猫と仲良くなりたかったら、目を合わせてはダメ?

 子どもの頃、親や学校の先生から「相手の目を見て話しなさい」とよく言われたものです。しかし、猫の世界でそれは通用しません。わが家の猫は目を合わせると「なんなの?」という顔でじっとにらみつけます。ある猫は、顔を近づけるとバシッと猫パンチしてきます。いったいなぜこんな反応をするのでしょうか。その理由を考えてみました。

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猫にとって目を合わせるのは何のサイン?

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 まず「猫は人見知りだから目を合わせないのでは?」と考えてみました。私も人見知りで、話すときに人の目を見るのが苦手です。人の目を見ると緊張しますし、相手のペースに持ち込まれそうで怖いのです。  猫もそうなのでしょうか。確かにわが家にも臆病な猫が何匹かいます。けれど、よく懐いている飼い主であっても、目を合わせると攻撃的になるのでふに落ちません。

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 いろいろ考えていると、家の中からウーウーという、うなり声が聞こえてきました。わが家には11匹の猫がいて、小さなけんかはしょっちゅうです。猫はもともと単独で暮らす動物なので、一つ屋根の下にいるとみんな仲良しということはなく、相性の悪い組み合わせもあるようです。  うなり声の震源地に駆けつけると、2匹の猫が間近でにらみ合っていました。そう、猫はけんかのときに目を合わせるのです。  まず離れた距離でうなり声を上げ、その後はジリジリと近づいてにらみ合いになります。先に目を逸らした方が負けで、背中を見せて逃げていきます。どちらも目を逸らさず逃げないときは、取っ組み合いになることもあります。つまり、猫の世界で目を合わせるのは、けんかのサインなのですね。

猫と仲良くなりたかったら目を合わせないよう気を付けて

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 猫の行動をよく観察していると、一緒に暮らしている猫同士でも、目を合わせるのはけんかのときと異性にアピールするときくらいというのが分かります。それ以外はなるべく目を合わせないようにして接しているように見えます。わが家の猫に限ったことではなく、他の猫も同じようです。  理由は同じテリトリーを共有する猫同士で争いを避けるためと考えられています。猫の間にも力関係があり、優劣が決まっています。負けると分かっていて、自分よりも強い猫にけんかを仕掛けることは、まずありません。テリトリーから追い出されたくはないですからね。

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 猫の世界で目を合わせるのは、けんかのサイン。人間も猫と仲良くなりたければ、目を合わせないようにして、ちょっと視線をずらして接するくらいがちょうどよいようです。顔を近づけ過ぎるのにも注意を。人見知りする人の気持ちになると、猫の気持ちも理解できそうです。 (ファンファン福岡公式ライター/のらくろ)

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