大切な愛犬を「さらに幸せにしたい」と願うのは、きっと多くの飼い主に共通する思いですよね? そして愛犬の喜ぶ顔を見るのは、飼い主にとってこの上ない楽しみです。クリッカートレーニングなどで犬の訓練を約10年続けている私が、犬をさらに幸せにする5つの方法を紹介します。
一緒にいる時間にできる3つの方法
犬と新しいことにチャレンジする
犬と一緒に何か新しいことを始めると、いつもと違う1日になり、刺激的で楽しい時間を過ごせます。 「新しいことを始める」のは、案外簡単です。例えば、家の中でおやつを隠すおやつ探しゲームをしたり、新しい芸を教えてみたり。家でも手軽にチャレンジできます。犬と飼い主の絆をさらに深めることができるメリットもあります。 わが家では、新しい芸をたくさん教えています。わが家の犬は芸を覚えるのが大好きで、トレーニング用の道具を見るといつも大興奮します。
運動の時間をさらに刺激的にしてみる
運動は犬の生活に欠かせません。散歩などでしっかり運動させることは、気分転換だけでなく、ストレス発散にもなります。 そんな運動の時間をさらに刺激的なものににすれば、犬をより楽しませることができます。毎日同じ散歩コースを通る飼い主は多いのではないでしょうか? 同じコースは安心感はありますが、たまには違う道を通ってみましょう。初めての道の新しい匂いや風景に、犬はワクワクするに違いありません。 また、犬の体に負担がかからない程度のランニングやスイミングもおすすめです。わが家では夏にスイミング運動を取り入れています。今では、水を見ると勢いよく水の中へ走り込むほど気に入っているようです。
犬のマッサージを習慣にしよう
犬にマッサージをすると、信頼関係をさらに深めることができます。最近では犬のマッサージ方法を紹介する書籍もたくさん出版されていて、家庭でも取り組みやすくなりました。 マッサージは犬にとって気持ちいいだけではなく、飼い主が犬の体の状態を確認するにも適しています。体にしこりや痛がる箇所がないか、太り過ぎたり痩せ過ぎたりしていないかなど、犬の体に異変がないかを確認することを心掛けたいですね。健康は、幸せな生活を送るのに欠かせない条件です。
一緒にいない時間にできる2つの方法
留守番中も快適な環境づくりを
留守番の時間は、犬にとって大きなストレスになる場合があります。わが家の犬も、数年前までは留守番が苦手で、ストレスが原因の問題行動を起こすのが悩みの種でした。しかし、飼い主がいない時間もリラックスできる環境が整うと、安心して留守番ができるようになりました。 その環境とは、まず留守番の前にしっかりと運動させ、エネルギーを消耗させておくこと。これだけでも留守番中に随分ソワソワしなくなります。また、留守番中に遊べる知育玩具や豚の耳などのかむおやつを準備し、退屈しないように工夫するといいようです。
犬についての知識をさらに深めよう
犬をわが子のようにかわいがるのは大切なことですが、「人間の幸せ=犬の幸せ」ではないことを覚えておきましょう。 犬には、人間とは異なる欲求があります。犬の欲求をしっかり満たすことができるように、犬についての知識を深めることが大切です。習性やボディーランゲージを正しく知れば、犬の気持ちをより理解することができます。 わが家では愛情表現として犬をハグすることがあったのですが、実は、犬はハグを好まない動物でした。私たちには愛情表現のつもりでも、犬にとっては迷惑でしかなかったのです。このように、人間の意図と犬の受け取り方のすれ違いを防ぐことで、犬をさらに幸せにすることができるはずです。
いかがでしたか? ちょっとした工夫や心遣いで、犬をさらに幸せにしてあげられますよね。ぜひ、自分と犬に合った方法を見つけて実践してみてください。 (ファンファン福岡公式ライター/Nachobillyanna)
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