が入り、お客さんが沢山来られたせいか、若干にやけています。お店イチオシの焼き生ショコラだけでなく、様々な焼き菓子なども取り揃えています。
そして、正面には真打ちの焼き生ショコラが。お店のチラシなどにあるキャッチコピーには、「焼いているのにまるで生チョコのような新食感」とあります。
中央やや右あたりをズームアップすると、ひょうきんな三毛猫。これぞ開店日に私がお持ちした九谷焼の招き猫。千客万来、ガッポガッポ稼いでいただきたいという思いを込めました。
右奥に入っていくと、食事ができます。きょうは、一人なので、カウンターの手前の席に座りました。
カウンター5席、テーブル12席で全部で17席。こぢんまりしています。この写真は帰り際、他のお客さんがいなくなってから撮りましたが、私が着いた正午前はだいたい埋まってました。先ほど書いたように、ももち浜ストアを見て来られたお客さんも何組かいらしたようです。
こちらがテーブル席。予想通りというか、女性の二人連れの方ばかりでした。
せっかちな私は、一皿(ワンプレート)で食べるものが好きなんですが、きょうは、このブログを書くという目的があるんで、色々出てくるセットのランチを頼むと決めていました。カレーだのオムライスは封印して次回のたのしみに取っておきましょう。
お肉もお魚も両方行きたいところですが、”孤独のグルメ”でその散財はなかろう、と「本日のお肉のランチ」を選びました。1,890円もまずまずよかお値段でありますが、最近は物価が上がり、油断してるとラーメンとかカレーでもそれに近くなったりすることもあるので、割り切りが肝心です。
黒いナイフ、フォーク、スプーンとは珍しいですね。黒い機体のスターフライヤー、八幡製鐵の購買部が前身のスーパー・スピナで売ってるくろがね羊羹とか、北九州の方は「黒」好きなのかもしれません。
サラダです。私はだいたい生野菜好きですが、こういうお店のサラダって、おいしいですよね。手作りドレッシングの魅力でしょうか。生ハム入り、上にはパルメザンチーズが乗っててぜいたくです。
トマトに混じって甘いものが入ってました。グレープフルーツです。何年かぶりに口にしました。吉田さんは、サラダに果物を入れるのが、お好きなんだそうです。
トマト味の野菜スープ。酸味が強すぎず、甘みとうまみが絶妙の加減で、すっぱいのが少し苦手な私にはちょうど良いありがたい味つけです。深みというかコクもあります。
メインディッシュのお肉が来る前に、目の前の厨房の様子を。
まだ半月しか経ってない新しいお店だけあって、調理器具もピカピカで小気味よいですねえ。金物好きの私は見とれてしまいます。清潔感のある場所で食事をすると、元々美味な料理がさらに2割増しくらいに感じます。まあ、炭火モクモクの焼き肉とか、ジャンルによっては、「きたなシュラン」的おいしさもありますが、フレンチのお店はキレイに限りますね。女子会とかにいいと思います。
吉田さんも楽しそうに調理されています。こんなに間近で作るところが見られるのは、私としては大変楽しいことです。逆に料理人としては、自信がないと、こんなふうに手の内を見せられないんじゃないでしょうか。
来ちゃいました、お肉。豚肉のロティ(ロースト)・マスタードソースがけ。
ごはんと並べると、こんなふうになります。ライスとパンは選べますが、私はほぼライス派です。
豚肉自体の味つけは薄めですが、肉自体が持つうまみがかめばかむほど出てくるので、物足りなさは感じません。そして、辛すぎないマスタードソースがからんで、肉の味を引き立てます。じゃがいも、にんじん、なすといった付け合わせも分量多めなので、単調にならずにお肉を楽しめます。ごはんが進むこと請け合いです。早食いの私、あっという間に平らげてしまいました。上品なフレンチにあるまじき振る舞いですが。
仕上げの焼き生ショコラとコーヒーです。飲み物はジュースなど色々選べるようですが、私はショコラのお供は、ホットコーヒーと決めています。
焼き生ショコラのアップです。ほんとに月並みな表現ですが、口どけなめらかで、いくらでも食べられます。グルテンフリーなので、小麦アレルギーで色々なスイーツが食べたいのに食べられない、という方も楽しめます。
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ということで、北九州から福岡市南区の中のおしゃれエリア、高宮に乗り込んできた「Gateau-Lien(ガトーリアン)」さんのランチを紹介しました。そのうち、ディナーにも挑戦したいと思います。
決して、”仲間褒め”でないことは、百聞は一見に如かず、お店に行ってお確かめ下さい。それでも、「久留仁とか言う野郎、大げさに書き過ぎじゃねえか」とお怒りの方が、もしも万一いらっしゃれば、私を責めずにオーナーの吉田さんを恨んで下さい。
よろしくお願いします。
Gateau-Lien ガトーリアン
住所 福岡市南区大楠3-22-4
電話 092-533-0335
定休日 日曜