今回のテーマは「大腸がん」。のりこ大腸・胃内視鏡 消化器内科クリニックの院長・川野紀子先生が”カラダのトリセツ”を教えてくれました。
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「大腸がん」とは?
日本人女性の死因で一番多いのが大腸がんです。 検査が恥ずかしい、怖いといった理由で女性が検査を受けないためともいわれています。 症状に痛みはなく、便秘のほか、便が細くなったり、便に血が混ざったりします。飲酒、喫煙、高脂肪の食事、食物繊維不足が原因ともいわれ、40歳ごろから見つかる人が増えてきます。 検査方法はお尻からカメラを挿入する「下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)」です。 眠くなる鎮静剤で検査の痛みを和らげることもできます。大腸がんはほとんどが良性のポリープががんに変わる病気。発見が早いほど、良性のうちに治療ができるのです。 ポリープが見つかれば10mm程度のサイズまでは検査と同時に切除することもできます。カメラの先から細い輪っかの処置器具を出し患部の根元を締めて切除します。痛みはありません。 サイズが大きかったり、がんを疑ったりする場合にはその場で一部病理検査に提出し、後日広範囲の切除や手術などを検討します。 定期的な検査が何より大切です。迷っている人は相談してください。一度、カメラの検査を受けると安心できると思います。
のりこ大腸・胃内視鏡 消化器内科クリニック
住所:福岡市中央区今泉1-13-21 フィルパーク福岡今泉 5階
電話:092-737-7550
院長:川野紀子
休診:水曜午後、土曜午後、日曜・祝日