数年前、親しいママ友数人と子どもたちでクリスマス会をしたのですが、そのうちの1人に心底うんざり。あの手この手を使って、とにかく自分の子どもが1番すごいのだとアピールしてきます。楽しいはずのクリスマス会がママ友のわが子自慢大会に変貌したという残念なエピソードを紹介します。
クリスマスプレゼント交換はナシだったはずなのに
12月中旬、子どもたちが赤ちゃんの頃から親しくしているママ友4人とその子どもたちで、クリスマス会をする約束をしました。そこで気になることといえば、クリスマスプレゼント交換!
しかし、全員0歳の赤ちゃんを抱えているということもあり、クリスマスプレゼント交換は面倒なのでなし! と話がまとまっていました。
ところが、クリスマス会当日、たった1人、子どもたち全員分のクリスマスプレゼントを用意して来たママ友がいたのです。 それだけであれば、
「わざわざ気を遣わせてしまって、すみません」で済んだのですが…。見ていると、そのプレゼントの包装紙には、子どもたちの名前がひらがなで大きく、分かりやすい字で書かれているではありませんか。
全員が「なんで?」と思っていたら… ママ友が急に大きな声で、わが子に
「はい、〇くん~! 名前が書いてある友だちにあげてね~!」と指示。〇くんはその指示に従い、ひらがなで書かれている友だちの名前を呼びながら、プレゼントを配り歩きはじめました。
話が違うと思いながらも、
「字が読めてすごーい!」と褒めなければならない雰囲気に、皆ドン引き。ママ友は、得意気な表情を浮かべていました。 元々わが子の能力をひけらかすタイプのママ友でしたが、まさか他の人を出し抜いてまでとは…。
叱った後もフォローを忘れないのは良き母アピール?
その後も、ママ友のわが子自慢は止まりません。 他のママ友がわが子にクリスマスにパズルをあげたがどうも難しいようだと聞けば
「〇くんならできるんじゃない?」とやらせてみたり、おもむろに
「土曜日、英会話で何習った?」と英語を披露させてみたり…。とにかく自分の子がすごいのだとアピールの嵐!
しかし、〇くんがピアノの鍵盤のふたを触ろうとして、私が
「危ないから触らないよ」と注意したとき、ママ友は私の注意にかぶせるように、烈火のごとくわが子を叱りはじめたのです。〇くんは、火が付いたように泣いてしまいました。それでもママ友は
「そんなに泣くなら帰るよ」と畳み掛け、クリスマス会のムードは一気に最悪に。
その後、ママ友は泣き止んだ〇くんを猫なで声でフォローしていましたが、散々わが子自慢をした後だからか、その姿さえもわざとらしい良き母アピールに見えてしまいました。
それにしても、他の子だって見せてないだけで同じくらいのことはできるというのに、それに気付かずわが子の自慢をし続けるママ友には、いい加減、閉口してしまいました。
今後同じように集まる機会があるとしても、欠席しようかなとさえ思った出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター/ぼたん)