ママ必見! アレルギー持ちのお子さんの保活ポイントをご紹介

 私には3人の子どもがいますが、長男、次男と食物アレルギーを持っています。アレルギーっ子を預けて仕事に復帰しなければならない親御さんにとって、保育園選びはとても重要です。そこで今回は、アレルギー持ちのお子さんの保活ポイントについてご紹介します!

目次

命の危険も予測して

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 初めて長男を保育園に預ける頃はまだアレルギーに対応する保育園が少なく、命の危険性があることもさほど認識されていない時代だったので、悔しい思いをした経験もあります。

 特にアナフィラキシーショックを引き起こす可能性のあるお子さんの場合は、保育園側に「アナフィラキシーショックを引き起こす可能性」があることを保育園側に伝え、症状が現れた時にどのように対処するか相談する必要があります。

アレルギー対応可か問い合わせる

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 私はまず、保育園入所などを取りまとめる自治体の課に問い合わせをし、そこからアレルギー除去食に対応する保育園に見学を申し込みました。

 見学当日は以下の項目を保育園側に伝え、確認をしました。

・アレルギー反応を引き起こす食物
・アレルギー物質を取り除いた給食やおやつを用意してもらえるのか(除去食)
・給食やおやつはどのように食べるか(席の位置など)
・アレルギー反応が現れた際の対処法(患部を冷やす、服薬など)
・アナフィラキシーショックを引き起こす可能性も否定できないこと
・アナフィラキシーショックを引き起こした場合は緊急搬送を希望すること

 ここで少し心苦しくなるのが、アレルギーっ子が食事をする場所です。ご飯を上手に食べられる年齢までは特に注意が必要で、例えばお友だちのご飯が誤って飛んできたり飲み物をこぼしたりするリスクも高いため、お友だちと少し席を離してもらうなど、配慮してもらうことをお願いするといいでしょう。

認可保育園・無認可保育園の対応の違いは?

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 長男を保育園に入園させる際にアレルギーで悔しい思いをしたと冒頭で伝えましたが、実はアレルギーを理由に自治体から頂いた入園許可を取り消しされた経験があります。

 理由は除去食用に調理器具の用意ができず除去食を調理することが難しい、アレルギーに配慮した対応ができないとのことでした。一度自治体から入園許可と共に「アレルギー除去食に対応」とのお返事をいただけていただけに… 心はズタボロでした。

 そこで急遽、お世話になったのが無認可の保育園です。無認可の保育園ではアレルギー除去食に対応する保育園は少なく、お弁当とおやつの持参となりました。

 毎日大変でしたが、わが子だけがお弁当持参だったため、誤配などの心配もなくそれはそれでよかったのかもしれません。

入園後も先生との連携が重要

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 その1年後に入園できた認可保育園では、月1回の面談があります。月末頃に少し早めにお迎えに行き、職員室で来月の給食のメニューを確認しながら、どのメニューを除去食にするのか、園長・担任・栄養士同席のもと確認していきます。

 保育園の調理室で作るものから市販のものまで、1つ1つ原材料を確認しなければならず骨の折れる確認作業です。しかし、わが子が安心安全に給食やおやつを食べられるように皆さんが考え、対応してくれることが大変有難く感謝の気持ちでいっぱいです。

 アレルギーに対応してくれるのか、アレルギー症状がでた時どのような対応をしてもらえるのか、不安を抱える親御さんも多くいるのではないかと思いますが、保育園側と綿密に確認していくことが重要です。お子さんが安心して保育園生活を送れるように、しっかりと準備していきましょう!

(ファンファン福岡公式ライター/粟飯原)

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