懐かしいスノーマンの絵本 子どもたちが語るあれこれ!

 毎年、雪の深い時期になると、スノーマンの絵本の思い出が蘇ってきます。14~15年前にもなるでしょうか。ふらっと本屋に立ち寄った私は、スノーマンの絵本が目に留まり、当時小学5年生の娘と小3の息子に1冊、市内に住む幼稚園の姪っ子に1冊、買って帰ったのです。その当時の思い出話。

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スノーマンのお話、子どもはどう思う?

出典:写真AC

 ご存じの方も多いと思いますがスノーマンは子ども向けの絵本で、お話の内容は、男の子が作った雪だるまと真夜中に楽しく遊び、目覚めたら天気の良い朝でその雪だるまは溶けてしまっていた、というストーリーです。  それを見たら、幼い子供はどう思うのでしょうか。絵本を見終わった後に、子ども達に感想を聞いてみたい、という思いも実はあったのです。

子ども達の感想はそれぞれ!

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まず、小学5年の娘と絵本を見ました。どう思ったか聞いてみると、「この男の子、夜中にスノーマンと遊んだ夢を見たんだよ。」と言いました。なるほど女の子も5年生にもなると、現実的に物事を見るようになるのかもしれない、と思いました。  次は小学3年の息子と絵本を見ました。最後のシーンで、息子は悲しそうな顔をしました。「どうしたの?」と聞くと、「溶けちゃって悲しい。」と言いました。  私は、「お姉ちゃんは、夢だよって言ってたんだけど、どう思う?」と言うと、「夢じゃないよ。」と返事をした息子。まだ9歳だからなのか、女の子みたいにマセていないからなのか、娘とは違った感想でした。  それからほどなくして、姪っ子の家に娘たちと遊びに行ったのです。幼稚園年中組5歳の姪っ子にスノーマンの絵本をプレゼントして、早速一緒に見てみました。  最後のページを見終わり、姪っ子はなんと、ニコニコして、すぐにこう言ったのです。「また、作ればいいんだよ。」3人とも、こうも感じ方が違うものでしょうか。そのあと、娘、息子、姪っ子の3人は、スノーマンの絵本を見ながら、さまざまな意見交換をしていました。  溶けるたびに作るのは大変だ、とか、小さいスノーマンを作って冷凍庫に入れておこう、とか、ホントに子どもの感性というものは、面白いものだと思いました。

それからみんな成長して

出典:写真AC

 娘も息子も姪っ子も、小学生時代は雪が積もる頃になると、よく大きな雪だるまや小さな雪だるまを作っていました。「夜中に遊びに来てくれるかな。」と最初は言っていましたが、すぐに言わなくなりました。  「雪がすごく降っている夜は、空を飛んでるかもしれないよ。」と私が言うと、夜、窓の外を見ることもありましたが、スノーマンはホントは居ないんだ、と思うようになったのでしょう。親としては、子どもの成長は嬉しくもあり、時にはふっと寂しさを感じたりと、なかなか複雑なものです。  ついこの間、春には23歳になる息子に、「小さい時にスノーマンの絵本を見て、自分が何て言ったか覚えてる?」と聞いてみたところ、「覚えていない」と。  息子は春から社会人、勤務先によっては家を出るかもしれません。娘は現在市外に勤務、一人暮らしです。姪っ子は大学受験、県外に出る予定です。今度みんなで集まる機会があったら、スノーマンの感想のことを覚えているか、聞いてみようと思います。  息子同様、娘も姪っ子も覚えていないかもしれませんが、大人になった今、スノーマンの絵本の感想を、改めて聞いてみたいものだ、とつくづく思うのです。 (ファンファン福岡公式ライター/ぱぴんぱ)

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