わが家には、上は中学生から下は未就園児まで4人の子どもがいます。女の子3人は野菜が苦手で「どうやったら食べてくれるのかしら?」と料理担当の妻は、毎日頭を抱えていました。ところがある日、妻の工夫から娘たちは野菜を食べられるようになっていきました。パパライターが、その時の出来事と調理のコツやおすすめメニューを妻に代わって紹介します。
いろいろと試した結果、細かく刻んだ野菜は、サラダや炒め物では食べづらく、ハンバーグのようなこねる料理や麻婆豆腐のようなとろみがある料理が向いているようだと分かりました。野菜が苦手なお子さんがいたら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか? ○おすすめのメニュー ・肉団子 ・メンチカツ ・春巻き ・親子丼 ・オムレツ わが家の野菜嫌いたちは、まだ細かくしないといけませんが、ネタばらしをしても「おいしいね」と言って食べています。子どものために、手間を惜しまず調理している妻には頭が下がります。 食後に、妻から「今日も野菜を細かくして入れたんだよ」と言われると、私が「本当に? 全然気付かなかった(笑)」と答えるのが、わが家の恒例になっています。 (ファンファン福岡公式ライター/【けんちゃん】)
いつもと違うハンバーグに子どもたちの反応は?
3人の娘は、野菜全般が苦手でした。特に小学生の次女は、大好きなうどんもネギが少しでも入っていると全く食べません。肉野菜炒めの場合は、野菜を残して肉だけ食べるといった具合です。栄養のバランスを考えると、将来病気にならないかと、妻は心配していました。 ある時、子どもたちから「ハンバーグが食べたい!」というリクエストを受けた妻は、タマネギをみじん切りにしていて、ひらめきました。 「タマネギ以外の野菜も、細かくしたら食べるかも」 妻は、普段はハンバーグに入れないピーマンやニンジンをみじん切りよりも細かくして、大量にタネへ練り込みました。「さすがに入れ過ぎたかな? 食べてくれなかったらどうしよう」と思いつつも、野菜たっぷりハンバーグを焼き上げました。 夕飯の準備が整い、ドキドキの瞬間です。すると子どもたちは、いつもと同じように「おいしい!」と言いながらパクパク食べ進めます。私も完食しましたが、大量の野菜が入っているとは全く気付きませんでした。 「これはいける!」と思った妻は、この時以来、さまざまな料理に細かく刻んだ野菜を混ぜるようになったのです。