息子が小学1年生の時、私のいとこの結婚式で、結婚指輪を運ぶリングボーイを頼まれました。一度は引き受けたものの、本番直前になって息子は「やりたくない」と言い出しました。私は必死に説得を試みましたが、果たして結末は?
引っ込み思案の息子にリングボーイの大役が
私には、15歳年下のいとこがいます。私の結婚式では、当時小学4年生だった彼女に、リングガールを務めてもらいました。そんなこともあり、いとこの結婚式が決まると、うちの息子に「リングボーイをお願いしたい」と頼まれました。 「自分の結婚式でリングガールをしてくれたいとこの結婚式で、息子がリングボーイをやるなんてすてき!」と私は大感激。一も二もなく快諾しました。 とはいえ、息子は引っ込み思案な性格なので、この大役を果たせるでしょうか。 そこで、私はこう説明しました。 「○○お姉ちゃんが結婚式にリングボーイをやってほしいって。結婚指輪を届けるだけだから大丈夫だよ」。息子は、一瞬考え込んだものの「分かった」と承諾してくれました。 いとこも、息子の性格を知っているので、念のため新郎のおい(4歳)にも頼んでいました。もしものことがあっても、どちらか1人がやってくれるだろうと予想したのです。
プレッシャーに耐えかねた息子が断固拒否! 代わりは誰が?
そして、いよいよ結婚式の当日。本番前に1度リハーサルをすることになりました。そつなくこなす息子の姿を見て、私は「これなら本番も大丈夫!」と一安心しました。 一方、新郎のおいはまだ4歳と幼く、泣きだしてしまいました。これでは本番は難しいと新郎新婦は判断して、リングボーイは息子1人でやることになりました。 ところが、本番直前。人が集まりリハーサルとは違う雰囲気でプレッシャーを感じたせいか、息子が「どうしてもできない」と言いだしたのです! 私と母でギリギリまで説得するも、断固拒否の姿勢は変わりません。 息子はおばあちゃんっ子なので、母の言葉なら聞き入れてくれると思い「大丈夫だよ。ちょっと指輪を運ぶだけだからできるよ」と励ましてもらいましたが、それでも息子は首を縦に振りませんでした。 開式が差し迫り、これ以上の説得は無理だと思いました。このまま無理やりやらせたら、途中で逃げたり、泣いたりして、新郎新婦や参列者に迷惑をかけかねません。いとこには申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、最終的に「できない」と申し出ました。 結局、誰がリングボーイをやったのかというと… 本番では、式場のスタッフが指輪をこっそりと運んでいました。リハーサルに比べると物足りなさは感じましたが、息子が泣いて台無しにするよりはよかったと思っています。 プレッシャーから解放された息子は、結婚式でも披露宴でもずっと笑顔で、おとなしくしていました。いとこに会うと、いまだに笑い話としてネタにされるエピソードです。 (ファンファン福岡公式ライター/kotchan)
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