「盛りすぎでしょ!」ママ友のキラキラインスタにイラっとしたら…

 Twitter(ツイッター)、Facebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)、LINE(ライン)…。移り変わりの激しいソーシャルネットワークサービス(SNS)の世界。キラキラとした投稿に疲れてしまい、SNSから離れる人も少なくないのだとか。筆者の友人も疲れてしまった一人。何があったのでしょう。

出典:iStock.com/SrdjanPav

 友人Aが、最近ストレスを感じているのがインスタグラムです。
 以前は、趣味のハンドメードやインテリア、メーク、子育て情報を見るために活用していました。つながっていたのは、SNSの世界で知り合った他人ばかり。みんなのすてきで丁寧な生活をのぞき見ていると「うらやましい! ねたましい!」という感情は全く生まれず、素直に「すてきだな。私も生活に取り入れてみたい!」と楽しむことができました。

 そんな居心地のよかったSNSが負担になってきたのは、現実のママ友とつながった時からでした。Bさんは30代前半のママ。会話の流れで
 「Aさんもインスタやっているの? 見てみたいな」と聞かれてお互いのアカウントをフォローしあったのが運の尽き。

 Bさんの投稿が、盛りすぎ(現実よりも、よく見せようとする)で、次第にイライラが募るようになっていったのです。
 例えばBさんの投稿に多い自撮り写真は、まるで別人! 10代に見えるくらい若く修正した写真を見ては、「本当の顔と全然違うじゃない。足だってこんなに長くないし、目尻のしわや、ほうれい線もがっつり消してる!」と思うようになりました。さらに自撮り写真だけでなく、キラキラと盛りすぎな日常自慢も、いら立つ原因でした。

 普段は控えめなキャラのBさんですが、インスタグラム上での彼女はキラキラ自慢がすごかったのです。

出典:iStock.com/Jovanmandic

 「週末は、非日常的な体験をして癒やされた #伊豆 #エステ #たまにはいいよね」
 「旦那様からのサプライズプレゼント! 結婚してよかった! 毎年好きが更新されてゆく… #結婚記念日」
 こうしたのろけや自慢ばかりの投稿に、Aはうんざり。これまではSNSの世界だけでつながった他人ばかりだったので、キラキラ投稿を目にしても「幸せそうでいいね」と流せていたのですが、リアルな知り合いのママ友だと、現実の姿を知っているだけに、つい気に障ってしまうのです。

 最初はBさんの投稿がアップされるたびに「いいね!」ボタンをタップし、「旅行でエステなんて日常を忘れちゃうね」と好意的なコメントを残していましたが、だんだんいら立つようになり、「いいね!」と心から思えなくなってきました。

 そして、こんな風に人に対していら立つ自分自身にも「こんな風に人に対して思いたくないのに…」と自己嫌悪でストレスがたまっていきました。いよいよ彼女のIDをブロックするか、フォローを解除しようかと思うほど、ストレスになっていましたが、こうした方法は相手に通知されてしまうため、ママ友関係も気まずい雰囲気になってしまいそうです。
 「何かうまく解決できる方法はないか…」と調べていると、Aはいい機能を見つけました。

 それはインスタグラムのミュート機能。これを使えば相手には通知されず、相手の投稿を非表示にできます。これなら見たくもない、Bさんの修正しまくりの自撮り写真や、旦那に対するのろけ、自慢を見ずに済みます。以前からある機能なのに気づかずにいました。

 やり方は簡単。まずBさんの投稿を表示して、右上の「…」マークをタップすると、「投稿をミュート」と「投稿とストーリーズをミュート」という表示が出てくるので、希望の方法をタップするだけ。ちなみに、ストーリーズというのは24時間で消える画像や投稿のことで、Bさんは「どうせ24時間で消えるし」と思っているのか、旦那とイチャイチャしている動画を投稿していました。

 これもまた、なぜ他人の旦那とママ友の甘い会話を聞かなければいけないのか、と不快に思っていたので、Aは「投稿とストーリーズをミュート」を選択しました。Bさんをミュートして、心の平穏を取り戻したAは、こう言います。  
 「SNSは非リアルに限る! リアルなママ友とつながると、盛りすぎなSNS世界と現実とのギャップに、いら立つからね」と断言しています。ミュート機能、筆者もなぜかイラッとしてしまう、あの人をミュートしようかと思っています。

(ファンファン福岡一般ライター)

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