好きだけど別れる理由は?経験者に聞いた!別れる勇気がないときの対処法と別れたその後を解説

 「相手のことが好きだけど、別れたほうがいいかもしれない」と考えている方は、なかなか決心がつかず、苦しんでいるかもしれません。「好きだけど別れる」ということは、意外と多くの方が経験しています。

 今回は、経験者の意見をもとに「別れる理由」「別れて後悔しないのか」などを解説します。「好きだけど別れるのはつらそうで勇気がない」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

好きだけど別れたのはなぜ?経験者70人の心理を紹介

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 「好きだった恋人と別れる」というのは、意外と多くの方が経験しています。好きだった恋人と別れた経験がある男女合計70人に、別れた理由を聞きました。ここでは最も多かった回答を紹介します。

将来への不安があったから

 別れた理由で最も多かったのは、「将来への不安があったから」というものでした。

「結婚願望が向こうになかった。将来幸せに過ごしている姿が想像できなかった。」(30歳/女性)

「お互いの将来への考え方が違ったため。」(34歳/男性)

「お互いの将来への価値観の違い。」(30歳/男性)

「私は結婚したかったが、向こうに結婚願望がなかったから。」(29歳/女性)

「相手の就職先に将来性を感じなかったから。」(35歳/女性)

 「恋人と別れない」ということは、多くの場合は「いつか結婚する」ということになるでしょう。そのため、「結婚を想像できない」「相手の将来に不安がある」という場合は、必然的に別れることになってしまいます。

遠距離恋愛になったから

 好きだった恋人と別れた理由には、「相手と遠距離恋愛になったから」というものも多くありました。転勤や引っ越し、仕事関連で遠距離恋愛になり、恋人関係を続けることが難しくなったという意見です。

「自分は関東で相手がほかの地方に引っ越すから。」(25歳/男性)

「遠距離でなかなか会えなかったから。」(24歳/女性)

「大学進学により、遠距離恋愛になってほとんど会えなくなってしまうため。」(35歳/男性)

「転勤で離れてしまった。」(32歳/女性)

「遠距離恋愛で、お互いに仕事を変えて近づくという選択が取れなかった。」(33歳/男性)

 転勤などで遠距離恋愛が決まったタイミングで、結婚の話に繋がるというパターンもあるかもしれません。しかし、年齢によっては結婚まで踏み切れないこともあるでしょう。また「遠距離恋愛を数年乗り越えてから結婚しよう」と思ったものの、遠距離恋愛が続かなかったということもあります。

相手に冷めてしまったから

 好きだった恋人でも、冷めてしまったらなかなか修復が難しいかもしれません。付き合い始めたときは好きだった相手が、何かをきっかけに冷めて別れるというパターンが多く見られました。

「彼の気分などに振り回されてばかりな気がして、少し疲れてしまった。」(25歳/女性)

「付き合ったら理想の彼ではなかった。」(31歳/女性)

「相手がほかに好きな人ができたからです。」(26歳/女性)

「浮気性だったから。」(35歳/女性)

「価値観や考え方の違いが大きくなってしまって別れました。」(29歳/女性)

 付き合ってから「思っていたのと違った」「価値観がだんだん合わなくなった」というのは、よくあることです。恋愛対象として見れなくなると、別れに進む可能性が高くなるでしょう。

好きだった恋人と別れてよかった?後悔した?

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 「恋人が好きだけど別れるべきか」と悩んでいる方は、「別れて本当に後悔しないか?」ということが1番気になっているのではないでしょうか。好きだった恋人と別れた経験者に「別れてよかったと思うか」を聞いたところ、以下のような結果になりました。

 60%以上の方が「別れてよかった」と答えています。「どちらともいえない」という方も34%いますが、半分以上の方が別れてよかったと考えているようです。

好きだった恋人と別れてよかった理由

 上記のアンケートで「別れてよかった」と答えた方に、なぜ好きだった恋人と別れてよかったと思うのかを聞いてみました。

もっといい人に出会えた

 好きだった恋人と別れた結果、「もっといい人に出会えた」という方がたくさんいました。

「今の旦那さんに出会えたから。」(36歳/女性)

「別の出会いがあったから。」(33歳/女性)

「別の人と付き合えて結婚までしたから。」(26歳/女性)

「もっといい人に出会えた。」(32歳/女性)

 好きだった相手と別れたことで「もっといい出会いがあった」という意見が見られました。その後付き合った人と結婚したケースも多くあります。

 別れは辛いことではあるものの、別れがあるからこそ新しいパートナーや結婚相手との出会いがあるともいえるでしょう。

毎日が楽しくなった

 恋人と別れたことで、「相手のために我慢したり、喧嘩したりすることが減って毎日が楽しくなった」という意見が多くありました。

「相手の時間に合わせることなく楽に過ごせるようになった。」(28歳/女性)

「今も自分にお金や時間を費やして過ごしているため。」(25歳/女性)

「幸せな時間より辛い時間が長かったから。」(25歳/女性)

「お互いに好きでも、喧嘩ばかりはしんどいから。」(35歳/女性)

 恋人と別れると、自分のお金や時間を自分だけのために使うことができます。また、「よく喧嘩していた」「相手のために我慢することがたくさんあった」という方は、別れてスッキリすることもあるかもしれません。

人生の不安が減った

 「好きだけど別れる」という方には、「将来が不安」「結婚相手として本当にいいのか」といった将来に向けた不安を持っている方が多くいます。別れることでそれらの不安が減り、気持ちが楽になるパターンもあるようです。

「精神的にすごく楽になりました。」(34歳/女性)

「不安なまま過ごすより別れて、今の自分を正解にするしかないと思ったから。」(33歳/女性)

「金銭的に将来が不安だったから。」(25歳/女性)

「結婚する気のない人といる時間はムダだったから。」(35歳/女性)


 別れることで「この人で大丈夫だろうか」という不安がリセットされ、自分の時間を有意義に使えるようになるようです。人生には不安が付き物ですが、別れるか迷っている方は、「一生抱えられそうな不安か」を考えてみるといいかもしれません。

好きだった恋人と別れて後悔した理由

 「好きだった恋人と別れてよかった」という人ばかりではありません。ここでは、後悔した方の意見を見てみましょう。

「一応まだ好きだったし、少し未練があったから。」(25歳/女性)

「相手はわからないけど自分はかなり引きずったため。」(34歳/女性)

「好きだから長い間忘れられなかったし、遠距離でも頑張ればよかったと後悔したから。」(25歳/男性)

「自分に余裕ができた時にまた会いたくなったから。」(34歳/女性)

「今現在はお互いに結婚しているが、あのとき別れなかったらと思うことがあるから。」(34歳/女性)

 後悔している人の多くは、「未練がある」という意見でした。好きだった相手だけに、別れても相手のことを忘れるまでに時間がかかることがあるでしょう。忙しさや遠距離を理由に別れたものの、余裕が出てきたころに「また会いたい」と思ってしまう方も多いようです。

 「別れても未練がありそう」という方は、1度立ち止まって慎重に考えてもよいかもしれません。

好きだけど別れたほうがいい相手とは?

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 好きだった相手と別れたことがある方には、「別れてよかった」という人もいれば「別れて後悔している」という人もいます。できるなら、別れた後に後悔はしたくないもの。

 今別れ悩んでいる方のなかには、「好きだけど別れたほうがいい?」「本当に別れて後悔しないのか」と思っている方もいるでしょう。ここでは、好きだけど別れたほうがいい相手の特徴を説明します。

2人の将来をイメージできない人

 好きな人と別れた経験を持つ方に聞いたところ、最も多かったのは「2人の将来をイメージできない人」でした。

「お互いの価値観や将来への考え方が大きく異なる相手。」(34歳/男性)

「将来の展望が描けない人。」(33歳/女性)

「結婚してもうまくいかないであろうことが予想できる相手。」(35歳/女性)

「結婚を考えられない人。」(28歳/女性)

 「別れない」ということはほぼ「結婚する」ことになるため、結婚願望があるけれど将来をイメージできないのであれば、別れを考えたほうがよいかもしれません。結婚の価値観が違ったり、将来一緒にいることを想像できなかったりする場合は、付き合っていても長続きしない可能性があります。

 特に「早く結婚したい」「年齢的にも結婚を急ぎたい」という方にとっては重要なポイントです。

価値観が合わない人

 価値観が合わない人とは末長く一緒に暮らすのが難しく、別れたほうがよいことがあります。

「価値観がまったく合わない人。」(25歳/男性)

「自分が我慢して無理をしながら付き合っている相手。」(26歳/女性)

「価値観の違う人、自分だけが無理をしないと付き合えない人。」(35歳/女性)

「価値観が合わない相手。」(34歳/男性)

 お金や生活、仕事などで価値観が大きく合わなければ、どちらかが自分の気持ちを我慢して付き合うことになります。最初は我慢できても次第にストレスが溜まりやすくなり、別れに発展してしまうでしょう。

 違う人間同士で価値観が異なることは避けられませんが、相手が譲れない考えや好きになれない価値観を持っている場合は、今後も付き合い続けるべきか考えたほうがよいかもしれません。

思いやりがない人

 思いやりがない人とは、恋人関係を長く続けるのが難しいでしょう。頑張って付き合ったとしても、いざ結婚となって家族や友人に会わせるときに、思いやりがないために嫌な気持ちになることがあるかもしれません。

「相手に対する思いやりがない。」(30歳/女性)

「自分ばかりで、こちらを大切にしてくれない人。」(25歳/女性)

「自分が傷つくことをしてくる。」(35歳/女性)

「対等に付き合えない人。」(32歳/女性)

 一般的には、恋愛中よりも結婚後のほうがお互いの不満が増える傾向があります。付き合っている時点で既に「思いやりがない」と思っているのであれば、結婚後はさらに相手の嫌なところが気になってしまうかもしれません。

別れる勇気がないときはどうする?

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 「価値観が合わない」「将来が見えない」といった理由から「相手と別れたほうがいいかもしれない」と思っても、別れる勇気を持てないこともあるでしょう。別れて辛くなったり、後悔したりするのが怖いという方もいるかもしれません。

 ここでは、別れる勇気がないときに取るべき行動や考え方を紹介します。

連絡を取らないようにする

 「別れたほうがいいけれど別れる勇気がない」というときは、連絡を取らないようにするのが1番です。

「すべての連絡先を消去、全ブロック。」(28歳/女性)

「連絡を絶つ。」(26歳/男性)

「とにかく着信拒否。」(34歳/女性)

「連絡先を思い切って消す。」(27歳/女性)

 連絡先が残っていると、別れ後寂しくなったときに、つい連絡してしまうことがあるかもしれません。思い切って「LINEを消す、ブロックする」「電話を取らない」など連絡手段を切れば、相手のことを考える機会が減るでしょう。

もっといい人を探す

 「恋愛の傷は新しい恋愛で癒す」といった話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。別れは辛いですが、別れた後にもっといい人に出会えれば、過去の恋愛に対する未練がなくなります。

「ほかの人を探す。」(32歳/男性)

「もっといい人がいるからお別れしよう。」(28歳/女性)

「もう新しく相手を見つけてから別れる。」(22歳/女性)

 「別れたらもっといい人がいる」と考えるようにして、別れに前向きな気持ちになると別れやすいかもしれません。すでにほかに気になる相手がいれば、より別れへの不安が少なくなるでしょう。

無理矢理でも別れを伝える

 別れる勇気を持てないときは、時には未練があっても自分からはっきり別れを伝えることが必要です。

「相手のためと自分に言い聞かせた。」(28歳/女性)

「無理矢理にでも距離を取る。」(33歳/女性)

「無理矢理でも別れた。」(31歳/女性)

「物理的に離れるようにして、距離を置く。」(29歳/女性)

 距離を置いたり連絡頻度を減らしたりしつつ、思い切って別れを告げましょう。どうしても自分で決断できないときは、友達に相談に乗ってもらって背中を押してもらうのもひとつの方法です。

好きだった恋人と別れたその後

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 「好きだった恋人と別れた後、次の恋に進めるのか」と不安に思う方もいるかもしれません。好きだった相手と別れたことがある方に、「別れた後どうなったか」を聞いたところ、以下のような結果になりました。

 80%以上の方が、「新しい恋に進んだ」と答えています。別れときは不安だったり辛かったりしたかもしれませんが、別れた後は前向きに次の恋に進めていることがわかります。

 また、別れた後次の恋愛に進むまでにかかった時間を聞いたところ、回答は以下の通りでした。

 回答にはばらつきがありますが、「半年以内」と答えた方が26%、「半年〜1年以内」と答えた方が30%います。半分以上の方が1年以内には次の恋に進んでいるようで、辛い別れの後もあまり引きずりすぎずに恋愛しているといえそうです。

好きだけど別れるのは、お互いの将来のため

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 「好きだけど別れるべきか」と悩んでいる方は、答えが出せずに胸を痛めているかもしれません。「別れて後悔しないか」という不安や別れを告げる勇気を出せないことに悩んでいるでしょう。

 しかし、別れた後にはまた新しい出会いが待っているかもしれません。別れはネガティブなものとは限らず、お互いの将来のために必要なステップとなっている可能性もあります。

 今悩んでいる方が、相手や自分の将来をよく考えて1番よい決断をできるよう祈っています。

【データ出典】
好きだけど別れた経験のある方向けのアンケート
調査期間:2025年2月5日
有効回答数:70人
(インターネットによる20~36歳までの男性・女性へのアンケート調査)

(ファンファン福岡公式ライター / Asumi)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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