感動! キャンプで○○をきっかけに8歳息子が家でも手伝い

 数年前、ゴールデンウイークに、8歳の息子と5歳の娘を連れて、家族でキャンプへ出掛けました。一番の楽しみは、バーベキュー。いつもは手伝いをしない子どもたちも、積極的に料理を加勢してくれます。これこそ、キャンプマジック! この日のあることがきっかけで、息子の家での“お手伝い意識”も自然と高まったと、うれしく感じたエピソードをお伝えします。

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大自然の中で芽生えた子どもの自発性

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 5月のゴールデンウイーク。どの観光地もショッピングモールも人があふれて、子連れだと大変です。そこで、わが家は、数年前からキャンプに行くようになりました。自然の中だとのびのび遊べるうえに、外での食事は格別ですよね。何より、人が少ないため、落ち着いて楽しめます。  その時は、広々とした公園があるキャンプ場に出掛けました。子ども2人は到着するやいなや、公園へと駆け出しました。落ちている葉や枝を集めたり、虫を追いかけたり。普段できない遊びを楽しんでいる様子。自然と触れ合える機会を作るのも大切だと感じたものです。  子どもたちが遊んでいる間、車のトランクから荷物を降ろして、まずはテントの設営をしました。それから、テントまでバーベキューの機材やいすなどを運んでいると、子どもたちが戻ってきました。  そして、お願いしていないにも関わらず、荷下ろしを手伝ってくれたのです。  私と夫は顔を見合わせ、思わず笑みがこぼれました。家では手伝うことがないのに、キャンプだと自発的に協力できるのだと、実感した出来事でした。

8歳息子がご飯炊きに初挑戦! 家でも変化が…

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 夕食は、待ちに待ったバーベキュー! ここでも子どもたちは、進んで料理の手伝いをしてくれました。  コップや皿の準備、さらに炊事棟に向かう私に、後ろから付いてきた息子が「お母さん、僕がご飯を作りたい」と言ってきたのです。  「えっ、できるの?」と不安に思いましたが、息子のやる気を受け止めることに!  まずは、お米を洗うところから教えました。慣れない手つきでお米を触りながら「これがあのご飯になるの?」と不思議そうに言うのが、かわいかったです。  洗い終わったお米に水を加えて、鍋を火にかけます。息子は初めて自分でお米を洗ったからか、無事に炊けるのか心配そうにじっと見つめていました。数分後、鍋から湯気が出ると、その光景に大興奮。飛び跳ねて喜んでいました。  約30分後…ふっくらとしたご飯が完成です。息子はご飯を味見しようと、スプーンでぱくり。神妙な面持ちでモグモグすると、急に笑顔になり「おいしい!」と一言。その姿を見て、何だか心が温かくなりました。  この日を境に、息子は家でも積極的にご飯を炊いてくれるようになりました。私が「ご飯を炊いてくれる?」とお願いすると、嫌な顔一つせずに「やる!」と言います。真剣なまなざしでお米を洗い、水加減を調整し、炊飯器のスイッチを入れている姿が愛らしいです。ご飯を炊く以外のことも少しずつ手伝うようになったので、とても助かっています。  今年娘は8歳になり、当時の息子と同じ年齢です。「娘にもキャンプでご飯炊きをお願いして、家でも手伝ってくれるようにならないかな」と、こっそり考えているところです。 (ファンファン福岡公式ライター/伊藤優香)

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