私はとっても元気で活発な娘を育てています。毎回全然言う事を聞かない娘に、怒りの感情が抑えられずついついやってしまいました…。泣きわめくわが子を見ても怒りが収まらなかった日。眠りにつく娘の顔を見て、涙が止まらなくなりました…。
娘は元気100倍の超活発女児!

私には2歳半になる娘がいます。ちょこちょこ風邪はひくものの、1年を通してほとんど元気に遊びまわっています。
夜は大人と同じ時間に寝て、同じ時間に起き、お昼寝も1時間あれば良いところ。日中は元気に走りまわり、大声で叫び、全力で遊びます。ご飯も大人1人前は余裕で食べきる食欲っぷり。ありがたいことに、身体の不自由もなく超元気な子どもです。
しかし長時間家にいると、気が狂ったように機嫌が悪くなるので毎回公園へ出かけます。少しの雨ぐらいなら濡れても平気で公園へ。風邪か大雨の時ぐらいしか家でゆっくりできません。
毎日体力が有り余っているようで、お昼寝から覚めたらまた元気に遊び出します。体力を消耗してもらうために、朝も夕方も公園へ行く日々。親の私の体力が持たず疲弊し、ゆっくりできない毎日にイライラが積み重なっていました。
ついにキレてしまった…

そんな元気いっぱいのわが子は、イヤイヤ期真っ只中。
「これがいいー!」
「これはイヤー!」と全力で自分の要求を伝えてきます。家の中だけならまだいいのですが、公園や友人宅、スーパーや公衆トイレなど、どこでも構わずイヤイヤが発動。
「今だけ、今だけ…」と心の中で呟きながら、イヤイヤ期が過ぎていくのを毎日耐えています。
ある日の夜、ご飯を終えた後
「お菓子が食べたい!」と言うので、お菓子の袋を1つ開けてあげました。マカロンのような丸くて小さな洋菓子、周りには白い粉砂糖が降ってありました。すると、何やらお菓子を触りながら娘がニヤニヤしています。
娘の手元を見ると、その粉砂糖を全て床に落としていたのです。
「やめて」と私が言っても、ニコニコしているだけで、その手を止めません。それどろか、私のズボンに粉をふりかけてきたのです。
「もうやめて!」何度言っても、娘はヘラヘラ笑うだけで私の言う事を聞きません。そのお菓子は、私の大好物だったという事もあり、食べ物を粗末にされるのが心底許せませんでした。
「やめろって言ってるんが、わからんのか!!!」頭に血が上った私は、ついに娘に顔を近づけて大声で怒鳴ってしまったのです。
娘の顔はどんどん険しい表情になり、泣くのをこらえている顔に。日々積み重なった疲労とイライラで怒りを止められない私は、続けざまに怒鳴ります。
「食べ物粗末にすんな!!!」その瞬間、娘はとうとう泣き出してしまいました。
眠る顔を見て涙が止まらない

その日の夜、イライラしながらも全ての家事とお世話を済ませ、寝かしつけに入りました。なかなか眠らない娘、私のイライラもまだ解消されません。
1時間が経った頃、ようやくスヤスヤと寝息が聞こえてきました。
「やっと終わった…」この日全てのお世話が終了し、私は安心してイライラもすぐに収まっていきました。ふとわが子の顔を覗くと、天使のような寝顔で眠っています。その時、私の目から涙が溢れました。
「なんであんなに怒ってしまったんやろ」
「怒鳴る必要なかったな」後悔の念がどんどん押し寄せてきます。拭いても拭いても涙が止まらず、枕がびしょ濡れになりました。怒りのコントロールができない自分が情けなくて、大人げなく怒鳴ってしまったことを後悔しました。隣で眠っている大切な娘へ、何度も何度も謝り続けました。
イヤイヤ期に、場所や時間を問わず子どもの要求に柔軟に対応するのは、本当に大変です。ですが、「イヤイヤ期=自分のしたいことが言えるようになった時期」という言葉を耳にしたことがあります。
この言葉を聞いた時、私はハッとさせられました。子どもってちゃんと意思を持ってどんどん成長しているんだと感じました。日々、子どもと一生懸命に向き合っているママさん。これからも無理せず肩の力を抜いて一緒に頑張りましょうね。
(ファンファン福岡公式ライター/ami)


