男の子と女の子には違いがたくさんありますが、その一つがお揃いです。女の子はお揃いが大好きで、幼稚園生でも小学生でも色違いや柄違いなどのグッズを持っているグループを見かけます。でも、嬉しいはずのお揃いが、場合によってはトラブルに発展しかねないので要注意です。
女の子グループにとって「3」は不吉な数?
男の子はあまりグループに捉われずに友達と遊ぶイメージがありますが、女の子は好きな子や仲良しの友達といつも一緒にいたいという気持ちから、グループになりがちです。
グループになる時、不吉な数といっても良いのが「3人」です。私の経験上、女の子の3人グループはまず間違いなく揉めると言っても良いくらいです。
何かと2対1という構図になりやすく、1人になった子が
「幼稚園(学校)にいきたくない」
「仲間外れにされている」と感じてしまう状況になります。
実際に起こったお揃いトラブル
実際に私の身近でも、3人グループでお揃いトラブルが起こりました。Aちゃん、Bちゃん、Cちゃんの3人グループの話です。
AちゃんとBちゃんは元々仲が良く、幼稚園後も自宅や公園で一緒に遊んでいましたが、Cちゃんはママが仕事をしていて、幼稚園内で遊ぶ関係でした。
Aちゃんママは裁縫が得意で、たまたま自宅で遊ばせている間にAちゃんとBちゃんの分のヘアゴムを手作りしたそうです。Aちゃん、Bちゃんはお揃いのアイテムにとても喜び、
「明日、幼稚園につけていこうね」と約束しました。
ところが、翌日Aちゃんが幼稚園にいくと、Bちゃんは約束したはずのヘアゴムをつけておらず、何となく気まずそうな表情を浮かべています。さらにCちゃんはというと明らかに怒っていて、その日はAちゃんと口をきいてくれなかったそうです。
何でも、ヘアゴムをつけたBちゃんが、
「Aちゃんのママに作ってもらったんだよ!」と言ったことで、Cちゃんは仲間外れにされたと感じてしまい、ヘアゴムを外すようにBちゃんに強く言ったそう。
仲間意識が強いからこそ、親は介入しないがベター
ショックを受けて帰宅したAちゃんを見て、Aちゃんのママはすごく反省をしたといいます。もちろん、AちゃんママとしてはCちゃんを仲間外れにするつもりは毛頭なく、遊んでいる2人を見てたまたま作っただけの話なのですが、結果としてAちゃんに悲しい思いをさせることになってしまいました。
お揃いアイテムを身に着けるのであれば、グループ全員分が必要であることを学んだ出来事だと言っていました。お土産やちょっとしたプレゼントでも、親としてはついでにお揃いにしようと思いがちです。
でも、何の気なく購入したお揃いアイテムで喧嘩になったり傷ついてしまうことがあることを考えると、親はグループ内のことに介入しない方が良いなと感じています。
子どもには子どもの世界があることを理解して、上手に距離を取って見守ることが必要なようです。
(ファンファン福岡公式ライター/yum2525)