「何やってんの!」息子をイジメる子たちを思わず怒鳴った話

 わが子と他の子どもが一緒に遊ぶ機会が多い公園遊び。子どもが小さいうちは、トラブルや危険な目に遭わないよう、見守りながら付き添うつもりだったのですが…。遭遇した野放し状態の子どもたちを、思わず叱りつけてしまいました。今思い返しても腹のたつ出来事です。

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すべり台で遊んでいた息子が…

出典:https://www.pakutaso.com/

 2歳の息子を、近所の公園で遊ばせていたときのことです。  すべり台の階段をのぼっていった息子に、先に上にいた男の子2人が何か話しかけています。どちらも息子よりひとまわり体が大きく、少し年上のように見えました。  「一緒に遊んでくれるのかな?」と思いきや、2人は迷惑そうな顔で、「来んな!」「あっち行け!」などと言いはじめました。すべり台の上に座りこんで遊んでいたのに、あとから息子がやってきて、邪魔をされたとでも思ったのでしょうか。  ただ、男の子たちのそばを通らないことには、すべり台を使えません。ほかの子とのやりとりについて学ばせる、いい機会かもしれない…。  初めは成りゆきを見守るつもりでいたのですが、まだあまりしゃべれない息子は、どうしたらいいのかわからないようです。困ったような顔で立ちつくしていました。  やがて2人は、息子の体を階段のほうへぐいぐいと押しはじめたのです。  「ちょっと、ごめんね。この子、すべり台を使いたいんだって」下にいた私は声をかけました。  ところが、男の子たちはまるで聞こえていない様子。押すのをやめないどころか、ひとりが息子のからだをドンっと強く押したのです。  「ちょっと! あぶないっ。やめて!」私は思わず大声をあげて割って入りました。  「何やってんの! 落ちたらケガするでしょ。公園のすべり台は、みんなで使うんだよ」  まったく…。何て乱暴な子たちなんだろう。  ふうっと深呼吸したあと、泣きだしそうになっている息子に、「大丈夫。すべってもいいよ」と言うと、息子はこちらの様子を気にしながらすべり下りていきました。

憎めないイジメっ子たち。その親の態度にはモヤモヤ…

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 「ねえ。きみたち、何歳?」私は、怒り冷めやらぬまま質問しました。  「…4さい」ふたりはぼそっと答えました。  「大柄なだけで、見た目より幼いのかもしれない」とも思ったのですが、受け答えはできる年齢のようです。  「この公園の近くに住んでるの?」聞いてみると、2人は首を横にふりました。息子とは学年も住んでいる地域も違うようで、ほっとしました。  私がよほど怖い顔をしていたからでしょうか?  2人のうちの1人が、さっきまで遊んでいたおもちゃを、おずおずと差しだしながら言いました。  「これ、あげる」  自分よりも弱そうな相手には強気だったのに。相手のほうが強いとふんだら、コロッと下手に出るのか…。  分かりやすい態度に苦笑しながら、なんだか憎めず。もちろん、貢ぎ物の受け取りは遠慮しました。  それにしても、この子たちの親はいったいどこにいるんだろう?  誰と一緒に来たのか聞いてみると、男の子たちは、すべり台から少し離れたところにあるベンチを指さしました。  ベンチでは、女性が3人、おしゃべりに興じています。そのうちの2人が母親のようです。  ベンチはすべり台の方を向いています。先ほどからの一部始終は視界に入っていただろうし、私の怒鳴り声も聞こえる距離のはずなのに…。こちらのことなどまるで見えていないかのように話しつづけています。    おしゃべりしてる暇があったら、ちゃんとしつけてよ!  いつもはくり返しすべり台で遊んでいる息子も、居心地が悪かったのでしょう。その日は1度すべるともう「帰る」と言いはじめました。  まだ善悪の判断もあいまいな年ごろの子どもたちにはもう怒っていませんでしたが、その親にはイライラしたまま公園を後にしました。  子どもたち同士のトラブルに、どこから、どうやって介入すべきか、悩ましいですよね。わが子がイジメられていると、思わず感情的になってしまって後悔したり…。  さまざまな親子との関わりを通して、私も試行錯誤しながら学んでいくことになりそうです。 (ファンファン福岡公式ライター/桐谷きこり)

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