通知表の通信欄に「漢字をもっと頑張ろう」しかし、先生も…

 通知表に書かれる担任の先生からの通信コメント欄。子どもの学校生活の様子が見えるため、真っ先に読む親も多いのではないでしょうか。しかし、ときには「え?」と思うコメントも。今回は、通信欄を読んで「そりゃないよ~」と苦笑した経験をお話しします。

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苦手な「漢字」を先生に指摘される

写真AC

 学期終わりに持ち帰る通知表。息子の小学校の場合、成績は学期ごとに毎回評価されるのですが、先生からの通信コメントは年度末に1回だけです。私は、息子が帰ってくるまで「何が書かれているのかなあ」とドキドキしていました。

 修了式を終えた2年生の息子は、意気消沈の様子で帰ってきます。楽しい出来事があった日はニコニコで帰ってくるため、「何かあったんだな」とすぐにわかりました。
 「どうしたの?」と聞いてみると、息子はしょんぼりした様子で
 「通知表」と答えます。

 どちらかと言えば穏やかなタイプの息子。交友関係の問題は聞いていません。忘れ物もほとんどしたことがなく、生活面や授業態度で指摘されることもないでしょう。

 考えられるのは勉強面。息子は、溜息をつきながら教えてくれました。
 「通知表を渡されるとき『漢字を頑張ろう』って言われた」なるほど、たしかに漢字の小テストは毎回70点前後で、良い成績とは言えません。
 「そっか、これから頑張ろうね」と励まし、通知表を開きました。

先生のコメントに誤字

 低学年の通知表の成績表記は「よくできた」「できた」「がんばろう」の三段階です。国語で評価されるのは「音読」や「文章の読み取り」、そして「漢字」の項目。ほとんどの評価項目が「よくできた」でしたが、息子の言う通り、漢字の評価は「できた」でした。息子は
 「漢字だけなんだよなあ!」と悔しそうにしています。

 私は
 「まあまあ」と言いながら、先生が書いた通信コメント欄に目を通します。書かれていたのは、図工の作品が上手だったこと、生活面で模範的な行動ができたこと。そして、「漢字をもう少し頑張ると作文も上達しますよ」といった内容。やっぱり漢字の件は指摘されちゃうよなあと思いつつ読み進めます。

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 「あれ?」途中で、引っかかる箇所に気づきました。「創造性に跳んだ作品を」という一文です。私は、二度三度読んで、誤字に気付きました。
 「もしかしてこれ『創造性に富む』の間違いじゃない?」誰でも間違いはあるけれど… 自分の知識だけでは不安なので、念のため検索サイトで言葉を調べてみると、やはり「創造性に富んだ」が正しく、「跳んだ」は誤字です。

 息子は
 「先生も間違えるんだね!」と驚きつつ、先生の人間味ある一面を知ったせいか、嬉しそう。私は苦笑し
 「先生も人間だから間違うよね」と返しました。夫にも、通知表の一件を話してみました。夫は面白がって
 「先生に誤字を指摘してみれば?」なんて冗談を言います。
もちろんそんな小さな誤りで指摘なんてするはずもなく、家族内で笑って済ませました。

 教師の仕事は激務だと聞きます。普段の業務にプラスして、通知表を作成するのは、大変なご苦労でしょう。先生の仕事量を考えると、たった1文字の誤字なんて気にすべきでないとわかっていますが…。生徒に「漢字を頑張りましょう」と伝えながら、自身も漢字を間違えていた先生。なんだかシュールで、説得力に欠けるなあと思ってしまうのでした。

 なお、その後の息子は、2年生で習った漢字の書き取り練習に励み
 「漢字博士になった!」と豪語していました。せっかく自信がついたようなので、学年が上がるにつれさらに漢字が増えることは内緒にしておきます。

(ファンファン福岡公式ライター/芦谷)

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