通知表の結果がくやしい! 小1次男がとった意外な行動とは?

次男は小学1年生。二学期制のため、10月に初めての通知表をもらいました。しかし、通知表の内容に納得がいかなかった様子…。成績を上げようと、ある行動に出たのです。

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何でもそつなくこなす次男

写真AC

 次男は、4歳年上の長男を見て育ったからか、勉強もスポーツも難なくこなし、学校でも優等生タイプ。家では甘えん坊でわがままですが、学校では先生の言うことをしっかりと聞いて、内と外を上手に使い分けているようです。

 学校のテストでは100点以外をとったことがなく、運動会の50m走も学年1位! 担任の先生からは
 「○○さん(次男)は、クラスのお友達から一目置かれる存在です」と言われるほど。仲の良い友達も多く、次男は自信満々に学校生活を送っていました。

初めての通知表

 息子たちの小学校は2学期制のため、10月に前期の通知表をもらいます。通知表の意味がよく分からない次男に通知表の意味を伝えると
 「じゃあ僕は、全部Aがもらえるね!」と自信ありげな様子でした。

 私は元小学校教員です。これまでの経験から、全てAの通知表はほとんどないことを知っていました。なので私は「きっと全部Aじゃなくて怒るだろうな…」と心配していました。

 そして前期の終業式の日。次男が通知表をもらって帰ってきました。通知表の中身は、ほぼA。しかし、1つだけBの評価があったのです。Bだった評価は「音楽への関心や意欲」の項目でした。

くやしがる次男

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 全部Aだと思っていた次男は、納得がいかない様子。私は通知表を一緒に見ながら、入学してからの次男の頑張りをいろいろと伝えてみましたが、音楽のBが気になっているようでした。

 というのも、次男は11月に行われる音楽会の“特別楽器”に立候補し、バスキーに選ばれていたのです。バスキーは低音の鍵盤楽器で、全体のベースを務める大事な役割です。音楽の授業も一生懸命に取り組み、鍵盤ハーモニカのテストにも一回で合格した次男は、「頑張っていたのに、音楽の授業に一生懸命ではないと判断された…」と思ってしまったようです。

 しかしその後、次男は通知表のことでグチグチと言い続けませんでした。私も「そこまで気にしていなかったのかな」とほっとしていたのですが…。

次男の作戦にびっくり!

 後期が始まり、次男のクラスでは新しい学級係を決めたようです。次男は以前から「保健係」になりたいと言っていました。次男は保健室の先生が大好きで、
 「保健係になると毎日保健室に行ける!」とよく言っていたのです。

 しかし係を決めた日、次男は
 「ぼく、音楽係にした」とあっさりと言いました。 意外な選択に
 「音楽係がやりたくなったの?」と聞くと、
 「いや別に。これで音楽がAになるかなと思って!」と次男。

 まさか3月にもらう後期の通知表のことまで考えているとは思いませんでした。次男は音楽係になって「音楽に関心をもっています」とアピールしようと思ったようです。

 小学1年生にして、成績を上げるための作戦を考える次男には驚きました。それと同時に、次男をたくましくも思い、さすがだなと感心しました。

通知表が全てではないけれど…

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 私は小学校の通知表について、それが全てだとは思っていません。でも子どもたちが目標をもって頑張れるのなら、「成績を上げるため」と考えるのも悪くないのかなと感じました。

 その後、次男は音楽係として朝の会で歌うときにリードをするなどがんばっているようです。「先生に認めてもらいたい!」という思いから決めた音楽係ですが、楽しんで取り組んでもらえたらいいな、と思っています。

 11月の音楽会でも手を抜かないと張り切っています。そんな次男を、これからも応援していきたいです。

(ファンファン福岡公式ライター / ちこた)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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