世界水泳をきっかけに、博多湾について考えてみよう

 世界水泳選手権2023福岡大会(以下、世界水泳)がいよいよ7月14 日(金)からスタートする。福岡市を舞台に世界トップスイマーの競演が繰り広げられるまたとない機会。どんな記録や記憶がこの地で刻まれるのかと、心待ちにしている人も多いことだろう。 7月17日は「海の日」でもあり、7月は世界的に「脱プラスチック月間」でもある。そこで西日本新聞では、この開催をきっかけに大会会場である博多湾や福岡市の都市としての課題や問題に皆で注目したいと考えた。大会スローガンの「Water meet the FUTURE」になぞらえ、「WE meet the FUTURE~Fukuoka Sustainable Action~」事業を3年計画で始動する。 2023年度のテーマは「水・海」。船の発着、散歩や釣り、海水浴など普段から身近な存在である博多湾について考え、アクションを起こしてみよう。
 アクションを起こしてくれた人には抽選で世界水泳のチケットも。

目次

道路のごみが海へ、博多湾のために出来ることは

 博多湾の生き物や環境を改善する活動を行っている一般社団法人ふくおかFUNの大神さんに、博多湾の現状を聞いてみた。

一般社団法人ふくおかFUNの大神さん

 今回の世界水泳のメイン会場は、博多湾のすぐそば。海辺を生かした会場もあります。これをきっかけに、皆さんが博多湾に関心を持ってくださるのではないかと期待しています。 福岡市は海もきれいで魚もおいしいと言われていますが、実は、博多湾の現状は問題も多い。湾に流入するごみの約8割は 皆さんの生活から出たごみであり、それらが河口にたまり、湾内に広がることで、さまざまな問題を引き起こしています。特にプラスチックごみは分解されずたまり続けるので大変厄介です。 「私はポイ捨てなんかしません」と言う人もいますが、気付かぬところで流れているごみも多いんですよ。ただし、博多湾は比較的小規模なので、みんなの意識が変われば確実に変化します。「街が輝けば海も輝く」を合言葉に、素晴らしい海を守っていきましょう

アクションを起こそう!

 世界水泳をきっかけに、大会に参加する選手やスタッフ、マスメディアや観客の方が大勢福岡に訪れる。
 皆さんに「私たちの福岡」をもっと好きになってもらうため、博多湾をもっと美しく「自慢出来る海」にしていくために、街に落ちているごみを拾うのも一つのアクション。 

 身の回りのごみ一つでもいいので気付いたところから始めてみよう! 

 アクションをした際には #wemeetthefutureを付けてInstagramで発信しよう! 

 7月17日の「海の日」に合わせてマリンメッセ福岡(博多区沖浜町)で展開されるマーケットストリート(Fukuoka Ichiba)内【WE meet the FUTUREブース】へ集合しよう。投稿を見せてくれた人に先着でプロジェクトオリジナルステッカーを進呈!

ステッカー

 アーティストも本事業に全面協力。

<賛同アーティスト紹介>
m2n(エムツーエヌ) Instagram:matsu__n
 プロジェクトビジュアルを担当。ストリートシーンとポップカルチャーの要素を融合させたグラフィックを制作。ブランド運営も展開。アートディレクションも手がける。

中村 弘峰(なかむらひろみね)Instagram::hirominator2.0
 創業百年を超える中村人形の四代目。伝統を継承しつつも現代性にあふれる斬新な作品を生み出す。世界水泳のイベント会場装飾にも関わるほか、本プロジェクトのm2nとのコラボも予定。

 その他アップサイクル製品 についてご希望の方は、下記フォームから連絡先をご記載いただいた方に別途ご案内します。

抽選でプレゼントも!

 福岡でサステナブルな活動を推進する 注目企業・団体の製品を10組の方にプレゼント!
 また、ボートレース振興会からの提供でトップアスリートの活躍を生で見られる観戦チケットもペア5組プレゼント!(7月20日締め切り)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次