年末年始、皆さんは義実家でどのように過ごしますか? 私の義両親は遠方に住んでいるため、泊まりがけで過ごします。しかし優しい義両親は、私をお客さん扱いするため、私は手持ち無沙汰に…。いたたまれなくなった私が、考えた解決策を教えます。
義実家の帰省は泊りが必須
義両親は、私たちの自宅から高速に乗って2時間ほどかかる場所に住んでおり、年末年始くらいしか会う機会がありません。そのため3泊以上義実家で過ごすことが恒例となっています。
義両親はとても穏やかで優しい性格で、子どもの誕生日にはプレゼントを欠かさず贈ったり、お中元やお歳暮を送ってくれたりと気を遣ってくれます。また、いつも家の中はきれいでインテリアなどからも生活へのこだわりを感じるとても素敵な人たちです。
そんな義両親だからこそ長期の滞在となると気を遣います。
やることなしの長期滞在が苦痛!
子どもが乳児期の頃は、世話が忙しくやることが山ほどあったのですが、小学生になり手が掛からなくなった今、義実家で過ごす年末年始にすることは義母の手伝いくらい。
しかし、義母はいつも
「座ってて」と言って、私に手伝いをさせてくれません。これが1日、2日の話だといいのですが、4、5日滞在するとなるとさすがに気まずいのです。
さらに気まずいのが、親戚が10人程度集まった際に、義母は義姉だけに
「手伝って」と声を掛け、義姉と一緒にずっとキッチンで立ち話をしていることです。同じ家にいる大人の女性は義母と義姉と私のみ。
手伝おうと声を掛けても、義姉にさえ
「大丈夫だから、座っててね」と優しく言われ、義母と義姉は立ちっぱなし、ずっと座っている私はまるで何もしようとしない嫁のようで何とも辛い時間です。
外出を試みるものの…
せめて外食やショッピングに連れて行こうと試みますが、義両親はもともと極度の出不精で出掛けたがりません。外出に誘ってみるものの
「行っておいで」とだけ。私たち家族だけ外出するのも申し訳ないので、結局自宅で過ごす羽目になるのです。
夫は自分の実家が居心地よいのでしょう。ずっと1人でスマホを眺め、子どもは出かける予定がないのでゲームをしています。これなら、家事をしていたほうがよっぽど楽だなぁ、と思いながらやり過ごしていました。
ついに見つけた! 打開策とは
暇を持て余した私が考えた義実家での過ごし方。それは「年末年始に届くチラシをゆっくり隅から隅まで眺めること」です。
まず義母が通う近所のスーパーのチラシを確認します。そして昼過ぎになると、義母に
「何か買うものはありますか? 私が買ってきます」と声を掛けます。そして買いものに行く役割を自らかって出るのです。
年末年始の寒空の下、買い物に行くのは気が重いもの。しかし、私にとっては気兼ねなく外出できる絶好のチャンス! また、手伝いができない罪悪感を払拭する手立てにもなります。
義母も
「悪いわね」と言いながらも
「じゃあこれ買ってきてもらえるかしら?」と言ってくれます。事前に特売品もチェックしているので
「今日はこれが安いですよ」というアナウンスも欠かしません。
さらに
「私もドラッグストアで買うものがあるので」と少し時間がかかることも伝えます。
そして、私はお手伝いという大義名分のもと、堂々と1人で義実家を出て、散歩をしながら数軒分のおつかいをし、途中でお菓子を食べて帰ってきます。それだけで1時間以上は時間を潰すことができる上、想像以上にリフレッシュになるのです。
優しい義両親だからこそ気を遣ってしまうのですが、この方法を試してからは、思い切り羽を伸ばす時間を得ています。義両親にとっても、私に気を遣わない時間になっているのではないかと思っています。
皆さんも、義実家で手持ち無沙汰だと感じたときには試してみてはいかがでしょうか?
(ファンファン福岡公式ライター / おとうふ)