こんにちは! 一般財団法人 日本能力開発推進協会ベビーマッサージインストラクター及び、 ベビーヨガインストラクターのひなた葵です。ベビーマッサージとベビーヨガはセットで扱われることも多く、違いがよく分からないかもしれません。そこで今回は、この2つの違いを簡単に説明した後に、家庭でも簡単にできるベビーヨガを発達段階別に紹介します。
ベビーマッサージとベビーヨガの違いは?
ベビーマッサージとベビーヨガは、共通しているところも多いです。 共通して挙げられる効果には、 ・赤ちゃんとのコミュニケーション ・赤ちゃんの免疫力向上 ・ママのオキシトシン(愛情ホルモン)の分泌 などがあるといわれています。 どちらも赤ちゃんの体に触れてスキンシップを図るところは、とっても似ていますよね。 では、どこが大きな違いなのかというと、ベビーマッサージは寝ている赤ちゃんの顔や体を触るものですが、ベビーヨガは赤ちゃんの体を持ち上げたりするなど、全身の動きが加わる点です。 手足を伸ばしたり、逆さになったり、回転したりと、いろいろなポーズを取ることで、赤ちゃんの運動能力の基盤作りにも役立つかもしれません。 ママやパパにとっても、いい運動になりますよ!
ベビーヨガをする時の注意点
ベビーヨガは、動きも伴うコミュニケーションなので、赤ちゃんの発達段階によってできるポージングも変わってきます。 首が据わる前は、赤ちゃんを寝かせて行う「タッチヨガ」をしましょう。お座りができるようになれば、できるポーズもどんどん増えていきます。 無理のない動きで、赤ちゃんがケガをしないように充分気をつけながら、親子でいろんなポーズを楽しんでください。
自宅で簡単にできる赤ちゃんとのポーズ
首据わり期:おふね
ママ・パパはあぐらをかいて座り、またがせるようにして赤ちゃんと向き合います。赤ちゃんの首の後ろに手を当ててしっかりと支えます。 そのまま、赤ちゃんを揺らすのではなく、ママ・パパ自身の体を左右や前後に揺らしていきましょう。赤ちゃんは、まるでゆったりと船に乗っているような刺激を感じます。 ママ・パパには腹筋強化の効果があり、赤ちゃんはバランス感覚を身に付けるのに役立ちます。 「どんぶらこっこ~」など楽しく声掛けをしながらやってみましょう。
お座り期:ひこうき
赤ちゃんの脇をしっかりと支えながら、ママ・パパは膝を曲げた状態でゆっくりと寝ころびます。すねの上に赤ちゃんを乗せて落ちないように気をつけながら、膝を曲げたり伸ばしたりしてみましょう。 「ひこうき、ぶーん」など声をかけながら楽しく行ってみてください。 ママ・パパは筋力強化になりますし、赤ちゃんは平衡感覚を身に付けることができます。 赤ちゃんのおなかも刺激されるので、消化機能の活性化にもぴったりです!
ハイハイ期:高い高い
軽く足を開いて立ち、赤ちゃんをしっかり支えながら外向きに抱っこをします。
スクワットのようなイメージで、膝を曲げていきます。
そのまま膝を伸ばしながら、無理のない範囲で赤ちゃんを持ち上げます。ここまでの流れを3回ほど繰り返します。 赤ちゃんがバランス感覚を身に付けるのにも役立ちますよ!
いかがですか?自宅で簡単に実践できる、ベビーヨガのポーズを紹介しました。 ベビーヨガは赤ちゃんの運動だけでなく、ママは産後のシェイプアップに、パパは赤ちゃんと触れ合う時間が増えるので、おすすめですよ。 赤ちゃんの成長に合わせて無理なく挑戦できるポーズに取り組んで、楽しい親子時間を過ごしてみてくださいね。 (ファンファン福岡公式ライター/ひなた葵)
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