7歳・9歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。
学校や習い事で、「ゼッケンをつけてきてください」といわれることはしばしばあります。正しい縫い方を知っていると、きれいに、取れにくくつけられます。
今回は、ゼッケンの縫い方についての情報をまとめました!縫いつける以外の方法も紹介しているので、「裁縫が苦手」という人にも参考になれば幸いです。
ゼッケンの縫い付けが求められるシーン

まずは、「ゼッケンをつけてきてください」とよくいわれるものを確認しましょう。
・体操着
・水着
・習い事のユニフォーム など
学校によっては、体操着にクラスや名前を書いたゼッケンをつけなければいけません。わが家の息子たちは、体操着に刺繍を入れるタイプなので必要ありませんが…。夏場の体育で使用する水着は、ゼッケンの取り付けが必須です。
ちなみに、息子たちの通う小学校では男子はパンツ型の水着の正面右上あたりに名刺より少し大きいくらいのゼッケンをつけます。女子は胸あたりにつけますが、ラッシュガードを着ると隠れてしまうため、長男が2年生くらいから「ラッシュガードにもつけてください」と指示されるようになりました。
学校以外だけでなく、習い事のユニフォームにゼッケンをつけることもあるでしょう。名前を書いたものだけでなく、試合に出場するための番号や所属団体などが記されたゼッケンが必要なケースもあります。
ゼッケンの縫い方は何でもいい?

ゼッケンは「針」と「糸」を使い、体操着や水着、ユニフォームにつけるのが一般的です。つけ方は、次のポイントに注目して決めるとよいでしょう。
縫い方の決まりがないか確認する
ゼッケンをつける方法に、「これ」といった決まりはありません。特に指示がない場合は、保護者の判断でつけ方を決めてよいといえます。
しかし、学校や習い事のチームが、独自のルールを設けている場合もあります。「手縫いで」「この縫い方で」「接着剤は使わない」などの決まりがないかは、事前に確認しましょう。
使用期間で縫い方を決める
ゼッケンをどれくらいつけたままにするかも、縫い方を決めるポイントです。何年も使うものは、つけ直さなくてよいように縫いつけたほうがよいですが、数回しか使う予定がないものをしっかりつけてしまうと、ゼッケンを取り外すのが大変になります。
息子たちはモダンバレエを習っているといいましたが、発表会をする舞台で練習するときには、1年目のみ、先生が誰がどこにいるかわかるようにゼッケンをつけます。1度しか使わないので、このときは四隅を止めるだけにしました。
使用シーンで縫い方を決める
競技によっても、ゼッケンのつけ方は変わってきます。たとえばマラソンをはじめとした陸上は、競技時間が短いので四隅だけ縫うということも多いです。
一方、野球やサッカーのように1回の競技時間が長いスポーツは、使用頻度が高くなくてもある程度しっかりつけておかないと、試合中にゼッケンが取れてしまう可能性があります。
ゼッケンの縫い方は、決まりや使用期間・シーンを考慮して決めましょう。
ゼッケンの付け方(縫い方)まつり縫い、ぐし縫いどっち?(https://sewingschool.hapimade.com/zekken/#google_vignette)
ゼッケンの縫い方は「たてまつり縫い」がおすすめ!

ゼッケンをしっかりつけたい場合は、「たてまつり縫い」という縫い方がおすすめです。「たてまつり縫い」でつけるメリットや、手順を解説します。
たてまつり縫いのメリット
たてまつり縫いのメリットは、以下の通りです。
・しっかり縫い付けられる
・縫い目が目立ちにくい
・仕上がりがきれい
・布地がほつれにくい
・布の耐久性が上がる など
また、表面に縫い目が出るようにすると、デザイン性がアップするのも、たてまつり縫いのメリットです。
たてまつり縫いの方法
続いて、たてまつりの手順を説明します。
1.針に糸を通し、長いほうの端を玉結びする
2.ゼッケンの裏側から表に向かって針を通す
3.針が出たところのまっすぐ上の下地に針を刺す
4.2で針を通した場所の少し横から針が出るよう、斜めにすくうようにする
5.3.4を繰り返す
6.ゼッケンの周りを全て縫えたら玉結びをして留める
等間隔に縫うと、よりきれいに仕上がります。また、縫う間隔が狭いほうがゼッケンをしっかりとつけられます。
たてまつり縫いはゼッケン以外にも使える!
縫い目が目立ちにくく、つけたものが取れにくいたてまつり縫いは、ゼッケンの取りつけ以外にもさまざまなシーンで活用できます。
たとえば、バッグなどにアクセントとしてアップリケをつけるときには、たてまつり縫いがおすすめです。また、バイアステープを裏側から縫うときや、ズボン・スカートの裾上げ、小物作りなども、たてまつり縫いをマスターするとよりよい仕上がりになるでしょう。
取れないゼッケンの縫い方「たてまつり縫いの基本」(https://kufura.jp/movie/housework/64910)
ゼッケンやアップリケ付けに!「たてまつり縫い」の縫い方とコツ(https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1162516.html)
まつり縫いのやり方4パターンを解説(https://shisyuya.com/maturinui/)
ゼッケンをきれいにつけるポイント

ゼッケンをよりきれいにつけるなら、縫い方以外のポイントも押さえて作業をしましょう。取れないことはもちろん、仕上がりが美しいと、子どもも意欲や集中力をよりアップさせて、スポーツなどに集中できます。
素材にこだわる
ゼッケンを各自で用意する場合、特に指定がなければつけやすい素材のものを選ぶと、仕上がりがよりきれいになります。伸びない素材にはスパン糸、伸びる素材にはレジロン糸のように、素材によって使用する糸の種類も変えるとなおよいでしょう。
着用した状態で位置を決める
ゼッケンをつけるときには体操着やユニフォームなどを子どもに着せて、位置を決めるとよいです。着用しないで位置を決めると、身体の凹凸で思っていた位置にゼッケンがこないこともあります。
縫い方だけでなく、全体のバランスを考慮してゼッケンの位置を決めるのも、きれいに仕上げるポイントです。
仮止めをする
ゼッケンをつけたい位置を決めていきなり縫い始めると、斜めになったりヨレてしまったりする可能性が高まります。位置を決めたら待ち針などで仮止めをし、決めた場所からズレないようにしましょう。
しつけ縫いをする
仮止めだけでも、何もしないで縫うよりゼッケンがずれませんが、さらに仕上がりにこだわるなら、しつけ縫いまでするのがおすすめです。しつけ縫いは、布同士がずれないよう大まかに縫い留めることをいいます。
しつけ縫いにはほどきやすい「しつけ糸」を使うのが一般的ですが、ない場合は持っている糸で代用して構いません。
ゼッケンはアイロンや接着剤でつけても◎

ゼッケンの縫い方がわかっても、きれいにつけられるか自信がない場合は、布用接着剤などを使って縫わずにつけるのも1つの方法です。ただし、接着剤を使うとはがした跡が目立つので、使えるのは「長期間使用するもの」「返却が不要なもの」などに限られます。
アイロンでつける場合のコツと注意点
市販のゼッケンのなかには、裏側にアイロンでつけられる接着テープがついているものもあります。また、接着テープは単体でも販売しているので、これを活用するのもよいでしょう。
アイロンでゼッケンをつける場合も、「どこにつけるか」は実際に着用して決めます。縫ってつけるのとは違って、一度つけるとやり直しが難しいので、位置決めは特に慎重に行う必要があります。
また、接着テープが使用できる素材かを確認することも、忘れてはいけません。説明書などの指示に従って温度や圧着時間を守って使用しましょう。
接着剤でつける場合のコツと注意点
布用の接着剤は、針や糸、アイロン不要で簡単に布同士をくっつけられるアイテムです。木工用ボンドとは異なり、乾いても硬くなりにくいので、ゼッケンをつけても素材への影響は出にくいでしょう。
布用接着剤を使用する場合は、ゼッケンとゼッケンをつける体操着などの両方に塗ると、くっつく力がより強くなります。また、塗った接着剤をヘラなどで伸ばしてから接着すると、隅まできれいにつきます。
布用接着剤にはさまざまな種類があり、水や熱に弱いものを選ぶと、洗濯・乾燥で取れてしまうかもしれません。また、安価なものは接着力があまりないこともあるため、注意が必要です。
筆者も息子たちの水着のゼッケンには、布用接着剤を使いました。しかし、主に手芸に使うものだったらしく、2~3回洗濯をして乾燥機に入れたら、水着とゼッケンがバラバラの状態で発見されました(笑)。
その後、アイロンでつけるタイプのものにしたところ取れなくなりました。縫うよりも大幅に時短できるので接着剤を選びましたが、もし次にゼッケンをつける機会が訪れたら、たてまつり縫いにも挑戦してみようかなと考えています。
木工用とはどう違う?布用ボンドの便利な使い方とは?(https://my-best.com/3095)
布用接着剤のおすすめ人気ランキング22選|強度が高いものや洗濯できる商品を紹介(https://bestone.allabout.co.jp/a3473/)
ゼッケンの縫い方は意外と簡単!少しの工夫で見た目も美しくしよう

ゼッケンをつけるのにおすすめの縫い方は、意外と簡単で取れにくい「たてまつり縫い」です。仮止めやしつけ縫いなど、少しの工夫できれいに仕上がるので、ぜひ試してみてください。
裁縫が得意ではない人や、忙しくてできるだけ早くつけたいという人は、布用接着剤を使うのもよいでしょう。「つけ方の決まり」がないか確認したうえで、ベストな方法を選択してください。


