女の子にはひな人形があるように、男の子の初節句には五月人形や兜をプレゼントされる事が多いもの。 「五月人形は誰が買うもの?」疑問に感じる人も多いのでは。実際、わが家は五月人形を誰が購入するかどうかでプチトラブルに発展した経験があります。
誰が買うかの決まりはない! でも…
五月人形を誰が買うかというルールはありません。ただ、古くから母方が購入する風習やケースが多いことから、何となく母方が購入するイメージをお持ちの方も多いでしょう。 地域的な風習でいうと、東日本は父方が、西日本は母方が買うことが多く見られるそうです。 でも、やはり初孫となると、母方はもちろん父方にとっても可愛いからこそ、「わが家が買いたい!」と思うのも無理はありません。
東の義実家、西の実家なわが家のケース
わが家は主人が東京出身、母である私が関西出身の夫婦です。 そのため婚約の段階から風習や考え方に違いがあり、その度にお互いが譲り合い(?)で乗り切ってきました。 そこに息子が生まれて、”五月人形誰が買うか問題”が勃発しました。 義実家と実家の両方から、「五月人形はわが家が買う!」と言われた私たち。どちらから貰っても嬉しいですし、かといって2つは必要ありません。 どちらも孫のために! と思ってくれているのは分かるのですが、どちらかを無下にすることはできませんし、悩んでしまいました。
正直なママの気持ち
正直、私の気持ちとしては実家にお願いしたいと思いました。というのも、基本的に自宅にいて息子と共に五月人形を見る機会が多いのはパパより私。それなら、私好みの五月人形が欲しいと思ったからです。 デザインだけでなく、収納のしやすさやサイズ感なども色々と選びたいですし、何より実家であれば、一緒に選ぶ楽しさがあります。 やっぱり家族とはいえ義実家は義実家。義理の母にアレコレと五月人形の注文はできませんし、「もし、大きくて私の好みと全く違うものをもらったら…」とも考えました。 パパにも相談しましたが、「ママに任せる!」と放任…。困ってしまいました。
わが家が選んだ答えは?
初節句は息子にとって生涯一度きり。いただいた五月人形は一生わが家の思い出になるでしょう。やはり実家に、お気に入りのものを購入して欲しい。それが私が選んだ答えでした。 でも、せっかく五月人形を贈りたいと言ってくれている義実家の気持ちもありがたいので、自宅で飾ることができる室内用の鯉のぼりをリクエストしました。 本当は「外に飾る大きな鯉のぼりが良いのではないか?」と打診されたのですが、あいにく当時住んでいたわが家は狭いアパートで、とても大きな鯉のぼりを置くスペースはなく、室内用をお祝いとしていただきました。 息子も空気を読んだのか、いただいた鯉のぼりが大のお気に入り! その姿を見て、義両親も喜んでくれているので安心しました。
息子を思ってくれている気持ちを受け取ることが大切
わが家の場合は私の実家、つまり外孫に購入してくれた形になりましたが、前述したように風習や価値観の違いは家庭によって異なります。 いずれにしても、息子を思って「五月人形を購入したい」と思ってくれていることは間違いありません。大切なのは誰が買うかではなく、どんな形であっても、息子を思ってくれている気持ちを受け取り、感謝の気持ちを伝えることだと改めて感じた出来事でした。 (ファンファン福岡公式ライター/yum2525)
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