会話が増えて父娘デートも! あのアニメで深まった娘とパパの絆

 わが家は、私と娘がとても仲良し。それを横目で見ながら、同じように仲良くしたいけど、どうしていいか分からない夫と、「パパと話してもつまらない」という娘。そんな2人が今ではおしゃべりが尽きなくて、一緒にお出かけする関係に…。2人の間に何があったのでしょうか。

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「パパと話してもつまらない」と娘から言われてしまった夫

出典:写真AC

 私と娘は同じ血液型のせいか、性格がとても似ています。2人ともおしゃべりで好奇心旺盛、楽しいことが大好きです。いつも娘と会話をするのは、ママである私の役目。保育園や小学校での出来事やその時の気持ち、好きな遊び、食べ物など暇さえあればいろいろな話をして盛り上がっています。  その一方、夫は出会った頃から物静かで、自分から話題をふって場を盛り上げているところを見た事がないくらい、脇役に徹しているスタンスでした。  それは、娘が生まれてからも変わらず…。家族でお出かけしても、私と娘が話しているのを静かに聞いているだけでほとんど発言しないので、いるかいないか一瞬分からなくなるくらいです。  こんな静かなパパですから、娘が何かを話しかけても、「そうだね」「うんうん」と相槌を打つのみ。そこから話を広げてくれる、なんていう技は持ち合わせてないのです。  顔に、見えるか見えないか分からない小さい傷ができても気がつくほど娘を溺愛しているのに、日常生活の話にはあまり興味がないようです。  自分が一所懸命話しているのにたいして盛り上がらず、しかも面白い話をしてくれるわけでもないという事に気づいてしまった娘が、ある日言いました。  「パパと話していてもつまんない、ママがいい」  はっきりと言われてさすがに少しショックだったようですが、そこからキャラが一変することなんてもちろんなく、ノリの悪さはいつも通り。ママがいいと言われるのは嬉しいのですが、私だって娘の話ばかり聞いている暇はない!  家事に追われている時に、夫と娘が仲良くしていてくれたら、安心して家事に没頭できるのに…。なんて思っていたのですが、2人の関係に転機が訪れたのです!

さすが「鬼滅の刃」! 娘と夫、両方が楽しめる話題に

 コロナ禍でおうち時間が長かった時に、姪っ子が貸してくれた「鬼滅の刃」にハマった娘。今まで漫画を読んだ事がなかったのに、単行本を何回も真剣に読んでいたので、「家にいる時間も長いし、そんなに読むなら全巻買ってあげよう」と夫から太っ腹発言が出ました。  当時は鬼滅ブームが始まったばかりで、書店では相次ぐ品切れ状態。しかし、夫は「娘のためなら!」と何軒も書店を巡って全巻ゲットしてきました。  大好きな鬼滅の漫画が全巻揃っているというシチュエーションに大興奮の娘から、「ありがとう! パパ大好き!」という台詞が出て、パパもデレデレです。  そして、子供だけでなく大人もハマる「鬼滅の刃」。せっかく買ったし読んでみるか、と軽い気持ちで読んだ夫もすっかり虜になりました。娘とパパに、「鬼滅の刃」という共通の話題が生まれたのです。  それからは、登場人物やシーンにまつわる問題を2人で出し合ったり、好きなシーンを語りあったりと、「パパつまんない」という発言が嘘のように、いつも鬼滅の話題で2人は盛り上がっています。  映画館来場特典の限定本が欲しいということで、映画の公開日初日に2人で映画館にも行きました。用事で私が不在の時に2人でご飯を食べに行くことはあっても、映画を見る長時間のお出かけは初めてではないでしょうか。鬼滅のおかげで父娘デートまで実現しました!

出典:写真AC

 夫も、今までは娘の話の内容に興味が持てず反応が薄かっただけで、自分も興味があることなら2人で楽しく話せる事に気づけたようです。自分が好きな「スターウォーズ」や「ドラゴンクエスト」などを娘に勧めて、もっと仲良し度をあげる作戦実行中です(笑)  2人が楽しそうにしている様子を見てほっこりしつつ、私も「鬼滅の刃」を読んでその輪に入りたい! なんて思いながら、単行本に手をかけるのでした。 (ファンファン福岡公式ライター/tamura)

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