上履きの正しい洗い方は?自宅で真っ白にする方法を解説!

6歳・8歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。

学校や園で使用する上履きは、定期的に持ち帰って自宅で洗わなければなりません。正しい洗い方を実践すると、きれいな状態を長く保てます。

今回は、上履きの正しい洗い方を紹介します。汚れの原因や、しつこい汚れを落とす方法なども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

上履きの洗い方の基本

小学校に入ってある程度経つと、宿題として「上履きを洗う」という項目が追加されることもあります。子どもが自分で上履きを洗う場合も、保護者が洗う場合も、正しい洗い方を知っておくことは重要です。

必要な道具

上履きを洗うのに必要な道具は、以下の通りです。

・バケツ
・靴用ブラシ
・洗剤
・歯ブラシ(使用済みのものでOK)

バケツは、上履きをつけ置きするのに使います。上履き全体が水に浸かる深さがあれば、洗面器などで代用しても構いません。

全体を洗うのには、靴洗い専用のブラシがあれば問題ありません。しかし、細かい部分まできれいにするなら歯ブラシもあると便利です。

布製の上履きの場合は、洗濯用の中性洗剤を使用するのが一般的です。最近は上履き用の洗剤も販売されているので、専用の洗剤を用意するのもよいでしょう。また、オキシクリーン、ウタマロ石けんなど、がんこな汚れにも強い洗剤・石けんもおすすめです。

上履きの洗い方

上履きの洗い方の流れを、確認しましょう。

1、ブラシで汚れを落とす:上履きを軽く濡らし、ブラシで優しく洗って付着したホコリや泥を落とす
2、つけ置き:バケツに40℃くらいのお湯と洗剤を入れ、上履きを2時間ほどつけ置きする
3、ブラシでこする:つけ置きで浮いた汚れを、ブラシでこすって落とす。細かい部分には歯ブラシを使う
4、すすぎ:流水で洗剤を洗い流す
5、陰干し:洗い終わった上履きの水気をふき取り、風通しのよい日陰で干して乾かす

つけ置きの前の予洗いでは、完全に汚れを落とす必要はありません。また、すすぎの際は洗剤が残らないよう、しっかりと洗い流すことを意識しましょう。乾燥に時間がかかると、生乾きのにおいがつく原因になるので、早く乾くように立てかけて干したり、シューズ用ハンガーを使ってつるしたりするのがおすすめです。

【簡単】上履きを白くする洗い方!頑固な汚れを落とす裏ワザも解説(https://www.shufoo.net/plus/living_tips/565

なぜ真っ黒に?上履きが汚れる原因

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新品の状態だと真っ白な上履きですが、持ち帰ってくると真っ黒になっていることもあるのではないでしょうか。わが家の息子たち、特に長男は、毎週末洗っているにも関わらず、持ち帰ると側面も裏面もけっこう黒くなっています。

白は汚れが特に目立ちやすい色ですが、室内で使用しているはずの上履きが黒く汚れる原因は何なのでしょうか。

ほこり

校舎内に舞っているほこりは、上履きを黒くする原因の1つです。掃除中や移動中には特にほこりが舞うので、上履きが汚れやすくなります。室内で付着する汚れには、ほかにもこぼした給食や、授業で使用する絵の具やクレヨン、墨(習字の際)などが挙げられます。

土埃・泥

学校によっては、屋外の渡り廊下を上履きで移動することもありますが、このときに土埃や泥が付着すると、上履きが黒くなります。土埃や泥は、放っておくとシミになって落とすのが大変なので、早めに洗ってきれいにする必要があります。

足から出る汗も、上履きを黒くする可能性があります。子どもは大人よりも発汗量が多いですし、上履きは学校生活の多くの時間履いてすごすものなので、吸収する汗の量も多いです。汗は雑菌を繁殖させるので、汚れだけでなく気になるにおいが発生することもあるかもしれません。

黄ばみやにおいが発生するのはなぜ?

上履きを長く使っていると、しっかり洗っていても黄ばんだり、においが取れなかったりすることがあります。その原因は、流しきれなかった洗剤です。すすぎが甘いと上履きに洗剤が残ってしまい、きばみやにおいを発生させます。

上履きをきれいな状態で使い続けるには、黒ずみを落とすつけ置きやこすり洗いだけでなく、すすぎや乾燥までしっかり行うことが重要です。

簡単にできる上履きの洗い方!手順や用意するアイテムを汚れのタイプに分けてご紹介(https://hands.net/hintmagazine/clean-laundry/2307-slippers.html

汚れた上履きを真っ白にする方法はある?

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手順を守って洗っていても、上履きの汚れがなかなか落ちない、使っていくうちに完全にきれいにすることができなくなるということはあります。通常の洗い方では上履きが真っ白にならない場合は、次の方法を試してみるのもおすすめです。

酸素系漂白剤につける

しつこい汚れには、酸素系漂白剤が役に立ちます。塩素系の漂白剤は独特なにおいがあり、上履きの素材によっては使うと黄ばんでしまうこともありますが、酸素系漂白剤はにおいも気になりませんし、変色を防いで漂白・脱臭・除菌を実現できます。

がんこな汚れがある場合や、上履きを白くしたい場合には、つけ置きの際に、通常の洗剤ではなく粉末の酸素系漂白剤を使ってみましょう。「酸素系」というとオキシクリーンが有名ですが、「arau」や「シャボン玉石けん」「花王ワイドハイター」なども人気です。

筆者はオキシクリーンを愛用しており、毎週末息子たちの上履きをつけ置きしています。つけ置き後は指でこすっても落ちるくらい汚れが浮いていて(ブラシは使いますが…)、簡単に白さをキープできるのでおすすめです。

メラミンスポンジを使う

水で濡らしてこするだけで、簡単に汚れが落ちるメラミンスポンジは、人気の掃除アイテムの1つです。細かな部分の汚れが落ちない場合は、歯ブラシの代わりにメラミンスポンジを使うと、白さを取り戻しやすくなります。

メラミンスポンジのラインナップが豊富な「激落ちくん」では、スニーカー・上履き用の商品も販売しています。100円ショップなどで購入可能なメラミンスポンジを使用するのもよいですが、専用のメラミンスポンジを試してみるのもよいでしょう。

汚れ・においが気になる場合は買い替えも検討を!

できればサイズアウトするまで同じ上履きを履いて欲しいと思う保護者も多いでしょうが、汚れやにおいが付着した上履きを履き続けるのは、衛生的にもよくありません。さまざまな方法を試しても、上履きの汚れやにおいがなかなかきれいにならない場合は、上履きの買い替えを検討するのも1つの方法です。

わが家では、長男が小学校に上がってからはできるだけ安価な上履きを探し、学期ごとに買い替えています。未就学児の頃は「本当に使ったの⁉」と思うくらいきれいで、足が大きくなるまで履き続けられましたが、小学校に上がってからは前述の通り毎週末真っ黒状態になってしまうので、定期的な買い替えを決断しました。

1年生の次男は、やはり幼稚園の頃と比べると「汚いなあ」と感じます。同じ学校内で生活しているのに、なぜか長男の上履きよりもきれいですが…。夏休み前まで使用して、状態を見て買い替えるかを判断したいと思っています。

黒くなった上履きが真っ白に!簡単にできる洗い方や使うグッズとは?(https://yourmystar.jp/c0_134/c1_52/articles/indoor-shoes-how-to-wash/

上履きを洗う頻度はどれくらい?

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上履きを持ち帰って洗う頻度を聞かれた場合、多くの方が「毎週末」と回答するのではないでしょうか。しかし、地域によっては長期休みの前、つまり年に3回しか持ち帰って洗わないこともあるようです。

また、上履きの持ち帰り事情は、年齢によっても違いがあります。小学校までは毎週持ち帰りが多いものの、中学・高校に上がると学期や1年の終わりに持ち帰るケースも増え、「3年間一度も持ち帰らなかった」というケースも!学校によっては小学生のスタンダードである「バレーシューズ」ではなく、スリッパ型の上履きになり、持ち帰って洗う必要もなくなるようです。

上履きの持ち帰りや洗う頻度は地域や年齢によって違いますが、持ち帰った際には正しい洗い方で、きれいな状態にして持たせてあげたいですね。

<スタンダードは地域で違う>上履きを1年に3回しか洗わない学校があるって本当?毎週末じゃないの?(https://select.mamastar.jp/632639#goog_rewarded

上履きは正しい洗い方できれいになる!浸け置きアイテムも活用しよう

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上履きは、正しい洗い方を実践すると白さを保ちやすくなります。黒ずみの原因はさまざまで、落ちにくい汚れもありますが、洗剤や道具の工夫で、美しい状態の上履きを子どもが使えるようにしましょう。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

大学・大学院にて日本語学を専攻し、修了後は日本語学校に非常勤講師として勤務。2018年よりウェブライターに転身し、さまざまなメディアで記事を手がける。2人の子を持つ「ママライター」として、日々育児に仕事に奮闘中。

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