妊婦さんだらけ! 待機児童ワースト地域の保育園見学とは

 転勤族の我が家。待機児童全国ワースト5位に入る自治体に転居した時に保活を始めました。転居前の自治体もまあまあ待機児童のいる地域だったのですが、保育園見学でそれ以上に保活が過酷であることを身をもって経験したお話です。

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妊娠中から「保活」スタート?

出典:写真AC

 長男が4歳半、次男が1歳半くらいの時に、私は在宅で仕事をしていました。転居前は主人の実家も近かったことから長男は幼稚園、次男はたまに一時保育や義父母に預けていました。  しかし転居後は頼れる人は誰もいないため、2人とも保育園に入れようと「保活」を始めました。保活とは、保育所に子どもを入れるために保護者が活動すること。  保活を始めたのがちょうど10月で、翌月は来年度の募集も始まるころ。役所の方に「在宅だと途中入園は絶望的ですので、来年度入園も考えた方がいいかもしれません」と言われつつ、とりあえず保育園見学を始めました。  2人の子供を連れて6カ所の保育園を見学しました。来年度募集を踏まえて見学者が増える時期のため、なかにはあらかじめ見学日を決めていた保育園もありました。  ある保育園の見学日に行った時、ほかの見学者さんたちと一緒になったのですが、何と私以外は全員妊婦さんだったのです。  転居前の自治体で、一時保育に使う保育園を見学したことがあったのですが、もちろん私もほかの見学者さんも、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこ紐に入れていた人ばかりでした。  ところが、待機児童ワーストの自治体は生まれてからの見学では遅いのです。第一子の1歳児入園はほぼ無理なため、0歳児クラスから入園させなければいけません。  そのため生まれてからの保活では間に合わず、皆さん妊娠中に保育園見学や準備を済ませておくとのことでした。  しかも、保育園見学はあくまでどんな保育園かを確認するため。入れたい保育園を探すためではありません。実際には、保育園を選んではいるのではなく、入れる保育園に入れるしかありません。

一時保育も使用できない自治体も…

出典:写真AC

 結局我が家は保育園に入ることはできませんでした。仕事もあるので、せめて長男だけでもと、預かり保育が充実している幼稚園へ入園させました。  次男は事業枠で一時保育が使える保育園に週に何度か預けながら仕事をしました。  次男が一時保育で使っていた保育園は、専業主婦の方の通院や用事、リフレッシュなどでも使える一時保育も提供していた無認可園でした。  ところが、認可園に落ちてしまった私のような在宅や自営業、パートなどの仕事をしているお母さんたちで一時保育枠が埋まってしまい、一時保育を使いたくても使えない人もたくさんいました。  そんななか、仕事ではなく健康診断のためにいつも使っていた保育園の一時保育を使おうと思った時のこと。仕事のための事業所枠ではない、一時保育枠は埋まっているとのことで預かりができないと言われました。  結局次男が幼稚園へ入園するまで健康診断を受けにいくことができませんでした。働いていなくても保育園に入れる自治体もあります。仕事をしている人はもちろん、専業主婦の人でも何かの理由で子供を預けたいことはあります。  待機児童ワーストの自治体にきて当事者になってみて、待機児童問題についてより深く考えるようになりました。 (ファンファン福岡公式ライター/森野ミヤ子)

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