夫婦でインフルエンザを発症、そのとき8歳息子がとった行動に涙

 夫婦そろってインフルエンザを発症。同居する義両親に8歳、5歳の子守りをお願いし、なんとか修羅場をくぐり抜けました。そんなときに息子の新たな一面を見ることができました。誰に言われたわけでもなく、家事手伝いを始めたのです。自らアクションを起こす姿に感銘を受けたエピソードをお伝えします。

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■夫婦そろってインフルエンザを発症  年明け早々、夫婦そろってインフルエンザを発症しました。こんな状況は初めてでしたが、頼りになったのが同居する義両親の存在です。同居しててよかったと思えた瞬間でした。  さっそく同居する義両親に8歳、5歳の子守りを依頼。お弁当づくりに食事、お風呂など、普段とは違う生活に義両親は一日中バタバタです。今度は義両親がダウンしてしまうのでは? と心配してしまうほど。そばで見ていて、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 ■子どもからのかわいいお手紙に胸キュン  私にとって人生初のインフルエンザでした。2~3日寝込むことも久しぶりです。めったに見ない私の姿に息子と娘は心配し、お手紙を持ってきてくれました。  息子のお手紙を見ると「早くよくなってね」と、習いたての漢字を使って文字を一生懸命に書いてくれていたのが印象的。娘のお手紙は私の似顔絵をかわいく描いてくれていました。  こうした子どもたちの気持ちは、本当にうれしいです。何よりも効く薬だと感じました。

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■ゴミ集めを始める息子にビックリ!  子どもたちのやさしさに触れながらも、やはり家事ができないことは気がかりでした。今日は燃えるゴミの日か…。捨てたいけれど、集める気力がありません。そう思っていたときでした。    息子が突然ゴミ集めを始めたのです。いつも私がゴミ集めをしている姿を見ていたのでしょう。最初に脱衣所のゴミ箱、次に寝室と同じ順番でゴミ集めをしているのです。私は思わず息子に「ばあばにゴミ集めをするように言われたの?」と聞きました。すると「言われてないよ」とのこと。    誰に言われたわけでもなく、自ら行動を起こしたことに驚きました。いつの間にか状況を察知し、協力しようと思う自立心が育ったのでしょう。息子の成長が垣間見え、うれしくて仕方がありませんでした。 ■スーパーでもお手伝いさく裂!  ようやく体調がよくなり、息子と一緒にスーパーへ買い物に出かけました。すると率先して息子がカートを持ってきてくれるのです。「ぼくがカートを押す!」とやる気満々。いつもなら興味のあるお菓子コーナーにしか行かないはずが、今日の息子は違います。    私が病み上がりであることを気遣い、お手伝いをしようと思ってくれています。積極的にカートを押しながら歩く小さな背中を見て、目頭が熱くなりました。買い物をした商品をレジ袋に入れるときも「ぼくがやる!」と積極的です。    きれいに袋詰めできるわけではありませんが、息子の気持ちを受け止め任せてみることに。レジ袋から商品が落っこちそうになりながら、息子なりに一生懸命袋詰めをしてくれました。    自宅へ帰ったあと私は息子をギュッと抱きしめ「本当にありがとう。すごく助かったよ」と感謝の気持ちを伝えました。照れ笑いをする息子が、かわいかったです。子どもの気持ちは真っすぐです。だからこそ気持ちが直に伝わり、とても感動します。インフルエンザはつらかったですが、子育ての幸せを感じられた時間にもなりました。 (ファンファンファン福岡一般ライター)

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