初めて迎える小学校の夏休み。保育園時代とは違い、どんな夏休みになるのか不安がありました。そんな中、1日で夏休みの宿題を終わらせてきた息子。本来なら褒めるべき場面で、私は思わず心無い一言を言ってしまいとても後悔しました。
小学一年生 初めての夏休み!
小学校生活にやっと慣れてきた息子と私。実は、夏休みの到来に私は戦々恐々としていました。わが家は共働きのため、息子は毎日学童へ。保育園時代とは違い、残念ながら給食はありません。
保育園と学童では過ごし方も違います。私は毎朝お弁当をちゃんと作れるのだろうか、息子は長い夏休みを学童で楽しく過ごせるのだろうか… 不安がたくさんありました。
1日で終わらせた宿題
1学期の終業式の日、いつも通り息子を学童に迎えに行き帰宅。息子は、夕食後に嬉しそうに夏休みの宿題を見せてきました。
「ママ、見て! 宿題、全部終わったんだ!」と自慢気に言う息子。
「えっ?!」と驚く私。宿題を見ると、確かにすべてのページが終わっていました。
まさか息子が1日で夏休みの宿題を終わらせるとは思わず、私はプチパニックに。学童では夏休み中に毎日お勉強タイムがあり、勉強道具が必要です。息子に宿題をやらせる予定だったので、他に問題集などを用意していませんでした。
思わず
「なんで1日で終わらせちゃったの?!」と私は息子に言ってしまいました。褒められると思っていた息子は、みるみる悲しい表情に。慌てて
「ごめん! ごめんね! よく頑張ったね! すごいよ、こんなにたくさんやるなんて。明日から学童でやる問題集、後で買いに行くね」と訂正しましたが、時すでに遅し…。
息子は、私の失言にがっかりした気持ちでとても悲しい表情をしていました。
息子への対応を激しく後悔
夕食後、いつもなら一息つく時間ですが、私には新たなミッションができました。翌日までに問題集を用意しなければなりません。夫が帰宅後、夫に子どもたちを任せて、私は自転車で書店に向かいました。
自転車をこぎながら走る夜道。息子に言ってしまった心無い一言を後悔しました。嬉しそうに宿題を見せてくれた息子の顔、その後の悲しそうな表情が頭から離れません。
息子は初めての夏休みの宿題を意欲満々で取り組んだのに、私は学童でする問題集のことを心配してしまったなんて。なんであんなひどいことを言ってしまったのだろう、息子のやる気をちゃんと認めてあげればよかったと激しく後悔しました。
これからは息子の頑張りをちゃんと褒めよう! 長い夏休み、宿題が早く終わることを見込んで、来年からはあらかじめ問題集を用意しておこう! と心に誓いました。いろいろ学んだ1学期の終業式の日でした。
夏休みが始まり、私が買ってきた新しい問題集にがんばって取り組んでいた息子。ところがある日、突然息子が
「この問題集が終わったら、ママはまた新しい問題集買うの?」と尋ねてきました。どうやら、早く問題集を終わらせてもまた新しい問題集をしないといけないということに気づいたようです。
息子も息子で、初めての小学校の夏休みに学んだことがあったようです。学童の勉強タイムがある限りは、問題集をやり続けないといけないということに…。
(ファンファン福岡公式ライター/はるる)