こども園入園後すぐに慣れた、わが家の3歳の息子。これなら安心とホッとしていたところ、5月のゴールデンウィーク明け、登園を嫌がるようになってしまいました。今回は、そんな息子の五月病に悩まされた話です。
ゴールデンウィーク明けまさかの登園拒否
息子の入園はとてもスムーズでした。それまで預かり保育をしていたこともあり雰囲気に慣れているはずのこども園。元気に登園し、帰りもニコニコ。 先生は「クラスのリーダー的な存在で、全く問題ないね!」と太鼓判を押してくれました。 しかし、ゴールデンウィーク明け、状況は変わりました。こども園へ車で向かっている時 「行きたくない」 と息子が突然言い出したのです。 私は気まぐれだろう、出勤に間に合わないと困ると、そのまま車を走らせました。 こども園に着くと、門の前でまさかの大泣き。 「どうしたの?大好きなこども園だよ」 と私が言っても 「いや!」 体をそらして一歩も動こうとしません。 焦った私は、先生にヘルプを頼み 「お友達がいるから大丈夫だよ」 と息子を説得して教室に入ったのでした。 その日の帰り、迎えに行くと息子はいつも通りの笑顔だったので私はホッとしました。 ところが、翌日の朝も 「こども園行きたくない。おうちがいい」 と息子が言います。 着替えをするのも一苦労。ギャン泣きの息子を車に乗せ、先生に手伝ってもらいながら登園する日々が始まったのです。 「このまま息子がこども園を嫌になってしまったら…」 私はとても心配になり、先生に相談したところ 「朝はぐずっていてもすぐに気をとりなおしてお友達と楽しく遊んでいますよ」 ということでした。 特別何かを嫌がっていることも見受けられなかったようで、どうしたらよいのかと私は途方に暮れました。
会社を休んで息子と過ごした
ある週明けの月曜日、泣きじゃくる息子に私も根負け。 「今日はこども園行かなくていいよ。ママと一緒に遊ぼう」 会社には、迷惑をかけてしまう形になりましたが1日ゆっくり一緒に過ごしてみようと私は思ったのです。 天気が良いので公園に出かけ、ボールや遊具で遊びました。思い切り遊んで、笑顔いっぱい大喜びの息子。考えてみれば、最近こんなにうれしそうな顔を見ていなかったなと思いました。 そこで、気づいたことがあります。年少になってからの息子は、帰宅後、すぐに寝てしまい、とても疲れていたのではないかということです。 新しいクラスやお友達との関わりは、息子なりに気を張っていたのかもしれない。連休の間にその糸が切れてしまったのでは。 大丈夫だと励ましてプレッシャーを与えていたことを反省しました。
ママは味方だよと伝え続けた日々
その日から、なるべく早めに迎えに行き、息子との時間を作るようにしました。朝は息子の話を聞きながら丁寧に登園させてあげるように。 その後、五月病は良くなったり悪くなったりを繰り返しましたが 「ママはいつも味方だよ」 と伝え続けました。 ある日 「ママが居るから、がんばるよ」 と息子が言って元気よく教室に入っていきました。私はうれしくて涙が出てしまいました。その日を境に1カ月以上続いた登園拒否は終わりました。 子どもはちょっとした積み重ねで心がゆらいでしまうもの。ママは味方だよと言葉と態度で表す大切さを思い知らされた出来事でした。 (ファンファン福岡公式ライター/こはる日和)
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