ふとした日常で子どもの成長を感じる瞬間ってありますよね。私は、5歳の娘がお友達と約束ができるようになった時に実感しました。まさかの内容で驚きましたが、娘とお友達が目をキラキラさせて伝えてくる姿にほっこりしたのでした。
最初の約束は公園遊び
5歳の娘Aと保育園で同じクラスの友達Bちゃん。Bちゃんは活発な性格で、私を見かけると
「おはよう」や
「ばいばーい!」と元気いっぱいに話しかけてきます。
迎えの時間や自転車送迎など共通点が多く、Bちゃんが「Aちゃんと帰りたい」と言って、途中の分かれ道まで一緒に帰ることもしばしば。
とある金曜日のお迎え時、Bちゃんママから
「AちゃんとBが明日、公園で遊ぶ約束をしてるみたいで…」と言われました。子ども同士で約束していたことに驚きつつも、お互い予定が空いていたので、約束どおり遊ばせました。
パパ同士が付き添い、サッカーをしたり砂場でおままごとしたりと2時間ほど仲良く遊び、帰りがけにはBちゃんが
「まだ遊ぶ!」と駄々をこねるほど楽しい時間だったようです。
週明けにBちゃんから
「また遊ぼうね!」と言われ、娘と一緒に私も
「うん!」と答えたのですが、2回目の約束は公園遊びより何倍もステップアップした内容でした。
平日にお泊り?!
公園遊びから約1カ月後の火曜日。保育園にAを迎えに行き、玄関で靴を履かせていると、Bちゃんママも保育園に入ってきました。Bちゃんママが教室の前で先生と話している間、Bちゃんは私と目が合うなり小走りで玄関へ。
そして
「Aちゃんママ!」と私をまっすぐ見たかと思えば
「今日ウチでパジャマパーティーをするんです!!」と、目をキラキラ輝かせて言うのです。
私が面食らいながら
「パジャマパーティー?」と聞き返すと、Bちゃんはウキウキ声で説明を始めます。
「今日みんなでウチにお泊りするんです。ご飯もお風呂も準備するので大人は来なくて大丈夫です! Aちゃん今日ウチに泊まってもいいですか?」と…。
娘もキラキラお目目で
「Bちゃん家のパジャマパーティー行きたい!」と続きます。Bちゃんが、娘と同じクラスの女の子2人を誘い、パジャマパーティーの約束が持ちあがっているらしいと分かったのですが…。
平日にお泊り? 子どもたちだけで約束しているんだよね? 今回はいいよって言えないなぁ…
なんて考えていると、Bちゃんは私をまっすぐ見て、先ほどと同じ説明を繰り返します。
Bちゃんの真剣な眼差しと迷いのない口調は、もしやBちゃんママ公認? 前に公園で遊んだし、今回も本当にあるの? と、信じる気持ちが少し芽生えてしまうほど。
苦笑いを浮かべたまま私が返答に詰まっていると、Bちゃんママが玄関へ来ました。
まずは親子で約束することに
私が
「Bちゃん家で今日パジャマパーティーするって言ってるんですけど…」と言うと、Bちゃんママは
「えぇ?」と驚き、苦笑い。
やっぱり子どもたちだけの約束だったか… と納得していると、Bちゃんが
「もうみんなと約束したんだもん。今日パジャマパーティーしたい!」と言い始めます。
Bちゃんママが冷静に
「今日いきなりは無理だよ。みんな忙しいし」と言い聞かせるも
「やだやだ! やるの~!!」と、Bちゃんは必死の顔で訴えます。
娘はそのままBちゃんとママのやり取りを聞きながら一緒に帰りましたが、Bちゃんは半泣きで
「パジャマパーティーする!」と叫び続けていました。
この後も、叫びが収まらないBちゃんに、Bちゃんママは
「ママたちみんな忙しいし、いきなりお泊りの約束はできない」と繰り返し伝えたそう。Bちゃんは、帰宅後に
「次はお泊りじゃない約束にする」と、ようやく諦めたようです。
Bちゃんママがやれやれ… という顔で話すのを聞き、わが家は
「お友達と約束するのは、ママがいいよって言ってからね」と私が言い聞かせると娘は
「(力強く頷きながら) うん!」と、まずは親子で約束しておきました。
今回は実現しませんでしたが、子どもたちだけで約束事を考えるの自体は大歓迎。成長を感じましたし、あのキラキラお目目は今思い出してもほっこりします。Aたちは次にどんなお約束を考えてくるでしょうか? これからも成長が楽しみです。
(ファンファン福岡公式ライター/坂 真琴)