娘が2カ月になる頃、支援センターを利用するようになりました。支援センターで初めてできたママ友。ところが、彼女は、いわゆる“クレクレママ”だったのです。衝撃の体験を聞いてください。
支援センターでの出会い
最寄りの支援センターを利用し始めたのは、娘が2カ月頃のことです。週に1回行くくらいだった私たち親子は、特に友達ができることもなく、広い場所へ遊びに行くだけという感じ。
そんな中、3度目に行った時、同じ月齢くらいの男の子を連れたママから
「あ、もしかして3カ月ぐらいですか?」と声をかけられました。
見た目は素朴な感じで、綺麗めなママという雰囲気の彼女は、とてもフレンドリーでした。
私は、急な出来事に驚き
「えっと… 2カ月です」とだけ返事をしました。そんな私に彼女は、
「女の子だよね? 家は近いの?」と、色々と声を掛けてくれます。最初こそ緊張したものの、しばらく話をするうちに自然と仲良くなっていました。
1時間くらい経った頃、娘が泣き始めたので
「オムツ替えて来るね」と彼女に伝えてベビールームへ。
オムツを替えて時計を見ると、ミルクの時間が近いと気付きました。機嫌が悪くなると困ると思い、そのままミルクをあげることに。
その時、ベビールームのドアが開いて入って来たのは、先ほどの彼女でした。
どうしたんだろう? と思いながらも、ミルクの準備をしていると、彼女から
「ねぇねぇ、ミルク持ってる?」と、聞かれたのです。
私は、どういうことか分からず
「あるけど…」と手に持ったミルクを見せました。すると彼女は
「ありがとー!」と言って、嬉しそうに固形ミルクの袋を私の手から取ると、ベビールームを出て行ってしまいました。
その後、息子にミルクをあげるわけでもない彼女に、私は唖然。しかし、どうすることもできず、そのまま彼女にミルクをあげることになってしまいました。
次は、オムツ? その次は…
ミルクを娘に飲ませてから遊び場に戻ると、彼女は私を見つけて
「そういえば、オムツって何使ってるの?」と聞いてきます。
私は嫌な予感がするなと思ったのですが、ここで気まずくなるのもなぁ… と、思い
「M社のプレミアムだよ」とだけ返事をしました。
すると彼女は
「それ、高いやつだよね? 使ってみたかったけど、合わなかったら勿体ないと思ってたんだ! 何枚かちょうだい?」と、びっくりすることを言い出しました。
嫌な予感は的中。あまり、いい気持ちがしなかったので
「今日は、そんなに持ってないから、また今度…」と、やんわりとお断りしました。
それを聞いた彼女は
「じゃあ、次に来る時は洋服もちょうだい? 娘ちゃんの方が絶対うちの子より大っきいから、サイズアウトした服譲って〜」と、笑顔で当たり前のようにお願いして来たのです! 私は呆れて何も言えませんでした。
困り果てた結果
図々しい彼女に、私は嫌気がさして
「帰ります」と言って、部屋から出ようとしました。彼女は、意味が分からないと言った感じで
「もう帰るの?」と、何度も声を掛けて来ました。
私は、もう彼女と話すのも嫌で、逃げるようにその場を後にしました。結局、私はそれ以来その支援センターには行っていません。気に入ってたのですが、彼女に会いたくない思いの方が勝ってしまい、少し遠い支援センターを利用するようになりました。
いくら同じ子どもがいるママだからと言って、初対面で育児用品をもらおうとするのはおかしいですよね?! こんなママ友なら、絶対にいらない! と思った出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター / ひよ子日和)