いまやママ同士の連絡手段として欠かせないLINE。便利な反面、揉めることもしばしば。わが子が通う幼稚園ではこんなトラブルがありました…。
園長先生からLINE禁止とお達しが
息子が通う幼稚園では、クラスごとにLINEグループが作られていて、保護者間の連絡や役員さんからのお知らせなどクラス運営に活用されていました。
「今度ランチ会やります」
「明日の保護者参観は何時からだっけ?」など毎日のようにやりとりがあり、ふとスマホをみると未読メッセージが100件以上もあってギョッとする、なんてことも少なくありませんでした。
そんなある日のこと、保護者会で園長先生が突然
「当園でのLINEの使用は禁止します」と言い出しました。複数の保護者から
「子どもの写真を勝手にLINEに載せられて迷惑している」というクレームがあったとのこと。
これまで運動会や遠足など行事のたびにLINEグループに写真がアップされていました。
「自分では撮れなかったわが子の写真があって嬉しい!」
「下の子の世話が忙しくてあまり写真が撮れなかったから助かる」と好評だったのですが、それが嫌な人もいたようです。
「園でのやりとりにはLINEではなく、これまでのように携帯電話のメールを使用してください」と言う園長先生の宣言にざわつくママたち。「使用禁止って勝手に決められても…」という文句もちらほら聞こえました。急にLINEが使えなくなると、やりとりがとても面倒になってしまいます。そこで今後の運用について、クラスごとに話し合いをすることになりました。
話し合いの結果は?
役員さんから
「役員としては便利なのでLINEを使用したいと思っています。全員でルールを決めませんか?」と提案があり、1時間近く話し合いました。そして3つのルールが決定しました。
(1)写真のやりとりはやめる
(2)役員だけがメッセージを送る
(3)夜20時以降にメッセージは送らない
このルールでLINEを使用することに賛成する人は挙手してくださいと言われると、全員が手をあげました。
話し合いの結果を園長先生に伝えると
「そのルールを守れるならLINEの使用を認めます」とのお許しが。無事にLINEを活用できるようになりました。話し合いのあと、
「写真のやりとりができなくなったのは残念だわ」
「希望する人だけでグループを作るのはどう?」とブツブツ言うママたちの姿も。
あちらを立てればこちらが立たず、みんなが納得する方法はなかなか見つからないようです。
(ファンファン福岡一般ライター)