パートタイマーで働いていた私は産休育休もなく、出産前に退職。娘が1歳を迎え、再就職のために保活を始めました。認可外保育園も視野に入れて探すことに。一カ所、家から近い園を気に入って、9月に申し込みをしたのですが…。その後、連絡がこないため不安になって確認するとまさかの閉園?! そんな大パニック保活物語を聞いてください。
失業中の保活は厳しい
妊娠をしたとき、私はダブルワークパートタイマーでした。勤務時間は掛け持ちだったので十分でしたが、結局どちらの会社も勤務時間が雇用保険の適用となる時間未満で、産休も育休もとれませんでした。
すると立ちはだかるのが保活の壁。若い共働き夫婦が多い地域で、認可保育園はほぼ満員。空きがある園は、利便性が悪い地域だけという状態でした。
役所で確認してもらうと、再就職できたとしても点数的にほぼ入園は不可能と言われました。仕事が決まっても難しいなら… と応募することすら困難な状況でした。
認可外保育園へ申し込みすることに
そのため、認可外保育園を探すことにしました。私の住む区域には企業主導型保育園もほとんどなく、認可外保育園もあまりない状況です。
ところが、住んでいた隣の区に認可外保育園が多くあり、A保育園は空きがあれば入れるとのこと! 区は隣ですが、歩いて行ける近さです。見学に行くと娘も大喜びで、私も園の方針に満足。保育士も園長も温かい雰囲気で、子どもものびのびと過ごしていました。
入園は申し込み順とのことで、9月でしたがすぐ申し込みました。今後はゆっくり認可園への申し込みをすればいいと思っていました。
連絡がこない… 確認すると衝撃の事実が!
夏から保活を開始し、認可園の申し込みも済ませ、他の認可外保育園も一応見学・申し込みをしました。他の認可外保育園は、9月の段階ですでに「入園不可能」と断られる状態。やはり春に申し込んでいる人が多い印象でした。
年が明け、やはり役所から認可保育園の「入園不可通知」が届きました…。しかし、第一希望はすでに申し込んだA保育園! 1月末にはA保育園から電話が来るはずでした。
心はすでにA保育園に通わせて、仕事をしている気分でした。毎日歩いて登園も素敵だなーってウキウキしていたんです。しかし、2月に入っても電話はありませんでした。
さすがに心配になって電話を掛けた私。
すると、なんと
「3月末で閉園しますのでご入園できません。ご了承ください…」と申し訳なさそうに言われたんです! もうガラガラと足元から崩れそうな位悲しくなりました。
そうなんです。距離でいえば近いのですが、隣の区の保育園閉園予定リストは、地域外なので役所からの書類に入っているわけもなく、完全に知らなかったのです…。
認可園の落選通知をもらった時、閉園リストを手に入れられなかったのは失敗でした…。恐らく、私が見学した時にはまだ閉園が決まる前で受け付けていたのでしょう。
目の前が真っ暗になった瞬間でした。
大パニック! 保活の行方は…?
閉園は本当にショックでした。二次募集で認可保育園に入園できるはずもなく…。結局、別に見学に行ってた認可外のB保育園から内定をもらいました。
しかしB保育園へ契約に行ったその日。笑顔もなく子どもに接したり、保護者から見えない所で叱り飛ばしてたり、保護者に挨拶もない保育士たちの態度に疑問が残り、結局契約をやめました。
最終的には、知り合いのママが子どもを預けている、2kmほど離れた場所にある園に空きがあり、一件落着。娘も楽しそうに毎日通い、私も頑張ってよかったとホッとしました。
まさに大パニックだった私の体験。保活をするときは、閉園リストも手に入れたほうがいいと実感した出来事です!
(ファンファン福岡公式ライター / 嫁美)