小学生の子ども向けの通信教育を選ぶとき、実際に使っている人の声って気になりますよね。中でも今回は「公文式」に焦点を当てて、実際に進研ゼミを小学生の子どもに使わせている保護者にアンケートを実施。実際の保護者の口コミを紹介しているので、利用を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
アンケート概要と回答者
調査概要:通信教育の利用に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年11月6日〜19日(14日間)
人数(男性・女性):20代〜60代の男女6人(男性0人、女性6人)
公文式のサービス内容
ここでは公文式の特徴について説明していきます。これから利用を考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
公文式の基本情報
・運営会社:公文教育研究会
・対象学年:乳児・幼児(0〜3歳)、幼稚園年少〜年長、小1〜6年生、中1〜3年生、高1〜3年生、大学生、社会人
・授業形式:通信・ネット、通塾
オンライン授業&教室学習のサービス開始
公文式ではZoomを用いたオンライン授業サービスを開始しています。公文式の教室には2週間に1回の通塾でよく、その他の学習時間は家庭でのオンライン授業が受けられます。このサービスは送迎の手間を減らしたい、子ども1人での通塾が心配、家庭での学習習慣をつけたいといった保護者に好評のようです。
自主学習を基本として自分で解いた達成感を味わえる
公文式オンライン授業では子どもにあった教材を選択してくれるので、無理なく学習を進めることができます。また、オンライン授業では学習中に先生による声かけサポートがあります。自宅での学習に使う教材は通塾時に先生から受け取れます。
英検合格が狙える
公文式では小学生での英検合格が狙えます。英検3~5級に合格した小学生の3人に1人が公文式での英語学習の経験者という調査結果が出ています。子どもにあった英語学習で無理なく、そしてできたという達成感とともに前向きに学習することができるのは嬉しいですね。
出典:https://www.kumon.ne.jp/eigo/eiken.html
実際の利用者に聞いた!公文式って小学生の子どもに使わせるべき?
ここでは実際に利用している保護者の満足度や利用の決め手となったポイントや使って良かったポイント、気になったポイントについての口コミを紹介します。
【小学生版】公文式の満足度は?
ここでは、実際にサービスを利用した満足度について星1(★)から星5(★★★★★)の5段階で評価してもらいました。その評価の理由と合わせて確認してみましょう。
公文式の利用を決めたきっかけ
- 「塾に通わせたいと思っていたが、世の中の情勢的にまずはオンラインで開始していく事にしました」(20代女性)
- 「ママ友に勧められたため」(30代女性)
- 「仕事をしていたため、低学年のときなどは教室に連れて行くのが大変だったため」(40代女性)
- 「公文式に通っていてその関係で通信教育に移行しました」(40代女性)
公文式を実際に利用している保護者がなぜ利用を開始したか。今回のアンケートでは、送迎が楽、ママ友に勧められた、もともと公文式に通塾していた、習慣や地域柄で利用しているという人が多かった印象です。授業内容というよりは習慣によるものが大きいですね。
公文式を使って良かった点は?
- 「学校での宿題以外はゲームなどをしていることがほとんどでしたが、学習習慣が身についてきて勉強に意欲的になった」(20代女性)
- 「何度も繰り返し問題を解くことで、自信がついたから」(40代女性)
- 「計算などがとても早くなった。国語なども得意になった」(40代女性)
- 「教室のように強制ではないので、始めるまでに毎日時間がかかり大変だった。やる日とやらない日があった」(40代女性)
- 「教材が足りなくなりそうなときはすぐ送って貰える」(40代女性)
公文式を使っていて良かったと感じた点に関して、自宅でのオンライン学習によって学習習慣が身についた、何度も反復学習をして着実に学習内容が身についていく、解けたという成功体験が学習意欲を増加させているという口コミが多かったです。家庭での学習習慣の定着と反復学習、解けたという成功体験は公文式利用の大きなメリットと言えるでしょう。
公文式を使って気になった点は?
- 「子どもにやりなさいと言っても、なかなか進まない。ノルマのようなものを決めてもらえたらよかった」(40代女性)
- 「教室とは違い強制ではないので、取り組み始めるまでに時間がかかった。先生から添削が返ってくるまでに時間がかかるので、見直しなどをあまりしなかった」(40代女性)
- 「丸つけをされて返ってくるのが遅い。答えた回答が返ってくる頃には忘れている」(40代女性)
- 「実際何度か足りなくなり早急に対応して貰ったのでそれについては満足しています。しかし基本的に学習管理は子どもと親なので不安があります」(40代女性)
公文式を使って気になる点ですが、学習をするしないが子どもに委ねられている、親による学習管理が必要、サポートしてくれる先生や教室によってサービスのムラがあるというもの。通信教育ではよくあることですが、子どもの自主的な勉強への意欲がない場合、定期的に親から声かけやサポートがないとのそもそも長続きしないです。また、教室ごとのサービスのムラがあるそうです。実際に2カ月など期間を決めて利用してみて相性を確かめるのも手でしょう。
まとめ
今回は小学生向けの通信教育として公文式の小学生向けオンライン授業サービスに焦点を当てて、実際の保護者にアンケートを実施。何が決め手で選んだのか、実際に使ってみてどうだったのかを紹介しました。小学生以前から利用していた、地域で公文式を利用している家庭が多いなど、環境や習慣といった要因が大きく影響しているようです。とはいえ、家庭学習は教室学習とは異なり子どもの自主的な取り組みや保護者によるサポートが必要となるので、実際のサービスとの相性を見極めないと長続きはしないようです。今後、利用を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。