コロナ禍の冬休みに、小2の娘の成長を感じたエピソードを紹介します。私の娘はマイペースで、勉強や習い事で周りから遅れていても、あまり気にしません。負けず嫌いとは縁が無い性格です。ですが、意外なことに、冬休みの宿題に出された縄跳び練習に熱中したのでした。
縄跳びの授業で、1番になった娘
「後ろとび、連続61回跳べたの。私が1番だったんだよ!」冬休みが始まる数日前、学校から帰って来た娘がそう言いました。2学期の後半から、2年生は体育の授業で縄跳びに取り組んでいました。 「へー、すごいじゃん」と答えながらも、私は内心では疑っていました。娘は運動が得意ではありません。途中で引っかかったけど、気にせず跳び続けたんじゃないのかな、と思って受け流していました。
冬休みの宿題のため、親子で縄跳びの練習を始める
冬休みの宿題に、縄跳びの練習がありました。前とび、後ろとび、かけ足とび、などの中から、どれでも好きな跳び方を選んで、跳べた回数を記録するのです。娘は毎朝、「なわとび行こうよ」と私を誘いました。 家の前に出て、私も一緒に縄跳び練習に付き合います。一緒に2人とびをしたり、どちらが沢山跳べるか競争したりしました。
不思議なくらい、縄跳びの練習に打ち込む娘
練習しているうちに、娘は引っ掛かると「あー、もう~!」と悔しがるようになりました。集中力も落ちて疲れてきた様子なので、「もうやめる? 家に入らない?」と私は何度か声を掛けました。 しかしその度に、娘は「やる」と言って練習を続けたのです。引っ掛かりながらも、根気よく何度も挑戦していました。 朝に練習して、夕方も練習する日もありました。また、私が家事で忙しい時は1人で練習に出て行きます。娘がこんなに縄跳びに夢中になっていることが、私は不思議でした。
記録が伸びず、泣いて悔しがる娘にびっくり…
ある日、娘が泣きながら家に入ってきました。前日の「前とび108回」の記録を更新できず、悔し泣きしているのです。どうやら、娘は「クラスで1番になりたい」と思っているようでした。だから毎日、縄跳びを練習しているのです。 私は本当にびっくりしました。娘がここまで何かに一生懸命になるのは初めてのことです。おそらく体育の授業の時、クラスで1番になれたことが、よっぽど嬉しかったのだと思います。だから、また1番になりたいと思って努力しているのでした
3年前は全く縄跳びができなかった娘が、気づけば私を追い越していた
私はふと、娘が幼稚園の年中だった時を思い出しました。夏休みの宿題に、縄跳び練習があったのです。当時の娘は全く跳べませんでした。「そうじゃないよ、跳ぶのが早い!」などと言いながら、私が前とびを教えました。1ヶ月かかって、やっと10回くらい連続とびができるようになったのです。 3年前はあんなにできなかった子が、こんなに上達するんだなあ、と感心してしまいした。今では、私よりも娘の方が沢山跳んでいるのです。なんだか感慨深い気持ちになりました。 コロナ禍の冬休みを振り返ると、特別なことは何もしませんでした。でも、家で過ごす時間が多かったので、縄跳びの練習に付き合うことができ、娘の意外な一面を発見できたことが1番の収穫でした。 「やればできる」と本人も感じたはずなので、娘にとってもいい経験になったと思っています。 (ファンファン福岡公式ライター/南ゆりえ)
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