遠距離恋愛中のカップルは、ほかのカップルに比べて会える頻度が少ない分、寂しさや不安を感じやすいものです。つらさに耐えられなくなり、別れを選んでしまうふたりも少なくはないでしょう。
遠距離恋愛に疲れ、別れが頭をよぎるときは、この記事を読んであなたと彼の本音を探ってみてください。
遠距離恋愛カップルが別れを選ぶ理由
遠距離恋愛中のカップルは、どのようなことをきっかけにして別れを選んでしまうのでしょうか。遠距離恋愛ならではの理由もありそうです。
ほかに好きな人ができたから
彼やあなたに別の好きな人ができてしまったから、浮気が発覚したから、といった理由で別れを選ぶカップルも少なくはありません。
長い間恋人に会えない生活を送っていると、ほかの異性と親しくなってしまうのもあり得ないことではないでしょう。恋人に会えない寂しさから、友達だと思っていた異性を好きになってしまうこともあるはずです。
寂しさや不安に耐えられなくなったから
落ち込んだとき、そばに頼れる恋人がいないのはつらいものです。会いたいときに会えない寂しさが募ると、遠距離恋愛をしていること自体に疲れてしまいます。
恋人のことは好きだけれど、「こんなにつらい思いをするくらいなら別れてしまいたい」と考えるようになるのです。
ほかにも寂しさや不安のあまり、恋人を疑ったり責めたりして喧嘩別れのようになってしまうカップルもいるでしょう。
会えない期間に気持ちが冷めたから
会えなくて寂しい時間を何とかやり過ごしているうちに、恋人がいないことに慣れてしまうケースです。
はじめのうちは寂しさを感じていたものの、いつしかひとりでも楽しい時間が送れるようになり、好きな気持ちが薄れてしまうことがあります。
恋人と過ごすよりもひとりの時間が充実しているので、これ以上付き合いを続ける意味はない、と判断した場合に別れを選ぶことがあるでしょう。
結婚に踏み切れないから
お互いにこれからも一緒にいたい気持ちはあるものの、どちらにも引っ越すつもりがない、結婚するつもりがない、結婚に不安があるなどの理由で別れてしまうカップルもいます。
特に遠距離恋愛に終わりが見えない状況だと、いつになったら同棲できるのか、結婚できるのかなどの目安をつけにくいため先が見えずに関係が終わってしまいやすいでしょう。
遠距離恋愛中に別れを予感させるサイン
遠距離恋愛が危機を迎えているサインには、以下のようなものがあります。このようなサインが見え始めたら、一度会って今後の関係を考え直す必要があるかもしれません。
連絡が減る
こちらから連絡をしても、返事が返ってこなかったり、返ってきてもそっけなかったりするようなら、相手の気持ちが冷め始めていることを疑いましょう。
忙しくて返事ができないなど特別な理由があるのならよいのですが、理由もないのに連絡がつきにくい状況が続くのは好ましいことではありません。
ほかに好きな人ができて連絡するのが後ろめたい、気持ちが冷めているのであまり連絡を取りたくないなどの理由が隠されているかも。
あなたが意図的に連絡を控えている場合、その理由はなぜなのか考えてみてください。なんとなく面倒くさい、後ろめたさがあって連絡を取りたくないなどさまざまな理由があるでしょう。
1日数回の連絡すら面倒くさいと感じているようなら、あなたの気持ちが離れてしまっているサインかも。
会う約束をしなくなる
恋人が予定を聞いてこなくなったり、デートに誘っても「今度ね」「今忙しい時期だから」などと理由をつけて断ることが増えたりするときは要注意です。
遠距離恋愛中はただでさえ会えるチャンスが少ないのに、会う機会をつくろうとしなくなるのは、恋人の気持ちが冷めかけている危険信号といえるでしょう。
反対に恋人からは「会おう」と誘われているにも関わらず、あなたが乗り気になれないパターンもありますよね。好きな気持ちが薄れてきたり、もう別れたいと考えていたりするとき、デートが億劫になるものです。
恋人のことを本当に好きなのかわからない、恋人に不満があるときなどはデートも楽しめないでしょう。わざわざ交通費やデート代を捻出しようと思えなくなったら、別れのタイミングなのかもしれません。
嘘が増える
恋人が嘘をつくことが増えたら要注意。もしかしたらほかに好きな人ができたり、あなたとの別れを考えていたりするのかもしれません。
一度嘘をつくと、その嘘を隠すために繰り返し嘘をつき続けるので、電話やデートでの態度にも変化があらわれてくるはず。「最近忙しそうだね」「いつもと雰囲気が違うよね」などと聞いて、ごまかそうとしたり、不自然な反応があったりしたら嘘をついている可能性があります。
反対にあなたからの嘘が増えたケースもあるでしょう。恋人と電話の約束をしていたのに「疲れているから」と断ってしまう、本当は飲み会だったのに「残業で遅くなった」などのささいな嘘をつくことが増えたときも危険です。
心のなかに何かやましいことや知られると困ることがあるから、恋人に本当のことを話せなくなってしまっているのではないでしょうか。
会うのが楽しみではなくなる
デートを何度もドタキャンされる、デート中も恋人がつまらなさそうにしているなどの前兆がありませんか。せっかく久しぶりに会える機会にも、楽しもう、楽しませようとしてくれないのはあなたへの気持ちが薄れている証拠かも。
デートの約束をしたもののあまり行きたいと思わない、むしろ面倒に感じてしまうようになると、気持ちが冷めている可能性が高いです。あなたはどう感じるか、一度気持ちに向き合ってみてもよいかもしれません、
遠距離恋愛は会うのに時間もお金もかかります。時間やお金をかける価値が見出せなくなる、ということはつまり、恋人への愛が薄れてしまっている状態といえるでしょう。
別れが頭をよぎるときに考えたいこと
遠距離恋愛中に「別れたほうがいいのかな」と考えてしまうのは、どんなカップルにも起こり得ることです。
そんな気持ちになってしまうのも、遠距離恋愛に終わりが見えない、寂しさに耐えられないなどさまざまな要因があるはず。本当に別れるべきなのか、以下のことを要点に考えてみましょう。
彼がいない生活を想像できるか
遠距離恋愛中は、彼に会う機会は少ないかもしれません。しかし、「いざとなったら頼れる恋人がいる」「理解してくれる相手がいる」、その事実が心の支えになることもありますよね。
彼と別れてしまったら、理解者もいなくなってしまうということです。本当に彼と連絡が取れなくなっても平気なのかどうか考えてみてください。
いつまでなら遠距離でも耐えられるか
遠距離恋愛に疲れてしまっていても、今すぐにつらさから解放されたいと感じるケースもあれば、数カ月なら耐えられるケースもあります。あなたが今どのような状態なのかを客観的に判断してみましょう。
半年なら待てる、と思うのなら、半年間は待ってみてから決断するとよいでしょう。「今すぐに遠距離恋愛をやめたい」「耐えられない」と感じるなら別れを決意するのもあり。
キャリアを断念できるか
今すぐに遠距離恋愛から解放されたい、でも彼と別れる決心がつかない……そんなときはあなた自身が仕事を手放したり、キャリアを断念したりできるかを考えてみてください。
何よりも彼の存在が大切なら、彼のもとに引っ越すのも選択肢のひとつです。難しい選択ではありますが、彼との関係よりも仕事やキャリアを手放したくないと思うなら、彼との別れが視野に入るかもしれません。
遠距離カップルが未練を残さず別れる方法
遠距離恋愛中のカップルがやむを得ない事情で別れることになってしまったとき、どんなことに気をつけるとよいのでしょうか。
別れ方しだいで、いつまでも未練が残ってしまうこともあるので、なるべく円満に別れられる方法を取りましょう。
会って話す
できれば、別れ話をするときは会って話すようにしましょう。最後に顔を見て話し、これまでの感謝などを伝えれば気持ちに踏ん切りをつけることができます。
顔を見ることなく、納得できるまで話すこともないまま別れてしまうと、いつまでもわだかまりが残り、円満に別れたとはいえない気まずい状態が続いてしまいます。
会えないならせめて電話で話す
遠距離恋愛中のカップルは、別れ話のために会う時間をつくることも難しい場合がありますよね。
会えないのならせめて電話で声を聞き、じっくりと話しましょう。文字だけのやり取りでは本音が伝わりにくく、未練が残りやすいです。
理由をごまかさず伝える
別れを告げるときは理由をごまかさずに伝えましょう。理由もいわずに「もう無理だから」「なんとなく別れたい」などと伝えてしまうと、彼が納得できないまま別れることになってしまいます。
彼がモヤモヤを残したまま別れると、別れてからもいつまでも連絡がきたり、トラブルになったりしてしまう可能性があります。
自然消滅は避ける
お互いに気持ちが薄れ、連絡が減ってきていたとしても、そのまま自然消滅には持ち込まず、一度きちんと話して別れの意思を確認するのがベター。
別れ話をするのはつらいことなので、できるなら避けたい気持ちもわかりますが、別れるときこそきちんとけじめをつけるのが恋人として時間をともにした相手へのマナーでもあります。
遠距離恋愛での別れはふたりが納得できる方法で
遠距離恋愛を続けられず、残念ながら別れを決めたときは、ふたりのあいだにわだかまりが残らないようにすることが大切です。
納得がいくまで話し合い、別れの理由をうやむやにしないようにしましょう。円満に別れることができれば、復縁のチャンスもめぐってくるかもしれません。
(ファンファン福岡公式ライター / Akane)