恋愛のすれ違いで悩む方は多くいます。カップルの付き合い方や友達関係、将来のことなどで、考えが合わなかったり誤解が生まれたりすることはよくあるでしょう。
「なんか最近気持ちがすれ違っている」と感じるときは、コミュニケーション不足が原因であるケースが多くあります。違和感を放置していると、最悪の場合は「恋人との別れ」がになってしまうもしれません。
この記事では、恋愛のすれ違いが起きる原因や対処方法を説明していますので、「彼とすれ違っているから乗り越えたい」という方は、参考にしてみてくださいね。
恋愛のすれ違いってよくある?
恋愛のすれ違いは、よくあることなのでしょうか。すれ違いに悩む方のなかには、「こんなにすれ違いがあるのは、自分たちだけなんだろうか」と不安に思う方もいるかもしれません。
20歳〜35歳の女性に「恋愛で相手とのすれ違いを感じたことがあるか」を聞いてみたところ、以下のような回答でした。
「よくある」「ときどきある」と答えた方が80%以上を占めています。恋愛で気持ちのすれ違いが起こるのは、よくあることだといえるでしょう。
恋愛ですれ違いが起きる原因
長く付き合っていると、お互いの考え方や人間関係、将来のことなど、さまざまな内容ですれ違いが起きてしまいます。ここでは、アンケートの結果も紹介しながら、恋愛ですれ違いが起きる原因を解説します。
コミュニケーション不足
恋愛ですれ違いが起きたときの原因を尋ねたところ、圧倒的に多かった答えが「コミュニケーション不足」でした。
「言葉に出さずに態度で分かってもらおうとするため、すれ違いが起きると思う」(27歳)
「お互いの意見を言い合っていないから」(20歳)
「話す時間が少ない」(24歳)
「本音を言わずに我慢して、すれ違っていく」(33歳)
「相手に不満を感じてもなかなか素直に言えず、ため込んでしまい、限界が来てしまうため」(22歳)
彼の態度や行動で気になるところがあっても、言えずに我慢していることはありませんか?「これやめてほしいけど、言ったら嫌われちゃうかも」「はっきり言いたいけれど、どのタイミングで言うべきか悩む」と、なかなか言い出せずに抱えていることがあるかもしれません。
本音を伝えないまま過ごしていると小さな不満が溜まり、気が付けばすれ違いが起きてしまいます。もちろんコミュニケーションですべてが解決するわけではありませんが、コミュニケーションなしで寄り添うことは難しいでしょう。
お互いのことを考えていない
恋愛ですれ違いが起きる原因として、「お互いのことを考えていない」という意見も多く見られました。
「相手への感謝や配慮が欠けたときに起こると思う」(33歳)
「思いやる気持ちをお互いに持てないから」(33歳)
「忙しいと自分本位の考えになってしまうから」(20歳)
「お互いを思いやれない」(33歳)
「お互いのことを考えてないから」(24歳)
忙しいときや相手に何かを優先されたときに、相手の配慮に欠けた態度を見てがっかりすることがあるかもしれません。「いつも私が家のことをやっているのに、当たり前だと思っている」「友達や自分の予定を優先して、私のことは後回し」など、不満が溜まって気持ちがすれ違っていくことがあるようです。
自分が忙しくて相手のことを優先できないときも、相手への配慮や思いやりは忘れないことが大切です。また「2人の間ですれ違いが起きているな」と思ったときは、相手に対する不満ばかり考えるのではなく、あなた自身も「自分本位な態度を取っていなかったかな」と見つめ直してみましょう。
価値観が違う
そもそも男性と女性では、考え方や価値観が異なるところがたくさんあります。どれだけ話し合ったとしても分かり合えないのは、仕方がない場合もあるかもしれません。
「価値観が違うし他人だから」(31歳)
「他人だから」(25歳)
「そもそも男性と女性で考え方が違うから」(34歳)
「相手との価値観や考え方の違い」(21歳)
「まったく同じ考えの人間はいないから」(29歳)
すれ違いが起きたときに、話し合いで解決できるものとできないものがあります。「そもそも他人だから考えが違う」という点を念頭に置き、お互いの意見を尊重する姿勢も大切です。
恋愛ですれ違いが起きたときの対処方法
すれ違いが起きてしまったとき、どのように解消すればよいでしょうか。ここではアンケートの結果も踏まえて、すれ違いが起きたときの対処方法を3つ紹介します。
話し合いの時間をつくる
すれ違いが起きたとき、まずは話し合いの時間を作りましょう。お互いの考えを本音で話し合うことが大切です。
「思っていることを伝える」(29歳)
「面と向かって話し合いをする」(26歳)
「自分の思いを打ち明けて、相手の思いも打ち上げてもらう」(28歳)
「冷静になって、なんですれ違ってしまったかを話し合う」(24歳)
「すれ違っていると思う、と相手に正直に伝え、話し合いの場を設ける」(23歳)
話し合うときのポイントは、冷静になることと、相手の意見にも耳を傾けることです。感情的なまま「なんでやってくれないの!」などと会話をしても解決にはならないため、自分も落ち着いて話せるタイミングで話し合いましょう。
また、自分が言いたいことを言うばかりでなく、相手の意見を聞くことが大切です。もし相手があなたに「改善してほしい」と思っていることがあれば、あなたにとって耳が痛い話もあるかもしれません。相手の意見をないがしろにせず、しっかり受け入れましょう。
嫌なことも受け入れる
すれ違いの内容によっては、妥協したり我慢したりしなければならないケースもあります。
「我慢」(23歳)
「こちらが折れる、謝る」(21歳)
「自分が妥協する」(33歳)
例えば、話し合いの結果「あなたの行動や態度を改善しなければならない」と感じたら、あなたが妥協したり謝ったりしなければならないこともあるでしょう。また、そもそも男女で考え方が違うため、「そういうものなんだ」と受け入れたほうがよい場合もあります。
我慢や妥協がストレスになる場合は別の解決策を見つけなければなりませんが、内容によっては「意見が違って当たり前」と受け入れることも考えてみてください。
距離を置いて時間が解決するのを待つ
話し合っても気持ちがすり合わず、打つ手がないときもあるでしょう。そういうときは、1度相手と距離を取ってみるのもひとつの手です。
「少し距離を置きます」(26歳)
「一旦物理的な距離をとる」(28歳)
「特になにもしない。時が解決できる問題だから。」(35歳)
時間が経てば、「大した問題じゃなかったな」と捉えることができたり、相手の考えや価値観を受け入れる気持ちが整ったりすることもあります。
悩んでいる最中は、あなた自身も冷静に問題を捉えられていない可能性があります。1度距離を置いて誰かに相談してみたり、別のことに夢中になってみたりすると、解決の糸口が見えてくるかもしれません。
恋愛ですれ違いが起きないようにするには?
男女で意見や価値観が違うことはたくさんありますが、できればすれ違いが起きないようにしたいもの。ここでは、事前にすれ違いが起きないようにする対策を3つ紹介します。
嫌なことは言葉で伝える
恋愛のすれ違いの多くは、コミュニケーション不足が原因で起きています。すれ違いが起きないようにするためには、嫌なこともちゃんと相手に伝える意識が必要です。
「嫌なことがあったときに言葉で伝える」(27歳)
「日頃から思ったことは溜めずに、やんわりと伝える」(28歳)
「2人の中で嫌なことははっきり言ったり、多少ルールを決めておく」(24歳)
「日頃から自分の考え、価値観を相手と擦り合わせる」(23歳)
「こちらが何も言わなくても、相手は察してくれると思わないこと」(25歳)
「嫌なことや相手に改善してほしいことは伝えにくい」と思う場合もあるでしょう。しかし、嫌なことを伝えず溜め続けると、気が付けばすれ違いが起きてしまうかもしれません。
「言わなくても察してほしい」と思うのではなく、言い方に気をつけながら相手にきちんと言葉で伝えることが大切です。
思いやりを持つ
すれ違いを防止するためには、普段から相手に思いやりを持つこと、相手に注意したいときも配慮しながら伝えることが大切です。
「譲れるところは譲るようにしている、譲れないものはしっかり話し合う」(25歳)
「日頃から感謝の気持ちを伝え、相手のことを思いやる」(35歳)
「言い方に気をつけてます」(33歳)
「違うなと思った意見でも受け入れるようにしています」(21歳)
「常に相手の意見を聞いて尊重するようにしている」(23歳)
一方的に自分の意見を伝えたり、相手の考えを否定したりすることはやめましょう。伝え方に気をつけて、自分と違う意見も受け入れることが大切です。
また、すれ違いがなくても、日頃から伝え方に配慮したり、感謝の気持ちを伝えたりすることも大切です。普段から思いやりの気持ちを表現せずにいると、「いつも私がやってるのに」と不満が溜まりやすくなります。いざすれ違いが起きたとき、不満が蓄積されていて解決しづらいかもしれません。
連絡はまめにとる
恋愛のすれ違いを起こさないために、まめに連絡することが大切です。
「こまめに連絡をとる、報連相をする」(27歳)
「こまめに話し合う場をつくる」(29歳)
「日頃から言いたいことは言い合える環境をつくる」(29歳)
「LINEで会話するだけでなく、電話をしたり、会った時にたくさん話すようにしている」(28歳)
「日ごろから、小さなことでもコミュニケーションを取るようにしています」(30歳)
すれ違いは、いつ起きているかわかりません。こまめに会話をすることで、異変にも早く気が付きやすくなります。すれ違いの溝が大きくなりすぎると、「気がついたときには修復不可能」という状態になっているかもしれません。
恋人と近くに住んでいなくても、「LINEや電話などで頻繁にコミュニケーションをとる」「意識的に話し合いの場をつくる」などの工夫をしましょう。
恋愛のすれ違いはコミュニケーション不足から始まる
恋愛のすれ違いの多くは、コミュニケーション不足から始まっています。普段から本音で会話ができておらず、気が付けばすれ違いが起きているというケースが多いようです。すれ違いを防ぐためには、日頃からまめにコミュニケーションをとることが大切です。
また相手も他人である以上、どうしても「考え方や価値観が合わない」ということはあります。ときには問題にこだわりすぎず、「妥協する」「譲れるポイントは譲る」という意識も大切です。
【データ出典】
恋愛のすれ違いに関するアンケート
調査期間:2024年11月27日〜30日
有効回答数:70人
(インターネットによる20~35歳までの女性へのアンケート調査)
(ファンファン福岡公式ライター / Asumi)