ピアノを習いはじめた4歳の息子。練習熱心すぎて付き合いきれない!

 子どもの初めての習い事、親もドキドキですよね。わが家の息子は、近所の教室で習いはじめたピアノにすっかり夢中です。自主的に練習してくれるので助かるのですが、「ママ、聴いて! 弾いて!」と一日に何度もつきあわされ、なかなか大変です。

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初めての習い事はピアノ。レッスンにつきそう親もドキドキ!

出典:写真AC

 息子は赤ちゃんのころから、童謡の動画を観たり、おもちゃのピアノで遊ぶのが好きでした。「習い事をさせるのなら、音楽関係にしよう」と思っていたところ、近所にピアノ教室を発見! 4歳になったタイミングで電子ピアノを購入し、通わせることにしました。  興味のあることには集中して取り組める一方、興味のないことには見向きもしない息子。教室で過ごす30分間、大人しく椅子に座って先生の指示に従えるのか? 私もドキドキしながらレッスンに臨みました。  レッスン初回は、集中力が切れると席を立とうとしたり、勝手に次のページへ進もうとしたりと、ハラハラするシーンもありました。先生と2人がかりで注意しながら、何とかその日の課題をクリア。  息子は、自分で選んだ、ピンク色の表紙のテキストが気に入ったようです。帰宅しても、毎日のようにテキストを開いて習った箇所をおさらいしたり、先のページに載っている曲を弾いてみたり。  習いはじめてひと月も経たないうちに、簡単な楽譜であれば読めるようになり、こちらが弾いた音をドレミで言えるようになりました。

やる気や集中力にムラのある息子。練習につきあうのもひと苦労…。

出典:写真AC

 練習熱心なのはうれしいのですが、集中力が続くのは15分程度で、練習時間は細切れ。しかも、私にそばについていてほしいらしく、必ず呼びだされます。  「ママー、ピアノ!」休日の朝から呼ばれると、思わずため息が…。  また、好きな曲は繰り返し練習する一方、嫌いな曲は弾かせるのにひと苦労。  「こっちをもう一回やる!」  「いまはこの曲をやってるの! ちゃんと宿題をしないと次に進めないよ!」  「やだ。宿題はママがやって!」  「じゃあママが先にお手本を弾くから、あとから弾いてね」  「ママ、もう一回弾いて!」    「ママのピアノはおしまい。小さな音でひとりで弾くのはいいよ」  言い聞かせてもやはり面白くないようで、しばらくすると「ママ~」と呼ぶ声が…。つき合ってあげたいのはやまやまなのですが、このようなやりとりが日に何度もあると、うんざり。  アップライトピアノとどちらを購入しようか迷いましたが、子どもが小さいうちは、音量などを調整できる電子ピアノにしてよかったと思っています。

ピアノを習ったことで、苦手な部分も成長!?

出典:写真AC

 楽譜の読み方や弾き方など、ピアノには、細かな約束事がたくさんあります。  「先生から指示されたことを守りながら、課題に取り組んでいく」プロセスを繰り返していることで、息子の不得意な部分に思わぬ効能があったようです。椅子に座って集中していられる時間が伸びてくるなど、息子が不得意だった部分が、少しずつ改善されてきたように思います。  上達するのに練習は必須ですが、その楽器が嫌いになってしまっては元も子もありません。息子には、音楽の好きな気持ちを育みながら成長していってほしいと願っています。 (ファンファン福岡公式ライター/桐谷きこり)

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