5歳になった息子と初めてのスキー旅行に行きました。怖がりの性格だったので、泣いてスキーどころじゃないかな? と心配していた私たち夫婦。ところが、いざスキー場に行ってみると、まさかの驚きの展開が待ち受けていました。
怖がりの息子にスキーができるか心配だったけど…
息子が幼稚園年中で、初めてスキーに行った冬の話です。
私たち夫婦は、そろってスキー好き。私は級持ち、夫も中級者だったので、息子がある程度大きくなったらスキー旅行をしようと話していました。
銀世界を見せてあげたい、そろそろ大丈夫なのでは? と思って息子に話してみたところ
「行きたい!」ととても乗り気。そんなわけで、5歳にして初めてのスキー旅行となりました。
でも実のところ、息子は超のつく怖がり。だからスキーをさせるのに不安がなかったわけではありません。それでも私と夫とで交互に面倒を見ればなんとかなるだろうと楽観視していました。
旅行初日、新幹線に乗って出発。「トンネルを抜けると…」なんて小説の一節を思い出しながら、現地に到着しました。一面の銀世界を目の当たりにして、息子は大はしゃぎ。
ホテルに荷物を預けて、早速スキー場へ。スキーのセットを身に着けても臆することない様子だったので、まずは斜度のゆるい場所で練習をさせてみました。何もしなくても進むことにおっかなびっくりしながらも、そこまで怖がってはいなかったので、私も夫もひと安心。
続いて、転び方や止まり方、スピードの落とし方を丁寧に教えていこうとしました。
夫婦で大慌て! 止まらない息子の大暴走
ところが、息子はスピードが出るのが楽しいらしく、ずっと直滑降のまま。どんなに曲がったり止まったりするためのプルークボーゲンを教えてもやろうとしません。
私か夫が斜面の下で待っていて滑ってくる息子を受けとめていたので、すっかり自分では止まる気がない様子です。
滑る楽しさを知る前に、転び方から教えるべきだったと後悔しても、時すでに遅し。少し斜度のある場所でも同じ行動をとるので、私たちは追いつくのに大変です。息子は一人で足を開いて踏ん張り、うまく止まれるときもあれば、そのまま雪に突っ込んでしまうことも…。
でも、今度は転びそうになったら雪に突っ込めばいいと学習してしまったようで、常にヒヤヒヤさせられました。
何度か滑るうちにリフトに乗るのも降りるのも上手くなり、息子は
「もっともっと」と滑りたがります。
私たちがいるのをいいことに
「こわいー!」と言いながらも、どんどんスピードを上げていく息子。
「休憩しようよ?」といってもやり続け、こちらがヘトヘトになってしまいました。もちろん私たち夫婦が交代でのんびり滑る暇などありません。
怖がりの息子がまさかスピードを出したがるという思いも寄らない展開には驚かされました。そして、ホテルに戻ったら戻ったで、お風呂上がりに卓球をさせられ疲労もピーク。ただし、食事のときのビールはいつも以上においしく感じられました。
次回は絶対にスキー教室に入れようと決めた出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター/kotchan)
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