前途多難なオンライン授業! 4きょうだい同時開始であたふた

 新型コロナウイルスにより、わが家がある地域の学校ではオンライン授業が導入されました。何の準備もなく、いきなり始まったオンライン授業に、先生も保護者も右往左往。なかなかスムーズに進まないのでした。

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高校は順調にスタート! 小、中学校も着々と準備が進み…

出典:Photo AC

 休校になって、まず動いたのは長男が通う高校でした。受験を控えた3年生ということもあり、急いだ対応だったと思われます。収録された化学の授業がYouTubeで配信されることになりました。  その1週間後に、小、中学校でもオンライン授業に向けて準備が始まりました。Wi-Fi環境があるか、PCやタブレットなどの端末があるかなど、家庭のオンライン環境についてのアンケートが行われ、Google Meet(ビデオ会議ツール)での授業動画の配信が決まりました。  必要な個人アカウントは、担任の先生が直接、各家庭のポストに配ってくれました。先生も大変です。わが家では以前仕事で使っていたタブレットに、小3の次女、小5の次男、中2の長女それぞれのアカウントを登録しました。  高校生の長男は自分のスマホでアカウント設定し、授業に参加していたようです。その頃には、化学だけでなく各教科の先生が独自に作った動画が配信されていて、視聴しながら課題を進めていました。  そして、小、中学校の試験配信当日。学年別の時間割通りに、3人それぞれログイン。内容は全員同じで、市の教育委員会が作成したコロナ対策や、これからのオンライン授業の進め方について視聴できました。  これで一安心と思っていたのですが、本配信日に予想外の事態が起こったのです。

子どもが使う端末は、1人1台必要なの?

出典:Photo AC

 本配信の日に来たメールの、時間割を見てびっくり! 3人の視聴時間がかぶってしまい、1台の端末で見ることは不可能だったのです!  あわてて、以前使っていたスマホを引っぱり出して充電。中2の長女が、このスマホを使うことにしました。全ての設定が終わったのは、本配信の5分前!  Wi-Fi環境は整っているし、子どもが使える端末もあるけれど、1人1台必要になるとは…予想していなかったのは、うかつでした。  次の日からは、それぞれに2時間の動画配信がありました。3人分の時間割をチェックし、配信時刻になったらログインして動画を見せる。それだけでバタバタです。  さらに次の週からは、Google Classroomを使った朝の会が始まりました。先生やクラスメートの顔が見られて、子どもたちは喜んでいましたが、全学年が同じ時間なので、私は、さらに大忙し。子どもはスマホやタブレットを持ったまま家の中を移動するので、背景に余計なものが映り込まないか気になるし、3人が同時に使うと声も混ざり合って聞こえにくいし、電波状況もなんだか悪いような…。  中学生は自分のスマホを持っている子が多いためか、ほとんどの生徒がオンライン朝の会に参加していましたが、小学生ではクラスの半数ほどの参加でした。画面の向こうでは先生も、他の先生に聞きながら操作をしたり、ひとり言が配信されてしまったりと、大混乱の様子。  オンライン授業、ぜひ進めてほしいと思っていたけれど、きょうだいが多い家庭は大変です。ママ友の中には、両親が仕事で不在のため、子どもだけでは参加できなくて困ったと言う人も。やっぱり急ごしらえでは難しいですね。学校が再開された今、通常授業を優先してオンライン授業は止まってますが、第2波がやってくる前にタブレットを1人1台配布して、使い方を教えるなど、オンライン授業環境を整えてほしいものです。 (ファンファン福岡公式ライター/おきょうさん)

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