恋愛に疲れたらどうすればいい?原因とうまくいかないときの対処法を紹介

 「恋愛がうまくいかないことに疲れた」「誰かと付き合うのはもういいや」と悩んでいる人は、男女問わず多いのではないでしょうか。

 好きな人にドキドキワクワクする恋愛も、相手を思う気持ちが強いからこそ考えすぎたり、相手と衝突したりして疲れてしまうこともあるでしょう。

 そこで今回は、アンケートをもとに恋愛に疲れる10の原因とリフレッシュできる対処法を紹介します。

 「もう一度幸せな恋愛をしたい」「振り回されるのはもうイヤ」と感じている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

恋愛に疲れたことのある人は男女ともに多い【アンケート】

 25歳~35歳の男女109名へのアンケートでは、男女ともに「恋愛に疲れたことがある」と回答した人が数多く見られました。

 どちらかというと、男性よりも女性のほうが恋愛に疲れを感じやすい傾向があるようです。

「恋愛に疲れた」と感じる10の原因とは?

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 「好きな人と付き合えたのになぜ疲れるの?」「最初は楽しかったのに今はしんどい」と悩んでいる人もいるでしょう。

 ここでは、アンケートでの回答をもとに、恋愛に疲れてしまう具体的な理由を解説します。

1. 相手の気持ちが分からない

 恋人の気持ちがわからないと、恋愛に疲れたと感じやすいでしょう。特に、パートナーの態度が変わってきたときに、不安を感じるケースが多いようです。

 違和感をもっても相手に伝えられなかったり、一人で考えすぎたりしてしまうこともあるでしょう。

 相手がなにを考えているのかわからないと、「一緒にいても寂しい」「付き合っていないほうがラク」と感じるかもしれません。

  • 急に連絡が減ったりそっけない態度をされたりして不安になりました。(25歳/女性)
  • 自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちを確認したりするのが下手タイプなので疲れました。(32歳/女性)

2. 一方的に振り回される

 恋人関係はお互いを大切にできるのがベストですが、どちらかが主導権を握ると片方が振り回されてしまうことも。

 彼氏や彼女に大切にされていないと感じると、相手との関係に虚しさを感じてしまうでしょう。

 また、相手のことを好きな気持ちがあるとイヤだと思っても断れず、我慢を続けるうちに心がすり減ってしまうときもあるようです。

  • 元彼はいつも直前に予定を決めるタイプ。相手のためにわざわざ休日を空けておくのにもどかしさを感じました。(27歳/女性)
  • 気分がコロコロ変わる彼女。最初は楽しかったけれど、付き合ううちに面倒になってきました。(28歳/男性)

3. 相手に合わせて演じている

 付き合っていると、「パートナーに嫌われたくないから」と無理に相手に合わせすぎてしまうことも。

 相手もあなたの都合や気持ちを聞いてくれるならよいですが、そうでないと「自分ばかりがんばっている」と不満を感じる要因になります。

 また、相手の理想像をつい演じてしまう人もいるのではないでしょうか。恋人に愛されたい一心なのですが、本来の自分とかけ離れた人格を演じ続けるのは負担が大きいでしょう。

  • 「素の自分を見せたら嫌われるのでは」と常にビクビクしていました。(29歳/女性)
  • 彼女に好かれるために尽くしてばかりいました。次第に、自分の気持ちが一方的なものだと気づいて冷めました。(33歳/男性)

4. 友人の恋愛と比べてしまう

 SNSが普及した現代では、周囲の人の恋愛と自分の恋愛を比べて落ち込む人もいるようです。

 自分に余裕がないときは、友人からマウンティングをとられたように感じて複雑な気持ちになることも。

 恋人に物足りなさや不満を感じたり、 好きな人をほかの男性と比べたりしてしまう自分に嫌気がさして疲れることもあるでしょう。

  • 友達が羨ましくて、彼氏に「○○ちゃんの彼は△△連れて行ってくれるのに」と言ったらケンカになってしまった。(25歳/女性)
  • 彼氏が欲しい自分にとっては、SNSで流れてくる友達のデート投稿や結婚報告がまぶしく感じる。(29歳/女性)

5. 浮気や破局を恐れている

 不安を感じやすい人のなかには、今は恋愛が順調でも「いつかこの幸せが壊れるかも」とネガティブに考えてしまう人も。

 過去に浮気をされたトラウマから、「また同じことが起こるのでは」と怯えることあるかもしれません。

 目の前の恋愛を楽しめず、「いっそのこと恋愛をやめたら、この不安から解消される」と身を引いてしまう人もいるようです。

  • 彼女がモテるので「俺よりいい男が現れたら捨てられるかも」と不安になります。(27歳/男性)
  • 遠距離恋愛中なので、「浮気されるのでは」と心配でたまらない。(28歳/女性)

6. 束縛されている

 恋愛に疲れてしまう原因のひとつに、パートナーからの過度な束縛があります。

 自分の行動を制限されるだけでなく、プレッシャーをかけられたり不満を言われたりするとどんどん疲れはたまっていくもの。

 自分の自由に行動できないだけでなく、相手に信じてもらえないことにしんどいと感じることもあるでしょう。

  • 彼氏に1日の予定を毎日送ってほしいと言われて息苦しい。(30歳/女性)
  • 自分以外の女性の連絡先をすべて消してほしいと言われてびっくりした。(25歳/男性)

7. 自分の時間が欲しい

 恋愛だけでなく、自分の趣味や仲間と過ごす時間も大切にしたい人も多いのではないでしょうか。

 恋人同士になってデートや連絡の時間が増えると、「やりたいことができない」「ゆっくりする時間がない」と心が休まらないこともあるかもしれません。

 カップルのどちらかが我慢をしている状態なら、さらに不満が募ってしまうでしょう。

  • 私は一人の時間が必要なタイプなのに、彼氏はいつも一緒にいたいタイプで合いませんでした。(33歳/女性)
  • 毎週彼女とデートをしていると、自分の趣味に没頭したり休んだりする時間がなくなるのがつらいです。(30歳/男性)

8. 価値観が合わない

 カップルで考え方の違いや金銭感覚などの価値観が大きく異なると、意見がぶつかる場面が増えることも。

 価値観の違いがお互いによい影響を及ぼすこともありますが、お互いを受け入れる余裕がないと居心地の悪さを感じてしまうでしょう。

 また、結婚願望の有無や子どもが欲しいかなどの将来にかかわる価値観が大きく異なると、別れを選択するカップルも少なくないようです。

  • 食事の割り勘がきつかったので「少し多めに払ってほしい」と伝えたが、聞く耳をもってくれなかった。(26歳/女性)
  • 彼と結婚したいと思っていたけれど、いつまでも先延ばしにされ続けるのがイヤで別れました。(30歳/女性)

9. なかなか好きな人ができない

 恋愛では、交際だけでなく「そもそも好きな人ができない」という悩みもあるでしょう。

 恋をしたいのに好きな人や恋人がなかなかできないと、まわりへの羨ましさや「一生結婚できないのでは」という不安に襲われることも。

 恋活や婚活では、たった一人のパートナーを見つけることの難しさを感じると疲れてしまうでしょう。

  • まわりのライフステージの変化に焦るものの、なかなかよい出会いがない(28歳/女性)
  • マッチングアプリや婚活パーティーに参加しても、ときめく人に出会えない。(34歳/女性)

10. 片思いで振り向いてもらえない

 好きな人がいても、片思いが長く続くとつらい気持ちになってしまうことも。

 アプローチをしても相手に思いが通じないと、自分を否定されたような気がして悲しくなるかもしれません。

 また、諦めなきゃという気持ちがあっても、「あの人以外見えない」という思いからなかなか次の恋に踏み出せないこともあるでしょう。

  • 好きな男性に振り向いてもらえないのがつらい。(29歳/女性)
  • 元彼のことが忘れられず、3年経っても引きずり続けている。(30歳/女性)

恋愛に疲れやすい人の特徴とは?

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 恋愛に疲れを感じやすい人には、いくつかの共通する傾向があるようです。

 自分の考え方やストレスを感じやすいシチュエーションに目を向けてみると、楽しく恋愛をするためのヒントが得られるでしょう。

自分に自信がない

 自分に自信がないと、嫌われることを恐れて相手のペースに合わせすぎたり自分を演じたりしてしまいます。

 相手の態度がいつもと少し違うと敏感に反応し、不安に襲われることも。また、相手の身勝手な行動や束縛に抵抗できないこともあるかもしれません。

 常にビクビクした気持ちでいると、心から恋愛を楽しむことができないでしょう。

物事を深く考える

 物事をネガティブに捉えやすいタイプの人も、恋愛に疲れてしまうことが多いようです。

 慎重に考えることはよいことですが、「あのときの言葉はどんな意味だったのだろう?」「嫌われたのでは?」と一人で深みにはまってしまうことも。

 本人に遠慮したり直接聞くのをためらったりすると、さらに不安が膨らむでしょう。

相手に期待しすぎてしまう

 相手に対する期待値が高いほど、予想外の出来事が起きたときに失望を感じやすくなります。

 「恋人にこうあってほしい」という理想がある分、望む結果が得られなかったときの落胆が大きくなるのです。

 最初から期待値が低ければ、感情の落差は小さくなります。彼の行動が期待を超えてきたときは、喜ぶ場面も増えるかもしれません。

恋愛に疲れたときにラクになれる対処法

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 「恋愛に疲れた」と感じる一方で、心の奥底では「幸せな恋愛をしたい」「恋人と仲よく過ごしたい」と願っている人も多いはず。

 ここでは、疲れた心を癒し「もう一度恋愛を楽しみたい」と前向きになれる対処法を紹介します。

期間を決めて距離を置く

 恋愛で疲れてしまったら、少し休んでみるのもひとつの手です。

 しばらくは自分の好きなことに集中する、付き合っているなら期間を決めて相手と距離を置く方法もあります。

 休むことで疲れてしまった原因に向き合い、恋愛に一生懸命だったときには気づかなかった自分の本当の気持ちが見つかるかもしれません。

自分のペースを大切にする

 恋人のペースに振り回されていると感じたら、少しずつ自分のペースを取り戻すことが大切です。

 例えば、デートやLINEの頻度を減らして、あなたにとって心地よい距離感を探ってみましょう。

 気持ちよい関係を築くには、相手に合わせるだけでなく、ときには「自分はどうしたいか」を優先することも重要です。

友達に相談する

 恋人へのモヤモヤがたまっているときは、心を許せる相手に愚痴や悩みを聞いてもらってスッキリさせるのもおすすめです。

 パートナーとの意見の違いも女性同士・男性同士であれば共感されやすく、「悩むのは自分だけじゃないんだ」とホッとできるはず。

 気持ちを吐き出してリフレッシュできれば、恋人とも前向きに接しやすくなるでしょう。

趣味で気分転換をする

 恋愛に疲れた人は、これまで恋人のためにたくさんの時間とお金を使ってきたかもしれません。

 恋愛はいったんお休みをして、あなたが心から楽しいと思えることにエネルギーを注いでみましょう。

 自分自身を大切にすると心が満たされ、恋愛を楽しむ気力が復活するでしょう。

【アンケートで挙がったリフレッシュの例】

  • 美味しいものを食べる
  • カラオケで思いっきり歌う
  • 一人旅をする
  • 自分へのご褒美を用意する
  • 資格勉強に没頭する

相手に伝わる方法を考える

 パートナーに不安や不満があるときは、問題に向き合い、相手に伝わる方法を考えるのもよいでしょう。

 例えば、要望があるときは「あなたはそう思っているんだね」と相手の意見を受け入れたうえで、「私はこう思うよ」と自分の考えを伝えると受け入れられやすくなります。

 自分の希望を一方的に伝えるのではなく、「どうしたら納得してもらえるかな」と想像すると円滑なコミュニケーションにつながるはずです。 

お互いの気持ちをさらけ出す

 恋人の前で自分をつくりがちなら、少しずつ素のあなたの姿も見せていきましょう。緊張感が和らぐと、恋愛疲れが解消されていきます。

 最初は「素を出すと嫌われるのでは」と不安になるかもしれませんが、むしろ心を開くことでパートナーとの親密度は高まるもの。

 「彼はこう思っているはず」「男(女)だから」と思い込みで相手の気持ちを決めつけずに、「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」と言葉で確認してみましょう。

恋愛を楽しむコミュニケーションのコツ

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 「恋愛が充実している」「パートナーを信頼している」という人は、日ごろ恋人とどのようなコミュニケーションをとっているのでしょうか。

 ここでは、アンケートの回答をもとに、恋愛を心地よく楽しむ考え方やパートナーとのコミュニケーションのポイントを紹介します。

恋愛以外の生活も充実させる

 恋愛が充実している人はのなかには、恋愛以外の生活も楽しんでいる人が多いようです。

 いくら恋人のことが大好きでも、離れているときに相手のことばかり考えていると不安が膨らんでしまうもの。

 仕事や趣味などの日常生活のなかの一つに恋愛があると考えると、心が軽くなるでしょう。

  • 日ごろからストレス発散しながら過ごすと疲れない気がする。(31歳/男性)
  • 恋愛中心の生活にならないように、仕事や趣味にも集中しています。(29歳/女性)

ほどよい距離感を大切にする

 お互いに疲れることなくお付き合いが続いているカップルは、適切な距離感を意識していることも。

 恋人といえど、心地よい距離感は人それぞれ異なるもの。

 連絡頻度や会う頻度などは、お互いを尊重しながら話し合って決めていくとよいでしょう。

  • LINEやデートは、お互いにとって負担のないペースを心がけています。(30歳/女性)
  • 過去に尽くしすぎて失敗したことがあるので、相手に頼まれたときだけ助けるようにしています。(28歳/女性)

報告・連絡・相談を密にする

 不安になりやすい人や束縛に悩んでいる人は、日ごろのコミュニケーションを密にする方法もあります。

 「今日は○○ちゃんと遊ぶよ」「悩みがあるんだけど聞いてもらえるかな?」などのやりとりがあると、心を開いていることがわかって安心できるはずです。

  • 「彼女に頼られている」と感じると安心できます。(35歳/男性)
  • 友達と遊んだときは、自分から写真を送っている。(27歳/女性)

思っていることを正直に話す

 長続きしているカップルは、自分の意思を言葉で伝えるように心がけているようです。

 自分の気持ちを伝えるのが苦手な人も、「言いたいことはその場で伝える」「一人で抱え込まない」と意識すると不安に悩むことも少なくなるはず。

 また、お互いに言いたいことを言い合える関係になるには、相手の意見や気持ちを真摯に受け止める姿勢も大切です。

  • 少しずつ自分の気持ちを伝えるようにしています。否定せずにしっかり受け止めてくれる彼に感謝です。(29歳/女性)
  • 自分の希望だけでなく、「ありがとう」「好きだよ」などのポジティブな気持ちも表現するように心がけています。(34歳/男性)

後悔しないように行動する

 カップルのなかには、恋人に対して後悔しないように行動しているという人も。

 相手に言いにくいことも、「末永く付き合っていきたいから伝えたほうがいい」と考えると行動に移せるはず。

 「こんなこと言ってもいいのかな?」「大切なことだけど言いづらいな」と悩んだときの判断基準にもなるでしょう。

  • 大好きな女性と付き合えたので、後悔しないように全力で向き合っています。(30歳/男性)
  • すぐに相手に失望するのではなく、長く付き合ううえでどう相手に伝えたらよいだろうと考えています。(31歳/女性)

ストレスを感じるなら別れも考える

 相手との関係が重荷になっているときは、潔く離れる決意をすることも大切です。

 恋人が好きだからと我慢し続けると、自分自身の心がボロボロになってしまいます。

 「直してくれないなら諦める」「雑に扱われたら別れる」と見切りをつけて、次の恋に進むのも一つの選択肢です。

  • コミュニケーションがとれないと将来も一緒にいられないと思うので、思い切って別れます。(28歳/女性)
  • 相手のことが好きだと迷うけれど、結婚願望があるのでダメだと思ったら別れるようにしている。(30歳/女性)

恋愛に疲れた原因を知って、もう一度幸せな恋をしよう!

 恋愛に疲れたときは、原因を探ることから始めましょう。理由がわかると、解決のヒントも見えてきます。

 恋愛に疲れることが多いなら、自分の考え方の傾向を知ってリフレッシュをすると心が回復することも。

 突発的に別れを選択するのではなく、まずは自分と向き合ってゆっくり考える時間をつくってみてくださいね。

【データ出典】
恋愛に関するアンケート
調査日:2024年5月2日〜5月8日
有効回答数:109人
(インターネットによる20〜35歳の男女へのアンケート調査)

(ファンファン福岡公式ライター / Satoko)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

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