こんにちは! 一般財団法人 日本能力開発推進協会ベビーマッサージインストラクターのひなた葵です。赤ちゃんがなかなか寝てくれない…。そんな時焦ってしまいますよね。ママの体力にも限界があるし、赤ちゃんもぐずってしまって大変だと思います。そこで今回は、なぜ赤ちゃんは眠ってくれないのか、その理由に迫るとともに、赤ちゃんを眠りへと誘う方法を紹介します!
眠そうなのに寝ないのは睡眠リズムの違い?
眠たそうに見えるのに、なぜか赤ちゃんが寝てくれない…。そういう時ってありますよね。 赤ちゃんは、まだ体内時計がしっかり整っていません。生まれたばかりの赤ちゃんは、寝たり起きたりを昼夜繰り返しています。生後4カ月頃から徐々にまとまって夜に眠れるようになるのでは、と言われています。。 ただし、それでも赤ちゃんの体内時計はまだまだ未熟です。 通常、睡眠は深い眠り(ノンレム睡眠)から始まりますが、赤ちゃんはその逆で浅い眠り(レム睡眠)から始まります。そのため、眠たいのに上手に眠れないという「寝ぐずり」が起きてしまうようです。 そんな時に赤ちゃんの不安を和らげると、次第に落ち着いて寝入ってくれたりします。
赤ちゃんにリラックスしてもらう為には
1.足を包み込むように温める
かかと付近には眠りを誘う足つぼがあります。 ですが、そこだけを集中して押すことはせず、優しく足全体を手のひらで包んで、ゆっくりとなでるようにしましょう。 指先で足の裏全体を押しても良いですが、力を入れ過ぎないように気を付けてくださいね。 足が温まると赤ちゃんも眠たくなってくるので、包み込むだけでもいいですよ。
おでこを優しくタッチ
赤ちゃんは頭を触られると安心するといわれています。 おでこからあご先にかけて、触れているか触れていないかぐらいの軽いタッチで、なで下ろすようにするのもいいでしょう。 おでこ付近を触られると赤ちゃんはとても気持ちがよさそうにしているので、何度も繰り返しすうちに次第にリラックスして眠たくなるようです。 ママが添い寝の体勢になって、横からそっとなでても良いでしょう。ママと顔が近い方が赤ちゃんも安心できますよ。 顔の付近を触りますので、ママの手が長い間赤ちゃんの顔の上に乗ってしまわないように気を付けてくださいね。赤ちゃんの息が苦しくならないように、様子を見ながら行いましょう。
背中をそーっとなでる
赤ちゃんの首が据わり、寝返りもできるようになると、横向き寝を好むようになります。 そんな時期におすすめな背中からお尻にかけて撫でおろすようにする方法です。これは私の子どもが赤ちゃんの頃、すごく効果的でした。眠りを誘う方法の中ではピカイチの効き目! 夜中に目が覚めて夜泣きにつながりそうな時も、完全に覚醒する前にこの方法を試して、再び入眠してくれたことが数え切れないほどありました。 よく「背中スイッチ」と呼ばれるように、抱っこして眠った赤ちゃんをそーっと布団に下ろしたら気づいて泣いちゃったという話をよく聞きます。そのぐらい、赤ちゃんの背中は敏感です。 優しくそーっと繰り返しなでると、リラックスして眠たくなるようです。
赤ちゃんの睡眠リズムや体内時計が整うまでは、うまく眠れずに泣いてしまうこともあるかもしれません。 今回紹介した3つの方法は、最後の背中をなでる方法以外は、首が据わる前から取り入れることができます。 なかなか寝てくれない!と困った時は、ぜひ試してみてくださいね。 (ファンファン福岡公式ライター/ひなた葵)