恋人と一緒に住み始めると、うれしいことがたくさんある一方でイライラすることもありますよね。今回は男性・女性それぞれの同棲あるある体験談を紹介します。同棲カップルなら、共感できるあるある話ばかり。
イライラを防ぐ対策も説明しているので、これから恋人と一緒に住む方や既に一緒に住んでいて悩んでいる方は、参考にしてみてください。
うれしい同棲あるある【女性編】
同棲経験がある女性のうち、「同棲してよかった」と思う方はどれぐらいいるのでしょうか。約100名の女性に、「彼と同棲してよかったか」を聞いてみたところ、以下のような回答でした。
94%の女性が「同棲してよかった」と答えていることから、ほぼ全員の女性が同棲に納得していることがわかります。同棲のどんなところがよかったのか、アンケートの回答をもとに詳しく紹介します。
いつでも一緒にいられてうれしい
女性が「同棲してよかった」と思う最も多い理由は、以下のように「一緒にいられてうれしい」というものでした。
「ご飯が一緒に食べられる。起きてすぐ会える(となりに寝てるから)」(27歳)
「わざわざ会う約束をしなくても、家に帰れば会えること」(32歳)
「デート後にさよならせずに一緒に帰宅できる」(32歳)
「毎日一緒に過ごせて退屈しない」(24歳)
「いつでも心許せる話し相手がいること」(24歳)
同棲して1番うれしいのが「毎日一緒にいられる」というところでしょう。朝起きたときから会え、デート後に別れる必要もありません。家に彼がいるだけで毎日が楽しくなり、仕事で嫌なことがあってもすぐに話を聞いてもらえるのも同棲のいいところです。
相手の価値観がわかる
次に多かったのが「相手の価値観がわかる」というものです。同棲すると、付き合うだけでは見えない相手の価値観がわかります。悪いところも見えてしまいますが、結婚を意識している彼の悪いところを事前に知っておくいい機会にもなります。
「よいところも悪いところも含めて相手を深く知れたこと。結婚のイメージができたこと」(34歳)
「付き合っているだけでは見えない、相手の性格や習慣、価値観を見ることができたから」(28歳)
「まだ20代のころですが、結婚生活の練習のようで結婚したらこんな日常が続くのが分かったことです」(35歳)
「お互いの生活面の価値観を結婚前に知ることができること」(26歳)
「実際に一緒に住んでみないとわからない相手の性格や生活習慣が垣間見えるから」(25歳)
仲がいいカップルであっても、相手の嫌なところや直してほしいところはあるものです。自分とは合わない点を結婚前に知っておくことで、結婚生活のイメージをしやすくなるでしょう。
「あまりにも価値観が違いすぎる」という場合は、結婚前に別れる判断もできます。
安心感がある
同棲してよかった点に「安心感がある」という女性ならではの意見も多くありました。
「いつも一緒にいられるし、何かあった時にそばにいる人がいるので、1人暮らしより安心感がある」(25歳)
「防犯の不安が解消される。体調を崩した時に代わりに動いてくれる」(35歳)
「仕事から家に帰ったり、休日に誰かがいる安心感がある」(30歳)
「災害時などが安心できる」(35歳)
「防犯の面でも女性1人暮らしは何かと物騒だが、男性と同居していると安心できる。」(34歳)
1人暮らしをしている女性は、防犯面や災害時の不安もあるでしょう。家に男性がいると、仕事で夜遅く帰るときでも安心できます。「体調を崩しても家に誰かがいる」という点も、心強いと感じるようです。
うれしい同棲あるある【男性編】
同棲経験がある男性のうち、「同棲してよかった」と思う方はどれぐらいいるのでしょうか。約100名の男性に、「彼女と同棲してよかったか」を聞いてみたところ、以下のような回答でした。
90%もの男性が「彼女と同棲してよかった」と言っています。彼女と同棲してどんなところがよかったのか、詳しくみていきましょう。
2人で一緒にいられる
最も多い意見は、以下のように「2人でいられて寂しくない」というものでした。
「常に一緒にいるから寂しくない」(35歳)
「2人の仲が縮まったこと」(26歳)
「帰るところが一緒って思うとうれしい」(24歳)
「面白かったことや悲しいことなどをリアルタイムで共有できること」(26歳)
「一緒に仲良くご飯が食べられることです」(32歳)
「同棲して2人で長く一緒にいられるのがうれしい」という点は、男性も女性と変わらないようです。「同じ場所に帰れる」「一緒にご飯を食べられる」など何気ないことを幸せに感じることが多いでしょう。
いいことばかりだけでなく、悲しいことや嫌なこともすぐ話を聞いてもらえる環境は、同棲ならではです。
家事を手伝ってくれる
同棲してよかった点として、男性の意見に多かったのが「家事を手伝ってくれる」というものでした。
「すべての家事を分担できることです」(27歳)
「お弁当を作ってくれて愛を感じた」(28歳)
「料理が得意な彼女で毎日ご飯を作ってくれている」(24歳)
「ご飯を作ってもらえる」(33歳)
「家事をしてくれる」(33歳)
女性には少ない意見でしたが、男性にとっては家事を一緒にやってくれるのがありがたいようです。特に、彼女に料理を作ってもらえることに喜ぶ男性は多いでしょう。
結婚のシミュレーションができる
同棲してよかった点に「結婚のシミュレーションができる」という意見が多数ありました。
「結婚前に相手のことを詳しく知れる」(32歳)
「結婚する前に相手の私生活と性格が同棲前よりさらにわかるようになったから」(27歳)
「結婚までのお試し期間としてお互いのよい点が見えます」(35歳)
「結婚前にお互いに譲歩できる内容や許せない内容を知ることができる」(34歳)
「結婚相手として適切でないことがよくわかったこと」(35歳)
女性が同棲してよかった点として「相手の価値観がわかる」という意見が多くありましたが、男性も結婚を意識しているようです。結婚前に相手の性格や生活スタイルを知っておくと、結婚してから価値観の違いでイライラすることを減らせるでしょう。
イライラする同棲あるある【女性編】
同棲は2人でいる時間が増えて楽しいものですが、いいことばかりではありません。ここでは、女性に聞いた「同棲して嫌だと思ったこと」を紹介します。
1人の時間がなくなる
同棲経験者の女性に聞いて最も多かったのが「1人の時間がなくなる」というものでした。同棲するとずっと同じ家にいるため、1人の時間は少なくなります。
「1人の時間がなく窮屈」(24歳)
「自由な時間が減ってしまうこと」(31歳)
「とても疲れていて、1人でゆっくりしたい時も、相手に気を遣わなければいけないこと」(32歳)
「2人でいる時間が増え、1人の時間がほしくてもなかなか1人になれなかったことです」(27歳)
「プライベートに干渉してくるようになった」(33歳)
1人暮らしであれば、自分だけの時間がたくさんあります。しかし、同棲していると彼に気を使わなければならなかったり、自分だけの空間を持ちづらかったりするでしょう。部屋の数が少なければ常に同じ部屋にいることになり、1人になりたいときは窮屈に感じてしまいがちです。
彼の生活スタイルが気になる
同棲を始めると、彼の生活スタイルについて以下のような点が気になる女性が多くいます。
「生活リズムが違って妥協しなくてはいけないところが出てきたこと」(31歳)
「彼のイビキがうるさかったこと」(33歳)
「だらしないところもすべて目に入るところ」(35歳)
「ゴミをそのままにするずぼらなところ」(26歳)
「トイレ後に手を洗わない。ごみを捨てないまま机に放置する」(30歳)
「ものを出しっぱなしにする」「だらしない」など、さまざまな点が気になって同棲のストレスになることがあるようです。人間なので、ある程度の生活スタイルの違いがあることは仕方がありません。子どものころからの生活習慣として身についていて、簡単に直せないこともあるでしょう。
どうしても譲れないポイントは「直してほしい」と話し合うことも必要です。
家事の負担が増えた
同棲を始めた結果、「家事の負担が増えた」と感じる女性が多いようです。
「私の家事の負担が多くなった」(34歳)
「疲れている時でも必ず家事をしなければいけないこと」(22歳)
「結婚もしてないのに、主婦みたいになってしまったとき」(27歳)
「掃除と洗濯が大変」(31歳)
「家事の出来の悪さを指摘されること」(35歳)
彼と一緒に住み始めると、洗う食器の量や干す洗濯物の量が2倍になります。1人暮らしのときは適当でよくても、一緒に住む人がいると「ごはんを作らないといけない」「洗濯物が溜まっているから洗濯しなければならない」ということがあるでしょう。
彼が家事に協力的でない場合、気がつけば主婦のように家のことばかりやっていたり、家事のやり方に文句を言われてしまったりすることもあるようです。
イライラする同棲あるある【男性編】
続いて、男性が同棲をしてイライラする点をアンケート結果をもとに紹介します。
1人の時間がなくなる
女性同様、男性も1人の時間がなくなることにストレスを感じるようです。
「自分だけの時間がなくなってしまう」(22歳)
「ある程度干渉される」(34歳)
「1人になれる時間が減ってストレスが溜まることがある」(33歳)
「プライベートな時間や空間が確保できないこと」(35歳)
「以前は自分だけが楽しんでいた空間や時間が制限されました」(30歳)
自分だけの時間がなくなることに、窮屈さを感じる男性が多いようです。2人で住むためには家事も協力しなければならず、自分の時間を使いたいように使えないこともあるでしょう。
同棲を始めたら、意識的に自分の時間を持つことが大切です。
喧嘩したときに気まずい
一緒に住むと、喧嘩しても同じ家にいなければならないため気まずいというデメリットがあります。
「同棲前と比べて喧嘩が増えたこと」(32歳)
「喧嘩等でギクシャクした時に気分転換がしづらいこと」(30歳)
「喧嘩した時に顔も見たくなくても話をしたくなくても一緒にいないといけない」(21歳)
「喧嘩したら逃げ場がないこと、部屋数が少なかったので顔を合わせることもあった」(31歳)
「譲れない部分での喧嘩。喧嘩した時に距離を置き辛い、別れた後が大変」(23歳)
同棲すると、お互いの価値観の違いから喧嘩が増えるカップルもいます。1部屋しかない場合は喧嘩しても同じ部屋に住み続けねばならず、気分転換ができないこともあるでしょう。
また、別れ話に発展した場合もすぐに引っ越しができるわけではありません。引っ越しの段取りがつくまでは一緒に住まなければならない可能性があり、気まずい時間を過ごすことになってしまいます。
価値観の違いがストレスになる
同棲すると、家のことや生活スタイルなどに価値観の違いがあり、ストレスが溜まることがあります。
「ゴミ捨てなど、掃除のことが出来ない人だから不潔で嫌」(34歳)
「お互いの生活スタイルのズレで喧嘩」(26歳)
「トイレの使い方を細かく注意されること」(33歳)
「食生活が合わない」(31歳)
「ドアの開け閉めなどささいな生活音」(34歳)
「彼女が家事をしない人で嫌」というパターンもあれば「彼女から細かく注意されて嫌」ということもあるでしょう。1人暮らしのときは誰にも注意されず気楽だった生活が、いろんなことを注意されてストレスが溜まるパターンが多いようです。
イライラする同棲あるある対策【女性編】
同棲を始めると、彼の生活スタイルが気になったり、1人になる時間がなく窮屈になったりしてしまいます。ここでは、同棲経験者の女性に聞いた「イライラする同棲あるある」の対策を紹介します。
適度にパートナーと離れる時間をもつ
一緒に住み始めると1人になれないことにイライラしがちです。意図的にパートナーと離れる時間をもち、1人の時間を作りましょう。
「1人で出かけたり、お互いにあまり干渉しすぎない」(25歳)
「たまには1人で出掛けたり、実家に帰ったりとある程度1人の時間を持てるようにした」(34歳)
「実家に帰った時に存分に楽しむ」(24歳)
「1人の時間や1人でのお出かけの機会を増やす。」(35歳)
喧嘩したときだけでなく、普段から定期的に実家に帰ったり、1人で出かけたりすると気分転換になっておすすめです。そのほかにも、友達と出かけるなどの選択肢もあります。自分のことを楽しむ時間を作りましょう。
本音で話し合う
仲良く同棲を続けるためには、本音で話し合うことが大切です。彼の生活習慣でどうしても見直してほしいことがあったら、言い方に気をつけながら伝えてみてください。
「喧嘩や言い合いがあったりするので二人でお互いに思うことを話す日をつくるのがいいと思いました。」(31歳)
「お互いの譲れないところを言語化したこと」(34歳)
「きつい時はきついと言いました。その結果何曜日は俺がつくると言って作ってくれるようになって、言いたいことは我慢せずに少しずつ伝えてみるようにしました。」(35歳)
「できるだけ嫌なことを伝えて分担した家事等はしてもらって当たり前と思わず感謝を伝える」(35歳)
「お互いに嫌なことは話して直せるとこはお互いに気をつける」(30歳)
逆に彼から「直してほしい」と言われたことは、できるだけ直せるように努力しましょう。それぞれの譲れないポイントを話し合い、ストレスを溜めないようお互い配慮することが大切です。
また、どちらかに負担が偏りすぎないよう調整することも必要です。例えば「今日はしんどくて家事ができない」といったことも素直に伝えてみてください。家のことは、2人で協力し合いながら行いましょう。
2人のルールを決める
同棲するときは、あとで揉めないようにある程度ルールを決めておくのがおすすめです。
「お金のことでもめないように最初にきっちりと決めておきました」(32歳)
「掃除の分担をしっかり行った」(34歳)
「生活のルールを明確に決める」(24歳)
「家事を部分的にお願いするようにした」(32歳)
「皿洗いや掃除、洗濯をする際に、相手に声をかけて一緒に作業するようにした」(24歳)
特にお金のことや家事の分担は、事前に決めておくとよいでしょう。「私のほうが生活費を多く負担している」「ぜんぜん家事をやってくれない」といった不満を減らすためにも、それぞれの役割分担を決めておくと安心です。
イライラする同棲あるある対策【男性編】
ここでは、同棲経験者の男性に聞いた「イライラする同棲あるある」の対策を紹介します。同棲のイライラを減らすためには、男性と女性がお互いに心地よい空間作りを意識することが大切です。
自分の時間をもつ
男性も女性も、同棲のデメリットとして「1人の時間がなくなる」を挙げている方が多くいました。同棲しても意識的に自分の時間をもつことで、ある程度解消できます。
「好きなことを1人で楽しむ時間を作っています」(35歳)
「1人で出かけるようにする」(34歳)
「お互いの趣味を尊重し自分時間をする時間を作った」(27歳)
「同棲しているがそれぞれの時間を楽しむことも大切にすることをしました」(25歳)
「ある程度お互いに自由にしていき、1人の時間をそれなりに持つことで嫌な気持ちは減っていきます」(33歳)
お互いの趣味の時間は大切にし、それぞれが自由に使える時間を意識的に持つのがおすすめです。同棲したからといって、常に2人でいる必要はありません。1人で出かける時間も尊重しましょう。
お互いに干渉しすぎない
同棲を始めると、相手の生活スタイルや習慣などいろいろなことが気になってきます。「どうしても直してほしい」という点以外は、干渉しすぎないことも大切です。
「お互いの習慣になっている所は干渉しない」(35歳)
「お互いのことに干渉し過ぎない」(34歳)
「お互いの距離感が大事です」(27歳)
「過干渉しないようにする」(32歳)
「相手のことに対し気にしすぎないようにして生活をした方が嫌と感じることを少なくすることができた」(34歳)
彼女の習慣で気になった点はいろいろ言いたくなるかもしれませんが、逆に彼女から自分の習慣のことを口出しされたくないはず。2人の生活に支障がないのであれば、ある程度は放置してくのもひとつの方法です。相手のことを気にしすぎなければ、イライラする機会も減っていくでしょう。
期待しすぎない
同棲前は、「毎日きっと楽しいはず」「彼女が家事をしてくれて、楽になるかも」など、期待が膨らむかもしれません。しかし、彼女にも苦手なことやできないことがあるため、期待しすぎないことも大切です。
「ギクシャクする雰囲気にならないように、二人でいる時はできるだけ彼女に合わせることにした」(30歳)
「嫌な部分を自分の中で消化してよい部分だけを見ることにしました」(22歳)
「人は人と割り切るしかないので、よほど嫌なことだけしっかり理由も一緒に伝える」(34歳)
「お互いに話し合い補完し合う重要性を学ぶ」(32歳)
2人で暮らすとどうしても彼女の嫌な部分も見えてきてしまいますが、自分にもダメな点があるはず。どうしても直してほしいときは伝えて、それ以外のことは目を瞑るのもひとつの考えです。
嫌なところすべてを伝えても、彼女の習慣になっていることはなかなか変えられないかもません。「できないのはお互い様」という気持ちを持つことが、必要なときもあります。
イライラする同棲あるあるは、ある程度対策できる!
同棲を始めると、楽しいことがたくさんある一方でイライラすることも避けられません。ただし、イライラする同棲あるあるは、お互いの気遣いやちょっとした工夫である程度対策できます。
同棲する前にルールを決めたり、1人の時間も尊重したりして、楽しい同棲生活を送ってくださいね。
【データ出典】
恋愛に関するアンケート
調査日:2024年4月12日
有効回答数:192人
(インターネットによる20〜35歳の男性・女性へのアンケート調査)
(ファンファン福岡公式ライター / Asumi)