新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの購入が一時難しくなり、ハンドメードマスクが注目されてダブルガーゼが品薄になったのを覚えている人は多いでしょう。その頃、以前に購入して余っていたダブルガーゼをフリマアプリで売った私は、思いも寄らない理不尽な扱いを受けたのでした。
最低価格に設定しても「値下げして」と要求されて
私は以前から、子どものスタイ(よだれかけ)を手作りするために、ダブルガーゼを大量に買い込んでいました。4年前に息子が生まれた時はそこまでなかったのですが、1年前に娘が生まれた時に、かわいい柄に目がくらんで使い切れないほど(約30枚)購入。押し入れに山積みに入っているダブルガーゼを見ては「買い過ぎたな」と反省していました。 今年になり、新型コロナウイルスの影響でダブルガーゼの需要が増えているとニュースで知り、必要としている人に譲ろうと一念発起! マスクを作るのに合う大きさにカットして、フリマアプリに出品してみました。 そのアプリで設定できる最低価格で出品したこともあり、ダブルガーゼは飛ぶように売れました。購入者との取り引きもスムーズに進み、感謝の言葉をもらうと「やって良かった!」と心の底から思うこともありました。 その一方で、「もっと安くできませんか?」と値引きを要求してくる人も多くいました。アプリのシステム上、それ以上安くすることはできません。取引終了後に値下げ交渉を持ちかけてきて、断りの連絡を入れると、入金せずにそのまま放置する人もいて、驚きました。
「ダブルガーゼじゃない!」というクレーム対応に一苦労
時には、出品ページのコメント欄で「専用にしてください」などのよく分からない独自ルールを押しつけられることもありました。しかし、ダブルガーゼの人気はすさまじく、そんな希望を聞き入れる間もなく、すぐに完売。すると、他の商品ページのコメント欄に「交渉中に横取りされた」と恨み言が届くこともありました。 また、商品到着後に「ダブルガーゼじゃない」と言いがかりをつけてきた人もいました。そのダブルガーゼは確かに薄手の生地ではあるのですが、店で購入した正規品。料金の支払いも返品もしたくないと、1週間近く粘られました。私は仕方なく、メーカーにも問い合わせてダブルガーゼの定義を確認し、フリマアプリの運営会社を交えてメッセージで説得するなど、大変な労力を費やしたのでした。 何より残念だったのは、むちゃな要求や言いがかりをつけてくる人のプロフィルを見ると、私と同じく子育て中の女性ばかりだった点。コロナ禍で逼迫(ひっぱく)していたのかもしれませんが、他人を困らせるような振る舞いはやめてほしいと思うのでした。 (ファンファン福岡公式ライター/ぼたん)
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