皆さんは、ゴールデンウィークをどのように過ごされますか? 忙しい4月を終えてひと段落。ゆっくり体を休めたり、リフレッシュに出かけたりするのではないでしょうか。でも2児の母の私にとって、それはとても憂鬱な連休。理由は、義実家で夜遅くまで繰り広げられる恒例のバーベキューがあるからです…。
毎年恒例のバーベキュー
ゴールデンウィークは毎年、義実家で親戚を呼んだバーベキューが開かれます。
子どもから主人のおばあちゃんまで総勢15人ほどが集まる会。長男の嫁にとってはそれだけでも憂鬱な気持ちですが、スケジュールがとてもヘビーなのです。
一昨年のゴールデンウィークはいつもよりきつかったことを覚えています。
朝8時集合で義母と一緒に食材の買い出し、下ごしらえ、タープを建てる、テーブルや椅子のセッティング。大慌てで準備が終わった昼前に親戚が集まり、バーベキューが始まりました。
主人は食材の焼き係、私は子どもを見ながら、飲み物がなくなった人はいないか? 食べ物は足りているか? など気を配り、食事にありつく暇はありません。
夕方やっと椅子に座り、ひと段落できましたがほんの束の間、夜の宴会の準備が待っています。
子ども達に早めに夕食を作り、風呂に入れ、いつでも寝ることができるようにしておきます。同時進行で、洗い物や続いているバーベキューの食材の追加。
主人も義母も酔っ払っているので、私だけが準備をするのです。子ども達は眠くなってきて、ぐずりはじめます。
「泣いているよ。見てあげて!」と、親戚からの声が聞こえますが、代わりにあやしてくれる人は誰もいません。せわしなくしているのは私だけ…。
「正直しんどい!!」大声で言いたくなる衝動にかられながらも黙々と支度をしました。
追い打ちをかける出来事が!
宴会は夜になっても勢い衰えず、気がつけば夜10時。子ども達が寝てからは、やっと私も加わります。 「もういい加減終わって欲しい」と思いながら、体力の限界で私がボーッとしていた時です。さらに追い打ちをかけるような出来事が!
「まだ若いのに頼りないわねえ」と、主人のおばあちゃんから肩をたたかれました。
「おばあちゃんはまだまだ元気なのに、お嫁さんが一番体力ないわねえ」義母もかぶせて言ったのです。 その言葉で私は、体力のみならず、気疲れの限界も迎えました。
「ははは…」 その時は、何を言っても無駄だろうと笑うことしかできず、何とかやり過ごしました。
宴会は、庭から義実家の中に移り、終わったのは深夜0時。驚きなのは、90歳近い主人のおばあちゃんが最後まで参加していたことでした。
翌日からはぐったり
バーベキューの片付けをして自宅に帰ったのは深夜2時でした。翌日は家事はおろか、子ども達の世話すらできず私は寝込んでしまいました。
2日間は体が思うように動かず、子ども達に
「せっかくの連休なのにごめんね」という思いでいっぱいでした。
まともに外出できなかったわが家。私は、旅行やレジャーで楽しむ友達がうらやましく感じました。
義実家の誘いを断って、たまには家族だけで過ごしたいけど、夢のまた夢だろうなとあきらめていました。 ところが昨年は、コロナの影響でバーベキュー会は中止になりました。家族と自宅でのんびり過ごしたゴールデンウィーク。久しぶりにゆっくりと楽しめた気がします。
つい最近、義母から、今年もやめておこうという連絡が届きました。このまま義実家の集まりが無くなればよいのに…! と切に願う私でした。
(ファンファン福岡公式ライター/こはる日和)
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