世界有数のリゾートとして愛されるタイ南部の島プーケット。11月~2月の乾期は観光のベストシーズンで、各国からやって来る観光客でにぎわっています。プーケットの魅力を伝える旅シリーズの2回目は、マリンレジャーを紹介します。エメラルドグリーンの透き通った海を眺めるだけでリゾート気分は十分味わえるのですが、せっかくならシュノーケリングやシーウオークで海中へ潜ってみたい! そんな憧れを抱いて、プーケットからさらに離島へ足を延ばしてみました。
映画のロケ地としても有名なピピ諸島で海を満喫
島南のプーケット港から東へ約40km、アンダマン海の真ん中に位置するピピ諸島。レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」のロケ地としても注目されたピピ・レイ島をはじめ、美しいビーチを目指して今も多くの人が訪れています。
この日はシュノーケリング&撮影スポット巡りにランチが付いた「LOVE ANDAMAN」ツアーに参加。午前9時頃に出港し、午後4時頃に戻るプランです。
プーケット港近くのパンワ桟橋からピピ諸島まではスピードボートで約50分。雨期ということもあって波が高いときもあり、かなりの速さで進むスピードボートは大きな揺れもありました。けれど経験者からのアドバイスを受けて船酔い止めの薬を飲んでいたので、なんとかクリア。これからはベストシーズンなので、快適に楽しめるそうですよ。
ピピ・レイ島では多くの外国人観光客が遊泳する湾、野生の猿が生息する崖、ツバメの巣がある洞窟を巡り、シュノーケリングができるスポットへ。ゴーグルとシュノーケル、ライフジャケットを装着し、海に浮かんで海中をのぞき込みます。
島から十数mしか離れていないにもかかわらず、サンゴ礁、大小の熱帯魚、ヒトデやウニなどがたくさんいて、カラフルでかわいい姿が鮮明に目に飛び込んできます。水着を着るのも久しぶりで、海の世界を楽しめて感動ものでした。
次に向かったのは、6つの島の中で一番大きなピピ・ドン島。ビーチサイドの開放的なレストランでシーフードを中心としたタイ料理のランチタイムを過ごしました。
その後、島内を散策。メインストリートには土産物店やフード&ジューススタンドなどが立ち並び、楽しそうに食べ歩きする観光客の姿も多く見られました。
最後にピピ・ドン島の北東にあるバンブー島に上陸。ここは手つかずの自然が残る穴場スポットで、透明度抜群の海と白い砂浜が続く光景、波の音と海風が心地よく、穏やかなひとときになりました。
コーラル島へはクルーザーで優雅にのんびりと
次の日も海を楽しむプラン、島南のチャロン湾でのサンセットクルーズです。午後2時ごろ、約10km南の海に浮かぶコーラル島を目指すカタマランクルーザーに乗り込んで豪華な船旅へ出発しました。
デッキでは船首まで移動することもでき、海を独り占めしたような撮影も楽しめました。フード&ドリンクが付いたプランだったので、ビールを飲みながら、ほろ酔い気分でコーラル島に到着。
この島でもシュノーケリングやスキューバダイビング、シーウオークが楽しめるそうで、この日もそれを目当てにいくつものグループが訪れていました。私たちは滞在時間の関係もあって、ビーチの木陰でしばらく海を眺めることに。時がゆっくりと流れるような感覚で、日常を忘れてのんびりと過ごしました。
チャロン港までの復路のお目当ては海に沈むサンセット。ところがこの日は雲が厚く、残念ながら赤い夕日は見られませんでした。お天気だけはどうしようもない。シャンパンをいただきながら優雅なクルーズを楽しみました。